
電算システムの「 Google Cloud スターターパック」でGoogle Cloud™ の基礎とベストプラクティスを短期間で習得!プロジェクトごとの権限管理、請求管理ができ、統制のある運用が可能に
freee株式会社様
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株式会社コアミックス
漫画雑誌編集、キャラクター事業、版権事業を手掛ける株式会社コアミックス。紙媒体だけでなく、デジタルコンテンツ事業、スマートフォンの漫画アプリ「マンガほっと」、Web漫画サイト「ゼノン編集部」運営など、デジタル領域にも力を入れています。2019年には『シティーハンター』で知られる漫画家・北条司が総監督を務めた映画『エンジェルサイン』の製作・配給を行い、好評を博しました。
同社では、売上データや漫画の読後感などさまざまなデータを収集しており、傾向分析結果をユーザーへのレコメンドや作品づくりに活かすなど、最大限に活用。そのデータ収集ソリューションとして、社内のデータサイエンティストの意見をもとに Google Cloud の BigQuery を積極的に活用しています。
課題
対策
効果
出版業界では、まだまだITに注力できていない企業が比較的多いのですが、株式会社コアミックスではデータサイエンティストのチームを内部に抱え、IT部門である電子戦略部だけでも7名が在籍しています。ミッションは業務の効率化にとどまらず、出版事業の新しいビジネス開拓やデータ分析にまで及び、例えば漫画を読んでいるときの脳波をMRIで測定したり、スマホアプリの読書姿勢を3Dデータ化して分析するなど、大学との共同研究事業を展開。加えて、社内でも独自の研究開発プロジェクトを進めるなど、最先端のR&Dに積極的な投資を行っている、出版業界でもひときわ異彩を放つ存在です。
MAI研究室(電子戦略部内)では、漫画事業に関連する各種データを収集・集計し、独自開発の漫画人工知能(MAI)を使って作品や読者の好みなどを分析しており、収集したデータは、Google Cloud の BigQuery に蓄積しています。
「紙、電子双方の販売データ、スマホアプリのデイリーアクティブユーザー(DAU)、閲覧時間など様々なデータを収集して、作品ごとの売上の算出や評価に利用しています。また、漫画アプリ『マンガほっと』では読後感を投票してもらっており、そのデータから感情に基づいたレコメンドを表示したり、作品のタイプ別に様々な観点からパラメーターを設定し、ユーザーごとの好みを分析したりという取り組みをしています。」(担当者)
同社では、データを分析する人工知能エンジンはAWS (Amazon Web Service)で構築しており、収集したデータを蓄積するデータウェアハウスとして BigQuery と AWS を併用しています。データが膨大になっても負荷分散しやすいこと、他のサービスと連携しやすいこと、この二点が BigQuery 採用を決める大きな理由となりました。
「もともと、社内で Google Workspace を利用していることや Firebase™ の導入検討中であったこともあり、連携のしやすさを重視しました。BigQuery は今回初めて利用したのですが、あまりに簡単に導入できたことに驚き、技術の進化を感じました。導入に困ったことや苦労したことも何もなく、今も変わらずに安心して使えています。」(担当者)
BigQuery にデータを蓄積した後は、必要なデータを抽出して、指標ごとにグラフを生成しレポートにまとめ、関係者が閲覧できるようにしています。また、IT部門以外の編集担当者などにも利用方法を説明し、 BigQuery に直接アクセスしてもらえるようにしました。
「UIがわかりやすいため、他の部門の社員にもすんなり受け入れてもらえました。通常、データベースにアクセスするにはSQLのスキルが必要ですが、 BigQuery の場合は検索のやり方がわかる人であれば、同じ要領でボタンひとつで必要なデータを抽出できます。」(担当者)
現在は、顧客からの漫画に対する感想をデータとして収集、解析するシステムを設計中です。そこで得られた情報・知見から漫画の企画やストーリーなど作品づくりにも影響を与えるようになると、期待が高まっています。
「作品づくりという抽象的な作業に対し、分析結果という論理的なものが直接影響する。これはとても面白いことだと思います。論理的なデータを判断基準に新しい作品をつくるようになれば、データが資産になります。まずはどんな些細な情報も取得していくことに注力したいと思いますが、この、あらゆるデータを蓄積するというステップで BigQuery が重要な役割を果たしています。これまでは、ITは業務の効率化により人的なコストを下げることに貢献してきましたが、AIが活用できるようになれば、作品作りにおける意思決定のコストを下げ、読者にとっての機会損失を防ぐことができると考えています。」(担当者)同社は、Google Cloud の Firebase を使ってスマホアプリ開発にも取り組んでいます。
「これまではWeb漫画サイトを充実させてきましたが、最近はスマホアプリの需要が高まっています。スマホアプリではプッシュ通知ができるので、これまでとは異なる形で作品とユーザーとのコミュニケーションがより活性化されます。」(担当者)
電算システムをパートナーに選んだ理由は、Google Workspace を導入するときの手厚いサポートを評価したからです。
「Google™ 関係のノウハウや実績が豊富なため、丁寧なサポート、特に技術的に深い質問にも対応いただき、非常に頼りになりました。今後は、 Google Cloud やデータエンジニアリング支援についても、様々な知見の共有などを期待しています。」(担当者)
なお Google Workspace を導入し Googleドライブ™ を活用するようになったことから、今後はWindows端末から Chromebook™ への移行も検討している同社。
「Chromebook に移行すれば、端末コストが現状の1/10まで削減できると試算しているので、今後導入を検討しています。使いやすいといっても Google 海外の会社なので支払い処理がクレジットカードに限定されるなど、直接やり取りするには不便があるのですが、間に電算システムが入ることで、日本語によるサポートや請求書支払いに対応してもらえるなど、さらに Google 関連のサービスを導入しやすくなっています」(担当者)
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株式会社電算システム
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