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<Google Next '26> Gemini Enterpriseアプリの最新情報

 2026.05.13  株式会社電算システム

 

Google Cloud Next は、Google Cloudが年1回開催する、最新技術やAI戦略を発表する大規模イベントです。今年は4/22〜24(米国時間)に、ラスベガスで開催されました。

公式サイト:https://www.googlecloudevents.com/next-vegas

今年は3日間で、939件のセッションが開催され、セッションの一部はYouTubeにアーカイブがアップロードされており、現在でも視聴することができます。

本記事では、数あるセッションの中から、Gemini Enterpriseの最新機能と、製品ロードマップについて紹介された、「What's new with Gemini Enterprise app」を整理してお届けします。

※本記事内の画像および内容は、Google Cloud Nextの公式セッション動画より引用・抜粋して作成しています。

セッション動画:https://www.youtube.com/watch?v=Tc3IiGNmXHc&t=1s

Gemini Enterpriseが企業に与えた影響

セッションの冒頭では、各企業での具体的な活用事例が紹介され、世界中のビジネス現場でGemini Enterpriseが不可欠な存在になりつつあることが強調されました。

セッション内で発表されたGemini Entepriseの活用事例

企業名 業界 導入成果・ビジネスへのインパクト
ASCO 医療 臨床医が膨大な医療データから情報を検索し、
意思決定を行う速度が10倍に向上した
Anaplan ソフトウェア 従業員のGemini Enterprise利用率が80%に到達
社内で1500以上
のノーコード/ローコードエージェントが構築された
Macquarie 金融 ヘルプセンターのセルフサービス解決率が**40%**向上
詐欺防止やパーソナライズされた提案の支援にエージェントを活用

デモを通じた新機能の紹介

セッションの中盤では、銀行の「住宅ローン処理」を題材に、Gemini Enterpriseを使った実践的なデモが披露されました。

フルコードで作成したエージェント

「最新の未処理の住宅ローン申請10件を教えてください」と依頼すると、システムが意図を汲み取り、多数のエージェントの中から適切なエージェント(Loan Supervisor)を自動で選定して処理を開始します。

GCPコンソール画面にて、管理者がエージェントの実行時間や、内部での具体的な動作(書類の検証やユーザーの信用チェックなど)を詳細にモニタリングできる様子が紹介されました。

ノーコードで作成したエージェント

現場の担当者がエージェントデザイナーを使い、ノーコードエージェントの業務フロー内に、先ほどのフルコードで作成したエージェント(Loan Supervisor)を組み込む手順も披露されました。

「毎日スケジュール実行させる(定期実行)」機能や、人間の確認が必要な場合のみ通知を送る「条件分岐」を設定する様子が紹介されました。

Canvas・レポート機能

「Canvas」機能を使ってGemini Enterprise内で直接プレゼンスライドを作成・編集する連携機能や、処理結果をHTML形式のレポートにまとめてくれる機能ついても紹介されました。


基盤アーキテクチャとガバナンス機能の強化ポイント

セッション後半では、Gemini Enterprise Agentプラットフォームを支える技術的な進化と、運用ライフサイクルについての詳細が語られました。

アーキテクチャの刷新と長期記憶(メモリ)のサポート

エージェントの呼び出し構造をフラット化してレイテンシを約40%削減したほか、数週間にわたる長期間の自律稼働を可能にする「ユニバーサルコンテキスト(長期記憶)」のサポートが発表されました。

安全なスケールを支えるエンタープライズガバナンス

GCPコンソールでの詳細な可観測性(オブザーバビリティ)やエージェントのレジストリ機能に加え、SPIFFE IDでの管理や、Model Armor・機密データ保護(SDP)を組み込んだエージェントゲートウェイなど、安全性を担保する機能が解説されました。

運用ライフサイクルとエコシステムの拡大

構築から運用までのライフサイクル(ビルド・スケール・管理・運用)を支援する仕組みと併せて、ServiceNowやWorkday、Boxなど主要パートナーと連携した「エージェントマーケットプレイス」の大幅なアップデートが紹介されました。

まとめ

本記事では、Google Cloud Next '26で発表されたGemini Enterpriseの最新アップデートについてご紹介しました。少しでも皆様の知識のアップデートや、今後の業務の参考になれば幸いです。

個人的には、「エージェントデザイナー」のアップデートにとても期待しています。条件分岐やエージェントの組み込みによって、エンジニアでなくても日々の業務にフィットするエージェントをより手軽に作成・運用できるようになる未来が楽しみです。

今後もGemini Enterpriseの進化に注目していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。