G Suite 検証中にメールサーバーを襲った、 3.11直後の計画停電。CASIOと電算システム、 PJメンバーの総力を結集して5,000名/2週間の移行を実現!!

目指すのは、カシオグループ社員が快適で安心して利用できるコミュニケーション環境の構築による、“生産性向上”と“ITコスト削減”の両立である。選定要件の〈コスト〉〈品質〉〈機能面〉で他の2製品との比較検討を開始した結果、 G Suite の評価がダントツで一位。アクセス制限機能等のサードパーティ製サービスについても数社からプレゼンを受け、ほぼ導入する方向で動いていた矢先、東日本大震災の影響により計画停電がスタート。なんと、メールサーバーを置いていたIDCが実施区域に指定され、当時は自家発電装置も設置していなかったため長時間の停止を余儀なくされたのだ。ビジネスのライフラインともいえる通信手段を失い、現場は混乱を極めた。これが続けば、損失は莫大なものとなり、企業としての信用にも関わる深刻なかつ緊急の事態。そこで、5,000名もの利用者を抱えるグループ内に、2週間で G Suite へのリプレイスを断行するという無謀とも思える挑戦が始まった・・・。

G Suite 導入の決め手
将来性の高さが後押し!「今後利用したい」第1位のグループウェア
主要メーカー3社の〈コスト〉〈品質〉〈機能〉で比較検証を行いました。コスト・品質面では、既存システム以上の高い稼働率と大幅なコスト削減を目指し、機能面では基本的なメール容量のUPは当然のこと、高い拡張性・充実度を求めました。グループ全体への展開の容易さや多言語対応といった拡張性、写真や動画などの情報共有の利便性、スマートデバイスへの対応等々、圧倒的な充実度と期待のもてる将来性を考慮した選定の結果、 G Suite の評価が1位に。
メールやグループウェアのクラウド化が、まだ今ほど一般的ではなかった当時、 G Suite のセキュリティ面を懸念する声もありましたが、ITR(2010年 国内215社調査)の調査結果により、それらの不安も解消されましたね。今後利用したいかどうかのアンケートでは、《 A社製品:12.7%(第3位)》《B社製品:13.2%(第2位)》を抑えて、《G Suite:26.5%(第1位)》でした。将来性の高さは数字を見れば明らかです。クラウドサービスの G Suite だからこそ、2週間という短期間でも問題なくスピード導入できたのだと思います。(国吉様)
ご担当者様プロフィール


社内ネットワークの構築に従事。
2004年7月カシオ情報サービス株式会社に出向しここ数年はグループウェアやWEB会議等のコミュニケーションツールの導入と社内利用拡大に奮闘。

電卓、電子手帳、電子辞書の商品企画・開発業務に従事。
2010年11月、カシオ情報サービス株式会社に出向し、
新コミュニケーションツール導入プロジェクトに参画。
以来、G Suite の導入・利用拡大に邁進中。
担当SEから一言

その信念は実際に運用されるようになってからも変わることなく、常にG Suite をより安全に、かつ、有効的に活用する方法を模索されており、 新機能が追加される度、その活用方法についてご相談くださいます。担当SEとしてその熱意に応えられるよう、これからも精一杯サポートさせていただきます。
Corporate Information

後に電子式卓上計算機を発売する。近年は電波時計や 電子楽器、デジタルカメラ、電子辞書、システム機器などを 主力商品として積極的に展開しています。
社是は「創造 貢献」で、これは「世の中になかったものを 創造することによって社会に貢献する」という意味で、 独創的な機能を、ユーザーに提供し続けています。
社名 | カシオ計算機株式会社 |
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所在地 | 〒151-8543 東京都渋谷区本町1-6-2 |
事業内容 | 電子機器の製造・開発・販売 |
創業・設立 | 1957(昭和32)年6月1日 |
従業員数 | 2,608名(単体)、11,663名(連結) |
URL | http://casio.jp/ |
※ 記載内容は2012年3月31日現在