
顧客情報を扱うカスタマーサポート部門、セキュリティを第一優先で Chromebook™ を採用
freee株式会社様
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株式会社オープンハウス
1997年の創業以来、首都圏を中心とした新築戸建、新築マンションの分譲を主力事業に急成長を遂げているオープンハウスグループ。運用やセキュリティ面での制約上、PCを社外に持ち出すことが難しかったり、1人複数台で運用しなければならないなどいくつかの課題を抱えていました。
その状況を打破するために2017年12月より、同グループの新築マンション分譲事業の営業担当者用に Chromebook の導入を開始しました。Chromebook の導入によって、端末コスト削減と端末管理の効率化が進んだ他、運用面においても様々なメリットを感じているとのことです。
(取材日:2018年5月17日)課題
対策
効果
同社のシステム基盤を支える情報システム部クラウド推進グループでは、業務を改善するクラウドソリューションを積極的に導入しています。「必要に応じてスケールアウト/インができる柔軟なインフラ構築を目的にソリューションを選定しています。常に最新の情報にアンテナを張る一方で、業務に使うシステムであることから安定した稼働も重視しており、ミニマムで検証しながら導入を推進しています」と話すのは、同社情報システム部クラウド推進グループ次長鈴木貴臣氏です。
Chromebook を導入するきっかけとなったのは、新築マンションの営業部からの「持ち運べる端末が欲しい」という要望でした。導入前、営業部の社員は、本社と担当している物件の近くにあるインフォメーションセンター(拠点)を行き来するため、本社に1台、拠点に1台と実質的に2台の端末を保有していました。同係長会見春香氏は「社外持ち出しを前提にしていなかったため、それらの端末は重量があるので持ち運びには適していませんでしたし、紛失に備えた十分なセキュリティ対策も施されていませんでした。そのため本社の端末をメイン端末とし、各拠点の端末から本社の端末にリモート接続する形で運用していました」と導入前を振り返ります。
加えて営業部からは「接客時にPCやタブレットで資料を見せたい」という要望もありました。端末の2台持ちという状況、端末のセキュリティ対策という課題に加え、営業部からの要件を踏まえて、機器の選定を行いました。機器選定では、端末を紛失しても多重防御の原則に基づいて情報漏えい対策ができる Chromebook のセキュリティを高く評価しました。
「暗号化で保護する端末の場合は、キッティングに工数がかかりますし、端末の処理速度も遅くなります。しかし Chromebook はリモートロックで簡単に利用不能にできますし、データもクラウド上に保存されているという点を評価しました」と会見氏。
Chromebook の導入について、経営層からの理解も早かったとのこと。「必要費用を試算してみると、端末本体の価格が安価であることに加え、ウィルス対策などのソフトが不要であることから、既存と比べて3年間で約3割のコスト削減効果が得られることが分かりました。セキュリティが強化される上にコスト削減にもなるなら進めるべきと、社内決裁もスムーズに承認されました。」と鈴木氏は話します。
一方で、導入の障壁となった課題もありました。一つはプリンタの問題。Chromebook はソフトウェアやドライバをインストールできないため、社内のネットワークプリンタに接続できません。この課題はクラウド上にプリンタサーバーを用意することで解決できました。また、既存の共有ファイルサーバーへのアクセスができないことも課題でしたが、こちらは必要なファイルを Google ドライブ™ に移行することで解決しました。
実際に Chromebook を営業活動で利用しているマンション開発事業部営業部マネージャーの増田隆司氏は、「デバイスを安心して持ち運べるため、場所に縛られずに業務ができるようになりました。社外にいても必要な物件の情報を見ながら、お客様からのお問い合わせに対応できるなど、レスポンスが早くなったと感じています」と話します。なお、顧客の重要な個人情報については社内のネットワーク以外からはアクセスできないように制限されています。
同田村祐樹氏は、タブレットモードにすることでお客様に情報を見せながらご案内ができることを評価しています。「これまで印刷に時間がかかってお待たせしてしまうことがありましたが、Chromebook を導入してからは、タブレットモードで必要な情報を見せながら説明し、あとで紙の資料をお渡しすることができるようになり、スムーズな接客ができるようになりました」
会見氏は「端末が故障した時の対応も非常に楽になりました。以前はPCが故障すると、データ復旧や端末交換、データ移行とかなりの工数が掛かっており、状況によっては重要なデータが復元できない事もありました。Chromebook ならデータの保存先を Google ドライブ に設定できるので、バックアップの点でも安心できます」と話します。
鈴木氏は起動の速さも評価しています。「1人1日5分短縮できたと考えれば、年間で何千万円分の稼働工数の短縮につながっています。持ち運びしやすい重量ですし、使えば使うほどメリットを感じます」。
機器の購入窓口である電算システムについては、「対応のスピード、端末に対しての知識・提案力についても満足している」と会見氏は評価しているとのこと。今後は、他の営業部門でも導入を拡大していきたいとのことです。
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株式会社電算システム
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