顧客情報を扱うカスタマーサポート部門、セキュリティを第一優先で Chromebook™ を採用
freee株式会社様
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株式会社ロッテ
1948年、チューインガムの製造販売で創業した株式会社ロッテ。「お口の恋人ロッテ」のキャッチコピーで、チョコレート、キャンディ、ビスケットなど多様なお菓子を展開しています。主力のガム事業では国内トップシェアを誇り、最近では「噛むこと」の健康効果の研究事業にも力を入れています。また環境に配慮した取り組みとして、再利用可能な容器「Loop」(テラサイクル社)を使ったガムの販売を開始する予定です。
同社では、2020年1月より Chromebook を2600台導入し、業務に利用しています。コロナ禍における緊急事態宣言でのリモートワークでも活用でき、通常通り業務を継続できました。
(コロナウイルスの影響により、取材はオンラインで Google Meet™ を利用)
課題
対策
効果
ICT戦略部部長の緒方氏は、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する立場として Chromebook の導入を進めてきました。導入前のIT環境には様々な課題があったと話します。
「 Chromebook 導入前は、オフィスにいる社員は全員デスクトップ端末を使っていました。物理的に持ち運びができないので、リモートワークなど新しい働き方に対応できないという課題がありました。営業部門などの一部の社員はノートパソコンを使っていたものの、社内は有線LANだったため、社内の会議でパソコンを利用することはありませんでした。
もう一つの課題は端末管理です。人が異動すると端末の利用者が変わります。端末の利用者はPC管理台帳で管理していましたが、ユーザー任せだと、正しく更新がされてない事がありました。
加えて、2011年からVDI(仮想デスクトップ環境)を導入し、シンクライアント端末を利用していましたが、VDI上での動画視聴やWEB会議の映像は処理速度が追いつかず遅延したりスムーズに表示されないという課題もありました」(緒方氏)
ノートパソコンへの切り替えを決めるのと同時に無線LANの導入も行い、社内のどこにいても仕事ができる環境を整えました。端末の導入にあたっては、いくつかの候補の中から選定を行いました。
「他社のシンクライアント端末と比較検討をしました。価格、機能、セキュリティ、運用の煩雑さ(故障率、端末管理など)といった視点から検討した結果、 Chromebook が優れているということから選定しました。既に2019年2月より使用している Google Workspace との親和性が高いことも評価しました」(緒方氏)
経営陣への提案では、導入に対する懸念の声は特になかったということです。緒方氏が日頃から、ビジネスの成長にはDXが必須と訴え続けていたこともあり、新しい働き方への期待の方が大きかったようです。
端末調達ベンダーとして電算システムを選んだ理由については、次のように話します。
「Chromebook の導入実績が豊富で、サポート体制が充実していること、費用面でも問題ないことからお願いしました。
実際、導入時の端末設定やチューニングでは、サポートがあり助かりました。VDIの関連での不具合がありましたが、一緒に検証しながら解決できました。また緊急事態宣言下で端末需要が急増する中、きちんと予定台数分を納品してもらえました」(緒方氏)
導入後は、ユーザーが活用できるかということに不安がありました。
「1台の Chromebook には Chrome OS とVDIに接続するためのツールが入っています。WindowsはOffice製品や業務システムの利用があるため、必須でした。Chrome OS でできること、VDIでできることを切り分けて、導入時に丁寧に教育を行いました。
その結果、想定以上にトラブルなく、使い方に慣れてくれたと思います。緊急事態宣言でテレワークになりましたが、問題なく業務を続けられましたし、WEB会議の映像も遅延や途切れることなく、Google Meet で会議を行っています」(緒方氏)
ユーザーの立場から、広報部似内氏は次のように話します。
「始めはOSの切り替えなどに戸惑いがありましたが、すぐに慣れて使いこなせるようになりました。リモートワークで、端末を自宅に持ち帰って通常通り仕事ができたので、本当に助かりました。
Chromebook と Google Workspace の相乗効果で、通常の業務も効率化できていると感じています。スケジュールの共有、チャットなどの活用で、会議招集にかかる時間などが大きく削減されましたし、Google Meet による会議も定着し、資料共有などを含めスムーズなコミュニケーションが取れてきています」(似内氏)
システム運用業務では、Chrome 管理コンソールから、端末の一括管理ができるようになり、業務負担が減りました。
今後は、Google Workspace をより活用できるように、社内教育を進めていく予定です。緒方氏は、ロッテのDX推進として、今後の展望を次のように語ります。
「DX推進のためにも、全社員のITリテラシーを高めていきたいです。BIツールの活用、RPAの導入などをすでに進めていますが、高度なデータ分析ができるデータサイエンティストの育成などは急務です。業務システムが整ったので、今後は競争優位性を出す分野に投資をしていきたいです」(緒方氏)
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