
対話を重視するオンライン授業の実現に向けた Google Workspace for Educationの有償エディション導入!
筑波大学附属高等学校様
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浜松聖星高等学校
浜松聖星高等学校は、1956 年に浜松海の星高等学校として開校した静岡県西部唯一のカトリック系ミッションスクールです。創立 61 年目の 2017 年に男女共学化し、校名を浜松聖星高等学校に変えたのと同時に、ICT を活用した STEAM 教育の推進を教育の柱としていく取り組みも始めました。
2018 年から一部の教職員向けに Chromebook の導入を始め、2020 年度の新入生から一人 1 台の Chromebook を導入しています。Google Workspace for Education (以 下、 Google Workspace )も 校 務 や 授 業に積極活用しています。
(コロナウイルスの影響により、取材はオンラインで Google Meet™ を利用)
課題
対策
効果
創立 61 年目に転換期を迎えた浜松聖星高等学校。女子校から共学校になり、校名を変更し、ICT教育を推進することとなりました。理事長からICT教育推進の任を命ぜられた櫻井氏は、2018 年 4 月より情報収集を開始しました。
「理事長から、教職員向けと生徒向けの端末は同じものにしたいと言われていました。しかし、生徒一人1台の、授業での利用に耐えられるスペックのWindows端末を導入した場合、保護者の費用負担が大きいのが課題でした。
学校教育のICTに関する様々なセミナーに参加していく中で、Google との出会いは衝撃的でした。Google Classroom でデータの共有が簡単にできるのがとても魅力でしたし、 Chromebook の価格帯もお手頃で最良の選択肢でした」(櫻井氏)
「校内のICT教育研究会のメンバーとして、多くのセミナーや展示会に参加しました。iPad も選択肢の一つでしたが、授業で利用するためにはキーボードが必須だと考えていたため、それが無いことが難点でした。 そこで Chromebook を試験導入したところ、起動時間が短く、Google Workspace との相性が良いことから導入を推進しました」(美和先生)
以前は、教職員向けに Windows 端末を支給しており、日々の校務や授業の教材づくりに活用していました。2018 年 8 月より Google アカウントを教職員に配布して Google Workspace の業務利用を開始し、 10月に Chromebookを支給しました。一部のソフトウェアは Windows に限定されていたため、共用の Windows 端末を用意して対応できるようにしました。
「まずは先生たちに慣れてもらってから、ICT教育を進めるという計画でした。Windows 端末を使っていた時は、常勤 35 名にのみ支給していましたが、現在では非常勤の先生、事務担当者も含めた約 60 名に Chromebook を配布して活用してもらっています」(櫻井氏)
「ICT教育研究会として、導入時には教員向けの研修会を開催しました。私たちが Google で受けた研修をもとにプログラムを考え、活用方法を理解してもらいました」(美和先生)
2019 年 4 月からは新入生一人 1 台体制を開始し、2022 年現在では全学年が Chromebook を使って授業を受けています。
「端末は電算システムに納入をお願いしています。電算システムは、学校導入はもちろん企業の導入実績が豊富で、校務利用においてアドバイスを貰えそうだと思って選定しました。入試の関係で入学者数の確定が3 月中旬になりますが、必ず入学式までには台数を揃えて納品されるので信頼しています。教員用の端末はすでに 2 回機種変更しました。想定以上に教員の利用頻度が高く、教具の一つとして常に持ち歩いているので、ディスプレイサイズ、頑丈さ、スペック、タッチペン対応などを条件に選定しています」(櫻井氏)
コロナ禍においては、 Google Workspace で教職員や生徒の健康管理を行っています。「コロナ陽性の場合は、保護者に専用のGoogleフォームから情報を登録してもらいます。データはGoogle スプレッドシート™ に蓄積され、養護教諭が管理し、担任の先生に Google Chat™ などで連絡をしています。自宅待機の情報を時系列でまとめてくれているので、わかりやすいです」(櫻井氏)
「現在は健康管理のために、毎朝全生徒に検温と報告をしてもらっています。毎朝 7 時に通知するようにスクリプトを設定し、Googleフォームで登録してもらいます。この仕組みが好評で、今年から勉強時間も記録したいという要望があり、同じ仕組みで登録できるようにしました」(鈴木先生)
授業や校務でも、Google Classroom や Google Workspace の活用が定着し、様々な形で活用しています。
「Google ドキュメント™ で作成したプリントを電子黒板を活用して投影し、そこに書き込みながら授業を進めています。 Google スライド™ を共有することもありますし、Google Earth™ を使って、世界の国を見ながら解説することもあります」(美和先生)
「Google Jamboard™ アプリで生徒に閲覧共有をすると、生徒は板書をノートに書き写す必要がないので、話を聞くことに集中できます。Jamboard アプリの内容は後から見返せるので、復習にも役立っています」(鈴木先生)校務や会議でも活用が定着し、業務の効率化、ペーパーレス化が進んでいます。
「行事の実施要項を作成したあと、教員同士で添削することがあります。これまでは、印刷して赤字を入れていましたが、提案モードで修正すれば、作成者は承認するだけで反映できるので効率化しました。会議は端末持参で参加するので、情報の共有も簡単ですし、プリントやファイリングの手間も削減できました」(櫻井氏)
同校の活用例はぜひ他の学校でも取り入れてほしいと、皆さん口を揃えます。
「Chromebook の導入がスムーズに進んだのは、先生方が『あんなこともできる、こんなこともできる』と積極的に活用方法を考えて使ってくれたからです。やり方を変える時、これまでできていたことができなくなることに目が行きがちですが、どうすればできるか、何が新しくできるようになったかを考えると推進できます」(櫻井氏)
今後は、Chromebook から Windows を仮想的に利用できる方法などを検証し、より便利に活用していきたいと櫻井氏は展望を語りました。
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