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データ連携はどうやって行う?
4つの方法と注意点、メリットを解説

 2022.07.21  2022.10.30

昨今ではIT・ICTがビジネスシーンで活用される傾向にあり、さまざまな業務システムに広く普及しています。ビジネスで競合他社よりも一歩先を行くため、各所に分散しているデータを統合し、有効活用したいと考えている方もいるでしょう。しかし、データ連携について深く理解できていない方も少なくはありません。本記事では、データ連携のメリットや課題、構築方法について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

データ連携はどうやって行う?4つの方法と注意点、メリットを解説

データ連携とは

データ連携とは、企業内外にある多くのデータやシステムにつながりを持たせることで、データを資産と同じように活用するためのプロセスや仕組みを意味します。近年では、クラウドサービスの普及が増加中です。日々の業務で使用するシステムが増え、システムの全体的なデータ管理や分析が複雑だと感じている方も多いのではないでしょうか。

このような場合にデータ連携を行うことで、企業内に蓄積されたデータをスムーズに利用できます。シンプルなデータ連携の例としては、スプレッドシートのデータを別のスプレッドシートにコピー&ペーストして活用することが挙げられます

データ連携は、異なるシステムに蓄積されていくデータを効率的に管理できるため、企業活動に必要なデータ集計・分析をするためにも重要だといえるでしょう。

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データ連携には基盤が必要

データ連携を実現するには、下記のような課題を解決する必要があります。

1.データフォーマットが統一されていない

システムによって取得できるデータが違っていたり、項目の順序が異なっていたりといった問題点が挙げられます。例えば入力されている文字が半角・全角で入り乱れていたり、英語・数字・記号等が混じっていたり、というパターンは、一般的にあるあると言って良いレベルでしょう。

2.データの管理に工数とコストがかかる

企業内で誰がどのデータを管理しているのかを把握する必要があり、それに対するコストも必要です。データ管理のためのドキュメントやエクセルファイルを別途作成・管理していて、その管理に手間がかかる、という例は多いのではないでしょうか。

3.手作業で対応できてしまう

データ件数が少なく、手作業でも可能な場合に作業工数として認識されないことも考えられます。上でも述べたように、実際には担当者が他作業の合間に時間を割いているパターンが多くあります。

4.社内システムとクラウドサービスのデータ連携が不可能

開発および運用コスト、セキュリティポリシーの観点から、クラウドサービスとオンプレミスの連携が難しい場合もあります。

5.部門ごとにシステムが導入され、データ管理の方法が異なっている

部門ごとにシステムが異なっていると、データの分散化が進み、企業内で一貫したデータの管理が追い付かない可能性もあります。

このような課題を解決するには、データ連携の基盤構築が重要です。データ連携基盤とは、膨大なデータを自動的に収集して管理できるシステムやツールなどのことを指します。データ連携が可能な基盤を構築することで、一貫したシステム連携によるスピーディーなデータ分析に加え、データを管理しやすい状態で安全に一元管理できるでしょう。

【ノーコードで可能】データ連携基盤の構築方法2選

ここでは、ノーコードで行えるデータ連携基盤の構築方法を2つ解説していきます。特に社内でプログラミングに詳しい人材はいないが、データ連携をしたいと思案している企業様はぜひ参考にしてみてください。

EAIツール

EAIツールとは、企業が扱うシステム間のデータを効率的に連携させるための仕組みで、リアルタイムにデータ連携ができるツールです。主に、信頼性の高い正確なデータを連携できる他、システムを保守管理しやすいといったメリットがあります。

しかし、EAIツールはリアルタイム処理をするツールのため、大容量のデータを扱う処理には不向きだといえるでしょう。

EAIツールを選定する際には「操作性・運用性」「連携先の豊富さ」「価格」などを考慮して選択するのがおすすめです。

ETLツール

ETLツールとは、各工程Extract・Transform・Loadの頭文字を取ってきたもので、システム内にあるデータを抽出し、用途に応じた変換、加工して出力するためのツールです。ETLは、膨大なデータをまとめて処理できる点がメリットだといえます。

