
顧客情報を扱うカスタマーサポート部門、セキュリティを第一優先で Chromebook™ を採用
freee株式会社様
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株式会社コトラ
「人が変われば、企業が変わる仕組みが変われば、人が活きる」という理念の元、プロフェッショナルが活躍する社会をつくる株式会社コトラ。同社では、人材をキーワードに人材紹介、デジタル化推進サービス、クラウドソーシングサービス、コンサルティングサービス、理系新卒採用サービス、行動価値観サーベイのアセスメント事業の6つを展開しています。
同社では、2019年9月より社内の既存端末に CloudReady をインストールして、 Chrome OS デバイスとして活用する運用をしています。費用を抑えてセキュリティを強化したパソコンへのリプレースを実現しました。
課題
対策
効果
株式会社コトラでは、経営の課題に対して人材を切り口に人と仕組みの包括的ソリューションをワンストップで提供しています。同社では、個人情報を多く扱うことからセキュリティの堅牢な端末を必要とし、2015年9月に、社外利用をメインとして Chromebook を導入していました。
「社外に持ち出しても安全に利用できる端末として、シンクライアント端末を探していましたが、当時は価格が高額でした。この時、 Chromebook ならシンクライアント端末として利用できるし、価格もお手頃ということで導入をしました」(堀氏)
2019年になり、社内の多くの端末がWindows7を使っていましたが、2020年1月にサポート期間が終了することが課題になっていたそうです。
「Windows7の端末は古くて、Windows10にアップグレードするにはCPUの性能やメモリが足りず、通常業務ができないという課題がありました。またWindows端末はセキュリティを強化しようとすると、どうしても設定の手間とコストがかかっていました。どうしようかと悩みましたが、Windowsにこだわらなくても、 Chrome OS だけでも業務が回ると発想を転換させ、 Chrome OS を導入できないか検討しました。
その時に、手持ちの端末を Chrome OS ライクにできる CloudReady を知り、テスト導入することにしました」(堀氏)
すでに Chromebook を利用していたので、社員は Chrome OS になじみがありましたが、通常業務でも問題なく運用できるかどうか、動作検証を行いました。
「一部の社員と社長が古いWindows端末に CloudReady の無償版を導入してテストをしました。業務に必要な作業には問題なく利用できることを確認できたので、電算システムに問い合わせし、有償版のEnterpriseライセンスの申込みをしました」(堀氏)
有償のEnterpriseライセンスでは、 Chromebook と同じように、管理コンソールからの端末の一元管理、制御が可能になります。管理コンソールから管理できることが導入の決め手になったと堀氏は話します。
導入にあたって、従来使っていたファイルサーバー(NAS)にアクセスできなくなるので、必要なファイルを Google ドライブ に移行する必要がありました。ファイルの移動に時間はかかりましたが、手間はかからずに移行できたそうです。
その他、プリンターなどの周辺機器が Chrome OS に対応していないという問題がありましたが、運用の途中でアップデートがあり、現在は一部機能を除き問題なく利用できているとのことです。
「当初はMicrosoft Officeが利用できないので業務に支障があるのではという不安がありました。しかし、 Google Workspace™ のアップデートでWordやExcel、PowerPointなどのファイルを直接編集できるようになったので、大きな問題なく利用できています。一部、Excelでセル結合によってレイアウトしているようなファイルやWordの表形式でレイアウトしているファイルが崩れて表示される問題がありますが、それは共有のWindows PCで扱うようにしています。社内用のファイルは、シンプルに作成するように徹底しています」(堀氏)
CloudReady に対するユーザーの反応は、どうだったのでしょうか?
「当初は、慣れていないので一部の社員から戸惑いの声もありましたが、すぐに慣れて現在は問題なく利用できています」(堀氏)
業務改善の効果もあったそうです。
「Windows端末を使っていたときは、ローカルディレクトリにファイルを保存することがありましたが、 Chrome OS の場合はすべてクラウド上に保存されるので、いつでもどこでも、どの端末からでもファイルにアクセスできるようになりました。
端末を問わず、ログインするだけで自分の環境になるので、端末が故障した場合でも別の端末をすぐに利用できます。Windows端末のときは、システム部で代替機のキッティングが必要でしたが、その時間を削減できました。OSは自動アップデートされるので端末ごとに管理する必要はなく、セキュリティソフトも不要になりました」(堀氏)
新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークを実施しましたが、そのときも自宅に端末を持ち帰り、業務を遂行できたそうです。
「Webミーティングをするには、メモリが足りない端末については、必要に応じて性能の良い Chromebook にリプレースしています。新入社員には Chromebook を提供しているので、古い端末を併用して、価格を抑えながら戦略的に Chrome OS への切り替えができています」(堀氏)
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