
対話を重視するオンライン授業の実現に向けた Google Workspace for Educationの有償エディション導入!
筑波大学附属高等学校様
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学校法人浪速学院
2023年に創立100周年を迎える学校法人浪速学院浪速高等学校・中学校。神社神道の精神で「浄明正直」の校訓をもとに、次代を担う子どもたちが意欲的に「これからの人生を切り拓いていく力」を身につけていけるように、ICT教育、英語教育、スキルアップ学習に力を入れています。学校行事、課外活動にも特色があり、”文武両立”を実現するために校舎やグラウンドなどを整備しています。
同校では、2016年から Chromebook を導入しており、2020年に一人1台の環境を整えました。それにあわせて故障などに対応する修理代行サービスも導入しています。コロナ禍の休校時にもスムーズにオンライン授業ができました。
(コロナウイルスの影響により、取材はオンラインで Google Meet™ を利用)
課題
対策
効果
ICT教育に力を入れている学校法人浪速学院。初めてのICT導入は、2015年にiPadを50台導入したことでした。その後、2016年に Chromebook に切り替えました。導入を推進した下園氏は次にように振り返ります。
「iPadは、当時授業での利活用がうまくいかずに悩んでいました。そのとき、Google から Atmosphere Tokyo 2016の案内をもらい、参加の許可をいただき、参加しました。そこで初めて Chromebook 、 Google Workspace™ 、Google Classroom の存在を知りました。最初、Chromebook 導入を学校に提案したときは、その機能性や活用方法についてうまく説明できず、様々な事例(海外のものも含む)を調べあげ、2回目の提案で承認されました。そして、この時に木村智彦理事長が、学校保有として120台(中学1学年分)購入の決断をしていただいたことが、今日の浪速ICT躍進のキーとなりました。」(下園氏)
導入当初は、Chromebook を使って「すらら」を利用するところから進め、生徒たちにとって Chromebook を身近なものとしていきました。希望する生徒が共有で使っていましたが、2018年度の中学新入生には一人1台購入していただき、本格的な活用をすすめていきました。
「導入時は、中学生がキーボードを使いこなせるのかという不安の声もありましたが、実際には生徒たちはすぐ慣れてキーボード入力がスムーズにできるようになっていきました。更に、Google Workspace のアプリである Classroom が抜群に使いやすく、日々の連絡の配信や、資料の共有、生徒の課題提出など活用が進んでいきました」(下園氏)
2019年以前は、端末の調達は別の納入業者に依頼していましたが、中高全生徒の導入を見据え、4月入学時に安定して Chromebook を渡せるようにするために、納入業者の見直しをしている時に、早い時期からASUSの Chromebook を扱っていた電算システムに依頼することとなりました。
「電算システムはこちらの要望や要求を丁寧に対応していただけるので、お願いしてよかったです。さらに、年度当初に安定して新入生分(約800台)の Chromebook を期日通りに提供いただけることも信頼につながりました。また、高校も一人1台になると修理対応が煩雑で困るという相談をしたところ、修理代行サービスの提案があり、お願いすることになりました」(下園氏)
以前は、端末が故障すると、学校でプロビジョニング解除して、保険会社と保護者に連絡、保護者が自分でサポートセンターに連絡して修理依頼を出すという流れでした。保護者と学校とのやり取り、保護者とサポートセンターのやり取りなどでトラブルもあり、対応が大変だったそうです。それに加えて代替機貸し出し処理も時間を取られました。
「修理期間中は、生徒は毎日貸し出し用紙に書いて、代替機の利用申請をする必要がありました。教員が貸し出し処理を行いますが、それに時間を取られることもありました。
修理代行サービスは、電算システムに連絡すればその後の処理はおまかせです。代替機が翌日には送られてくるので、生徒はそれを使えばいいので、貸し出しの手間も不要になり、非常に効率化できました」(下園氏)
2020年4月に330台、2020年6月に1140台導入し、高校の新1、2年生、中学の新1年生全員に一人1台使えるようになりました。
「当初、高校生は一部の生徒のみ導入予定でしたが、コロナ禍でリモート授業の必要性が高まったので、高校1・2年生全員(約1140台)に Chromebook を導入する決定をしました。調達が大変な時期でしたが、台数を確保していただけたので、休校期間中から今に至るまで Chromebook が文房具として本校に定着し、大きな武器となりました」(下園氏)
下園氏は、最初の一人1台世代の学年の授業を中学1年から高校1年までの4年間、継続して担当しています。担当する国語の授業はどのように行っているのでしょうか?
「 Chromebook は文房具の一つとして全授業で使っています。活用方法の一例を紹介すると、授業前に予習として発問を Googleフォーム で用意し、生徒はそれに回答してから授業に臨みます。授業中に私は板書をしますが、生徒がノートを取ることはなく、あとで撮影したものを Classroom で共有しています。小説や論評を読んだ感想や意見を生徒が手書きで書いてそれをスキャナで取り込んで、 Classroom で共有することもあります。漢字の小テストの問題と正解をまとめて共有しているので、復習もしやすくなったと好評です」(下園氏)
授業以外でも、文化祭、部活動などでも活用が進んでいるそうです。
「2021年9月の文化祭は、コロナ禍で通常通りに開催できない状況が続きました。本校ではクラスで動画を作成し、Googleサイト™ にアップすることで、文化祭の目的の一つであるクラスの一体感の醸成をしようということになりました。動画作成のために使う Chromebook とつなぐカメラや、Chrome と相性のいい動画編集サイトなども電算システムが提案してくれました。生徒は動画の台本を Google ドキュメント™ で作って共有するなど自分たちで考えて自然に活用しています」(下園氏)
また、電算システムのエンジニアの方と定期的に意見交換をすることで、管理コンソールの設定方法や、 Google の新しいアップデートなどにも即時対応できるようになっています。また、教員のICTスキルを高めるために本校では休校期間中にほとんどの教員が Google 認定教育者レベル1を取得しました。すでに本校では、 Chromebook 、Google Workspace は当たり前のものとして活用されています。
「一人1台体制が完成して、生徒のICT活用力が上がっていると感じます。授業も楽しそうに受けていますし、前向きに取り組んでいます。ICTの活用が当たり前になれば授業のあり方も変わっていきます。生徒の学力向上につなげるために、ICTを有効に取り入れたよりよい授業を考え、提案していきたいです」(下園氏)
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