しかし、ある程度データが蓄積されたタイミングで処理を行うことが多いため、リアルタイム性に欠けるといったデメリットも考えられるでしょう。

ETLツールを選定する際には「コネクターの数」「使いやすさ」「データの処理速度」などの観点から選ぶのがおすすめです。

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【コードの知識が必要】データ連携基盤の構築方法2選

先ほどノーコードで開発できるツールを解説してきましたが、プログラミングスキルを使って構築できる方法もあります。下記で2つの構築方法について解説していきます。

スクラッチ開発

スクラッチ開発とは、既存のシステムにはなかった機能を実装したり、業務に応じてフレキシブルに変更したりできる構築方法です。自社に合わせた機能を実装できれば、操作性に困ることがなく、運用体制も明確にしやすいでしょう。

しかし開発者のスキルに依存してしまう他、追加機能の実装や改修を含めた運用コストがかかってしまう点についてはデメリットだといえます。

ハイブリッド開発

ハイブリッド開発とは、ツールのよい部分と、フレキシブルに変更可能なスクラッチ開発を組み合わせる構築方法です。ツールのよいところとスクラッチ開発の柔軟性が組み合わされば、自社にとって最適な状態で運用や保守作業を実施できます。

しかし開発担当者がツールを使いこなせた上で、スクラッチ開発のスキルも求められるため、担当者の負担が大きい点についてはデメリットだといえるでしょう。

データ連携のメリット

データ連携を行うことで、どのようなメリットを享受できるのでしょうか。特に知っておきたい3つのメリットを下記で解説していきます。

データの活用促進

複数のシステムおよびサービス、ファイル間でデータ連携をすることで、これらのデータを組み合わせて活用できるようになります。例えば、企業内の営業部門と開発部門に関するデータを連携すれば、どの商品が売れているのか、年代別の商品購入率といった分析が可能です。

またデータ連携をすれば、最新のデータを自身が必要なタイミングで利用できるため、業務上の機会損失の防止にもつながるでしょう。

データの一元管理

企業の複数の情報システムが互いに独立し、データが分散化している状態であっても、データ連携をすることで簡単に組み合わせて活用できます。見積もりや売上状況、受発注の業務管理を別々で行っていると、正確なデータを把握するのは難しいでしょう。

しかしデータを一元管理することで、必要な資材の購入が迅速に行えたり、仕入れや売上の伝票が統一化されてわかりやすくなったりするといったメリットがあります。その他にも、工数や経費、顧客などのデータを一元管理したい場合にもデータ連携は役立ちます。

さらにデータの一元管理ができれば、自社の課題を発見できたり、改善につなげたりすることもできるでしょう。

管理コスト削減

データ連携を行うことで、管理コストの削減も期待できます。データを管理する際に、データ連携をしていなければ矛盾が生じてしまうこともあるでしょう。例えば、従業員が個別にエクセルを使用して手作業で勤怠管理を行っていた場合に、全体の勤怠管理システムでは異なった情報が反映されている可能性があります。

しかし、データ連携を行えば従業員の入退室時の状況を細かくシステムに反映させることができるため、管理コストの削減につながるでしょう。

このように管理コストの削減に加え、データの矛盾をなくし、どのシステムから確認しても正しく一貫性の取れたデータを扱うことが重要です。

まとめ

今回、データ連携のメリットや課題、構築方法などについて解説しました。データ連携をすることで、データの一元管理ができる他、管理コストの削減ができるなどのメリットが考えられるでしょう。

電算システムでは、クラウドDWHのBigQueryやBIプラットフォームのLookerを活用した、データを収集・統合・可視化できるプラットフォームサービスを提供しており、データ分析の強みを生かした提案や支援を行っています。

データ連携を実現したいと思案している企業様は、電算システムのデータプラットフォームをご検討されてみてはいかがでしょうか。

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