
さらなる DX 推進に向けた、アクティオの Google 活用法とはアクティオの Google Workspace 導入事例
株式会社アクティオホールディングス様
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舞鶴市役所
京都府の北部に位置する舞鶴市は、約7万5000人の人口を抱える、日本海に面した自然豊かな港町です。リアス式海岸の美しい舞鶴湾、明治時代の建造物を活用した赤れんがパーク、市街地を一望できる五老岳公園など、見どころが豊富です。舞鶴は古くから天然の良港として知られ、漁業も盛んです。冬には新鮮な舞鶴かき、四季を通じてブリやカニなどの海の幸を味わえます。軍港の歴史や引揚の港としての役割など、歴史と文化が色濃く残り、歴史、自然、食の魅力が調和した、訪れる人を惹きつける街です。
舞鶴市役所では、2024年9月末に950台の Chromebook を導入し、翌2月から全職員に配布を開始しました。また、
Google Workspace のライセンスも1,100契約導入し、業務での活用を進めています。
急激に加速するデジタル社会に対応するため、職員の事務環境を見直す必要がありました。従来の三層分離の「αモデル」では、働き方改革を推進する上で限界があり、業務効率化や柔軟な働き方の実現が困難でした。一方で、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃が年々高度化しており、情報セキュリティ対策の強化が喫緊の課題となっていました。
さらに、近年の物価高騰に伴うコストの見直しや、大規模災害発生時における事業継続計画(BCP)対策もあわせて検討する必要がありました。
シンプルであることを重要視し、サードパーティのソリューションが複雑に入り組んだ構成は避けたかったのです。その上で、機動性、安全性、可用性、そしてコストパフォーマンスが高い次元で両立できる仕組みが求められました。
従来のスタンダードな構成であるプライベートクラウド、オンプレミス、Windows PCでの構成や、クラウドを意識した Microsoft 365 とWindows PCでの構成なども比較検討しましたが、特にマルウェアへの耐性をはじめとする安全性やコスト面などから、Google 製品で構成することにしました。
今回の調達では、職員の働き方改革という大きな目標を掲げ、その実現に向けた重要な一手として、Google Workspace の導入を決定いたしました。
Google Workspace 環境の導入にあたり、GIGAスクールでの実績はあくまで参考とし自治体行政部門における全庁的な導入実績が最も重要でした。
また、既存環境からのスムーズな移行も重要な課題であり、ネットワーク保守ベンダーとの緊密な連携に加え、メール配送経路の変更やセキュリティクラウドとの連携など、多岐にわたる調整が必要不可欠でした。
これらの作業には、単なるシステム導入に留まらない、SIer的な高度な技術力と対応力が求められました。
電算システム様を選定させていただいた最大の理由は、価格面だけでなく、上記のすべての要件を満たすことができる総合的なベンダーとしての提案内容と実績を高く評価させていただきました。
今回の環境変化は、職員にとって大きな影響を与えるものであり、その反応は当然であると考えています。
レイアウトの崩れなど細かい部分を挙げると多岐にわたりますが、大まかに捉えると、緻密で丁寧な仕事を重視する日本の文化と、欧米の合理的な考え方に基づいて構築された Google 環境との間にギャップがあると言えるかもしれません。
しかしながら、人口減少問題や生産年齢人口の減少は市役所も例外ではなく、課題として認識しております。今後、今までよりも少ない職員でサービスを維持・向上させるためには、合理的な考え方へのシフトも検討していく必要があります。
職員に対しては、今回の環境導入に至った経緯などを丁寧に説明することはもちろん重要です。しかし、ソフトランディングを意識しすぎて移行期間が長期化するのではなく、ある程度思い切って「今度からこれを使う!」といった形で組織を勢いづけることも必要だと考えています。
本市では「日本一働きやすい市役所」を目指し、様々な働き方改革を推進しています。その基本中の基本として、まずは職員が Google Workspace と Chromebook を徹底的に使いこなすことが重要です。デジタル推進課によるフォローはもちろんのこと、各職員同士が様々な知恵を絞ってツールを使いこなし、働く環境がどんどん良くなることが理想です。
目指すのは、住民とともに考え、ともに創る未来です。それは、要望といった従来の対立構造ではなく、共通の課題解決に向け、それぞれの立場を超えて一体となってまちづくりに取り組む姿です。
現状では、職員は業務に追われ、日々の業務をこなすことで精一杯となり、あるべき姿、そして今の姿も見えていない状況も見受けられます。なるべく早くこのような状況から脱却するため、 Google Workspace と Chromebook の活用は急務であり、Google Workspace の Gemini がその強力な推進力となることを期待しています。
今後は、Gemini をはじめとするAIの活用をより積極的に進めるとともに、Google Apps Script (GAS) の活用を内製化したいと考えています。
本市では、「舞鶴市DX推進計画」を策定し、デジタル施策を全庁的に推進しています。中でも、行政手続きのオンライン化やオープンデータ、データ利活用の推進に力を入れており、デジタル技術の活用を通じて、便利で豊かな地域社会の実現を目指しています。
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