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CloudReady の使い方とは?
インストール手順と一緒に解説

 2021.11.26  株式会社電算システム

古くなってパフォーマンスの落ちた PC を Chromebook ライクな端末として再生させることのできる CloudReady というソリューションをご存知でしょうか?個人的にホームエディション(無償版)を利用しているという方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、実は国内外の企業や学校でも、CloudReady が活用されています( 概要については、コチラからご確認いただけます)。

今回は、そんな CloudReady の企業向けエディション(有償版)の使われ方とともに、インストール方法と初期設定について、実際の画面ショットを交えて分かりやすくご説明したいと思います。

企業での使われ方

Chrome も CloudReady も、オープンソースの Chromium をベース に開発されているため、非常に似ています。 Windows や Mac などの PC に CloudReady をインストールすると、元の OS が上書きされ、Chrome デバイス に似たブラウジング特化型の軽快な操作感の端末に生まれ変わります。

個人の端末であれば想像もつきやすいかと思いますが、企業では一体どのように利用されているのでしょうか?

【管理面】 Chrome デバイスと共に Google 管理コンソールで管理・制御

企業では、購入した PC は資産として管理する必要があります。また、情報セキュリティの観点からも、機能やアクセスを制御することなく従業員に貸与することはリスクが高いため、Windowsユーザー であれば AD がメジャーですが、それ以外でも何らかのセキュリティ対策ソフトやシステムを利用している場合がほとんどでしょう。

Chrome デバイスも企業利用の場合は、管理用のライセンスを購入することで、Google 管理コンソールでの管理・制御が可能になりますが、実は CloudReady も有償版であれば、Chrome デバイスと同様の方法で管理が可能になるのです。
Google Workspace や Google Cloud ( 旧称Google Cloud Platform ) など、Googleの企業向けサービスを契約すると、契約ドメイン単位で管理コンソールが付与されます。

【業務利用】 クラウドサービスやwebシステムでの利用

CloudReady 端末はブラウジングに特化した端末です。一般的なソフトウェアのインストールや実行ファイルの実行はできません。Chromium というオープンソースのブラウザをベースとした OS を利用することになりますが、Chrome ブラウザを動作対象とするサービスやシステムなら問題なく利用できることが多いです(動作保証という観点においてはご利用のサービス・製品提供元へご確認ください)。また、Chrome ウェブストアからの拡張機能も利用可能ですので、ユーザとしての使用感は、Chromebook とあまり変わらず展開が可能となっています。

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インストール準備からインストールまで(有償版)

2つの簡単なステップで有償版の CloudReady の利用を開始することができます。

step 1. USBインストールメディアの作成

  • 必要なもの
    • Chromeブラウザーを実行しているWindows、Mac、Chromebook
    • 8GB以上のUSBメモリ ※Sandisk製は非推奨
  • 所要時間:15〜30分

【作成手順】

1. ) Neverware の提供する管理画面にログインします。(無償版には、管理機能は付帯しませんので、インストールの際はログイン不要です。Neverware の公式サイトからダウンロードしてください)

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-1

2. ) 管理画面のメニューから《 Downloads 》《 Installer Images 》《 cloudready_64bit.bin.zip 》の順にクリックし、インストーラーイメージの.zip ファイルをダウンロードします。

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-2

3. ) Chrome ウェブストア から《 Chromebook リカバリ ユーティリティ 》をChrome に追加し、起動します。

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-3

4. ) 歯車アイコン ( 設定メニュー ) から《 ローカルイメージを使用 》を選択し、( 2. )でダウンロードしたインストーラーイメージのzipファイルを選択してから、書き込みをするUSBメモリを選択し、《 選択 》を クリックします。

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-4

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-5

5. ) 『リカバリメディアの作成が完了しました』というポップアップ表示が出たら、完了ボタンをクリック。(Chromebook への CloudReady のインストールはできません)

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-6

Chrome ブラウザ と《 Chromebook リカバリ ユーティリティ 》を利用し、USB インストーラーを作成してみました。若干 UI や表示は、OS によって異なりますので、ご了承ください。

step 2. 任意の端末の OS を CloudReady に上書きする

    • 必要なもの
      • 認定モデルリストに含まれている PC

モデルがリストにない場合でも、CloudReadyで機能する場合もあります。
ただし、認定されていないモデルの動作は不安定である可能性があります。
サポートについても、制限される場合がありますのでご注意ください。

