G Suite Enterprise for Education には、G Suite for Education™ のすべての機能に加えて、高度なセキュリティ、詳細な管理、充実したオンライン授業などを実現する優れたツールが含まれています。ライセンスは、ドメイン全体(ドメイン内の全ユーザー)に付与することも、ドメインの一部(一部のユーザー)に付与することも可能です。
組織ごとに G Suite™ のデータを、どのリージョンに保存するかきめ細かく設定することが可能です。
データの保存場所を設定する必要がある組織は、選択した G Suite アプリの主要データのコピーをどこに保存するか選択することができます。現在は、世界中に分散・米国・ヨーロッパの3つのみ選べます。
現在、G Suite のセキュリティセンターでは、会社全体のセキュリティ体制に対するダッシュボードを提供しています。セキュリティ分析、実用的な解析、ベストプラクティスの推奨などが表示されます。
セキュリティ調査ツールは、管理者がドメイン内のセキュリティ問題を特定し、問題を切り分け・診断・解決するのに役立つ情報を提供します。
モバイル監査ログ:OSのアップデート、モバイルアプリケーションのインストール・アップデート・削除など、ドメイン内で管理されているモバイルデバイスのアクティビティを表示および監視します。
モバイルアラート:ドメイン内の管理対象のモバイルデバイスで発生したアクティビティに対して、管理者にアラートメールを送信することができます。
デバイス管理ルール:ルールを設定すれば、モバイルデバイス管理タスクを自動化することができます。
Cloud Search を利用すると、組織はとても高機能な G Suite の統合検索を利用することが可能です。
・G Suite 内の強力な Google 検索
・検索より先に、Gmail、Google ドキュメント™、Google カレンダー™ 情報などから、その時必要な情報が表示されます。
・同僚を検索して、1クリックで会話を始めることができます。
管理者は、ドメイン内の G Suite アプリの利用状況を解析して、傾向を分析し、グラフなどでレポートすることがとても簡単にできます。
長期的な利用傾向を取得する必要がある場合は保持ができ、管理者は G Suite のデータを他のシステムデータセット(給与や財務など)と結合して、統合したレポートを作成することも可能です。
http://www.hitachi-tech.ac.jp/
株式会社日立製作所が運営する企業内学校である日立工業専修学校(通称:日専校)。
こちらの学校では、理想の教育環境を目指し、教員のICT知識・技能の向上、業務のIT化による働き方改革、オンライン授業の機会創出を以前より積極的に進められてきました。
2020年10月より、それまで利用していた G Suite for Education から G Suite Enterprise for Education にアップグレードしたことによって、日立工業専修学校様の掲げる理想の教育環境はさらに現実のものへ近づけたのでしょうか?
今回、学年主任として国語と社史の教鞭を取る傍ら、学内のICT推進を中心メンバーとして積極的にリードされている遠島充先生にお話を伺いました。
<アップグレードを決めたきっかけ>
2020年9月30日まで、新型コロナウイルス対策に取り組む学校に対して Google Meet の高度なビデオ会議機能が利用可能でした。その機能とは、1.最大で 250 人が参加できる大規模会議、2.ドメイン内で最大 10 万人が視聴できるライブ ストリーミング、3.会議を記録して Google ドライブ に保存する機能の 3つです。
多くの学校が政府の自宅待機要請を受けて職員生徒ともに自宅待機を余儀なくされましたが、上記機能を使うことにより、「学びを止めない」各校独自の学習を継続させることができました。それにとどまらず、遠隔学習の可能性を自覚でき、自宅でも良質な学習の継続、または発展させられる機会を得られたと思います。世の中の変化に対応した、いつでもどこでも学びができる状態を維持するため、G Suite Enterprise for Education へのアップグレードを決定しました。
<アップグレードで見えてきた課題や得られたメリット>
アップグレードに係るコストについては、3年後の更新時に利用頻度などを考慮しながら再検討の必要があると思います。数多くのメリットのある
G Suite Enterprise for Education ですが、最大のメリットはやはり Google Meet の機能強化です。録画機能はもちろん、Breakout rooms(※1) や Attendance tracking(※2) は、休校中も欲しい機能でした。
<今後のさらなる活用促進に向けた活動>
本校では職員生徒に 1人 1台体制で Chromebook™ を導入しております。Google 認定教育者対応の職員研修を行い、のべ 30名を超える認定を受けています。職員・生徒のスキルを維持発展させるため、定期的な職員研修と授業内での活用を促進し、年に 3~ 4回の「オンラインの日」を設定して、訓練の場としたいと思います。先頃「Google for Education 事例校」にも選出頂きました。今後もさらにICTを深化させるため、職員一同、研鑽に励みたいと考えています。
(※1)Breakout rooms・・・大人数のミーティングを一時的に小さなグループへ分割し、ブレーンストーミングセッションや少人数でのディスカッションを行うことが可能になる機能
(※2)Attendance tracking・・・5名以上のミーティングを開催した際、終了後に出席レポート(参加者の名前、電子メールアドレス、および参加していた時間)が主催者に送付される機能
株式会社電算システム
クラウドインテグレーション事業部
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