顧客情報を扱うカスタマーサポート部門、セキュリティを第一優先で Chromebook™ を採用
freee株式会社様
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岩手県一戸町役場
岩手県北部に位置する一戸町。一戸町にある御所野遺跡は「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つとして、2021年7月に世界遺産に登録されたことで、観光地として注目されています。高原野菜の栽培でも有名で、とれたてならば生で食べられるほど高い糖度のトウモロコシ「味来」や「恵味」は、ふるさと納税の返礼品として人気です。
一戸町立図書館は、ドーム型で県内産のカラマツを中心に建築されています。2022年4月より図書館内のパソコンコーナーに、Chromebox を4台導入し、利用者がWeb閲覧などの情報収集や文書作成などに活用しています。
(新型コロナウイルスの影響により、取材はオンラインで Google Meet を利用)
課題
対策
効果
一戸町立図書館には、図書検索用の端末とは別に利用者が使える端末をパソコンコーナーに設置しています。パソコンコーナーは十数年前からあり、これまで複数のOSを活用してきました。
「最初は、Windows端末を置いていました。セキュリティ対策として、ユーザーの利用後に毎回復元ソフトを使って初期化していたのですが、管理コストがかなりかかっていました。その後、Linux端末に変更しましたがWebコンテンツがリッチになってきたことからLinuxでは不十分で、Windowsベースのシンクライアント端末に変更しました」(來田氏)
公立学校でシンクライアント端末が導入されていたことから図書館でもシンクライアント端末にしたのですが、その後学校では一人1台端末を用意することになり、シンクライアント端末が使われなくなりました。
この流れで図書館のシンクライアント端末も廃止することになりました。さらには、コスト削減の流れでパソコンコーナーの廃止案もあったといいます。
「図書館に求められる機能として、大きく情報収集と情報保管があります。パソコンやスマートフォンを持たない人でも、インターネット上の情報にアクセスできることは図書館にとって重要かつ必要な機能であることから、コストを抑えてでもパソコンコーナーの存続を求めました」(下村氏)
そこで次の端末の候補として、Windows、Linuxを検討しつつ、來田氏と平氏は Chromebook を試してみました。
「管理の手間と導入コストが大きな課題でした。その解決策の一つとして Chromebook が使えるのではないかと思い、試用品にて検証をしてみました。Chromebook は、シンプルで使いやすく、Webブラウザでの情報収集はもちろん、Word、PDFも問題なく利用できることがわかりました。ログインするたびに、初期化することもできるのでセキュリティ面での問題もクリアできています」(平氏)
当初は Chromebook を検討しましたが、ノートパソコンは画面サイズやキーボードが小さく、一戸町立図書館の利用者の大半を占める高齢者には使いにくいことが新たな課題となりました。
「デスクトップ端末で Chome OS を利用できないのか調べたところ、Chromebox を見つけました。Windows端末に比べると導入コストがかなり安く、予算の範囲内に収まりましたし、さらにランニングコストがかからないことも大変魅力でした」(來田氏)
Chromebox の導入を決めた後は、電算システムより導入設定に関する勉強会が行われました。
「Chrome Enterprise Upgrade ライセンスの場合、設定項目が500項目ほどあり、これを自分たちだけで設定できるのか大変不安でした。電算システムのエンジニアの方に勉強会をオンラインで実施してもらい、情報KIOSK(キオスク)端末として共有利用する際の気をつけるべき設定項目などを画面を共有しながら細かく教えてもらい、後日それにしたがって設定を行いました。
1台目の設定は、メールや電話で電算システム担当者に不明点を問い合わせて解決しながら行い、2日くらいかかりましたが、残りの3台は合わせて1日程度で設定完了しました。心配な部分はしっかりサポートいただいたので、失敗なく、導入できました」(來田氏)
2022年4月から図書館に Chromebox を設置し、利用者はスムーズに利用できているということです。
「使い方マニュアルを1枚にまとめて設置しています。当初は、ディスプレイ裏にある Chromebox の電源の付け方がわからないと聞かれることがありましたが、起動したあとの使い方については質問を受けることはほぼありません。操作が直感的にわかるので、利用者の皆さんは必要な作業をご自身でされています。
以前の端末の時は、質問やトラブルが多く職員が時間を割かなければいけないことがありましたが、今は対応しなければならないことがほとんどありません」(下村氏)
「Chrome OS はアップデートが自動で行われますし、セキュリティソフトが不要なので、ストレスフリーで使えています。導入時に保守契約について電算システムの担当者に聞いたところ、運用が楽なので無償の範囲で充分対応できると言われて驚きました。困ったことがあれば、電話やメールで質問できますし、なにか大きなアップデートなどがあれば教えてもらえるので、安心しています」(來田氏)
図書館での導入が終わり、今後は学校での導入などを長期的な視点で検討していきたいそうです。
「すでに Chromebook を試験的に導入している学校もありますが、Windowsタブレット端末(ノートパソコンになるタイプ)が中心です。Windows端末については教職員から起動の遅さなどが課題として上がっています。Chrome OS 上で動く教育コンテンツが充実すれば、Chromebook を選択肢として検討できると考えていて、様々な事例研究を通して検討を進めたいです」(來田氏)
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