【セットアップ手順】

1. ) 電源を落とした任意の端末のスロットに、step.1 で使用した USBインストーラーを挿入します。USBインストーラーから起動するために、端末の電源を入れた後、起動メニューを表示させます。
起動メニューは、通常、電源を入れた直後から特定のキーを繰り返し押す事で表示することが出来ます。
(このブートキーは、端末のメーカーごとに異なります。例:HPだとF9キー、MacOSだとoptionキー などメーカーや機種でも異なる可能性があります。)

2. )正しいキーストロークが行われた場合、いくつかの起動オプションメニューが表示されますので、《 CloudReady USB インストーラーの USB デバイス 》を選択し、Enterキーで決定します。

3 . ) CloudReady ロゴが表示された白いスプラッシュ画面が表示されます。

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-7

4 . )《 INSTALL CLOUDREADY 》をクリックします。(最初のプロンプトで、デバイス上の既存のすべてのデータをバックアップするように警告されます。)

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5 . ) 《 ERASE HARD DRIVE & INSTALL CLOUDREADY 》をクリックします。(次に進むとハードディスク全体が上書きされるため、最後の通知が表示されます。)インストール完了までしばらくお待ちください。

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-9

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-10

6 . ) インストール完了後に初めてデバイスの電源を入れると、言語またはユーザー補助の設定を調整できるウェルカム画面が表示されます。 準備ができたら、Get started 》をクリックします。

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-11

インストールに関する作業は以上となります。

初期設定について(有償版)

インストールが完了したところで、ネットワーク接続のセットアップやエンタープライズ(エデュケーション)登録など、各種初期設定を行っていきます。

【設定手順】

1 . ) 言語とキーボードの言語を選択し、《 OK 》をクリックします。

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2 . ) 接続するネットワークを選択し 《 次へ 》をクリックします。

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3 . ) Google の利用規約を読み、《 同意して続行 》をクリックします。

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4 . ) デバイスの使用者について《 あなた 》を選択し、左下のリンク《 企業の登録 》をクリックします。

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5 . ) 企業登録〜ログインについては、Chrome 管理機能( Chrome Enterprise Upgrade )側での作業も含め、Chrome 端末とほぼ同じとなりますので、以下の動画をご参照ください。

簡単!Chromebookのプロビジョニング

6 . ) 企業登録時に TPM を検知した場合は、以下のような画面が出て企業登録にすすめないため、BIOS 等で TPM の"所有者の初期化"を行う必要があります。BIOS 画面への遷移については、機種ごとに異なりますので必要に応じてご確認ください。

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-16

CloudReady の使い方とは? インストール手順と一緒に解説-17

BIOS画面の例(画像は、Panasonic CF-AX2のもの)

Chromebook

注意すべきポイント

最大の注意点としては、元の OS に戻す可能性がある場合は、必ずバックアップをとっておく必要があるということです。バックアップデータがない場合、CloudReady をインストールしてしまった端末の OS を元に戻すことはできません。認定モデル以外のものについては、必ずしも正常に動作するという保証がありませんので、CloudReady が利用できなければ廃棄するという場合を除き、元に戻す準備を整えてからお試しいただくことをおすすめします。

それから、Chromebook と同様の使用感・機能を求めている場合、Chrome 端末固有のハードウェアに関する機能については実装されないこと、Android アプリが現時点(2021年11月26日現在)では利用できないこと、この2点については予めご留意ください。

また、大規模な展開を行う場合には、WDS( Microsoft Windows Deployment Services ) や Microsoft SCCM を利用した方法もサービス提供元ではサポートされています。

まとめ

CloudReady をインストールした PC は、Chrome デバイスに近い強固なセキュリティ性能と軽快な操作感を提供してくれ、古くなった端末の延命を図ることで、コスト低減や廃棄物削減にも効果を発揮します。

Chromebook を導入している・導入を検討している企業さまにとっては特に、 Chrome 管理機能( Chrome Enterprise Upgrade )によって CloudReady も共に一元的に管理できることもメリットの一つです。

2 ステップで、簡単に利用が始められますので、適当なPCをお持ちであれば無償版からぜひお試しください。

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