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ダイナミックプライシングとは

 2020.02.19  2021.12.23

ダイナミックプライシングという言葉を聞いたことがありますか?ダイナミックプライシング自体の言葉を知らなくても、ネットで予約する航空券やホテルの価格が購入タイミングによって都度変動していることはご存知なのではないでしょうか。この裏側では人手を介さずAIで価格を決定するタイミングプライシングが使用されています。本稿では、既に身近に利用しているダイナミックプライシングについてお話したいと思います。

ダイナミックプライシングの概況

アメリカでは既に一般的に使用されており、例えばAmazonやWallMart、Uberやトリバゴなどが代表的で、その波は日本にも及んできています。
先の飛行機やホテルに加え、昨年はスポーツやコンサートのチケットでも使用されるようになりました。

今後は、ネットショップやリアル店舗でも活用が進むと言われています。
システム構築方法も、以前はオリジナルで開発構築する方法から、今ではダイナミックプライシング専用のsaasサービスも登場しています。
最新のアメリカ導入事例では、ダイナミックプライシングを逆手にとるサービスまで登場しているようです。例えば、消費者が旅行の予定を入れておくと、いつチケットを買うべきかアプリが教えてくれるそうです。

初めてのデータ活用
日本の伝統的企業が進めるDXとは

アメリカでは様々なシーンで活用されています

アメリカでのダイナミックプライシングの事例を紹介します。日本では見慣れないシーンで幅広く活用されています。

① Liftpia

アメリカのリフトチケット販売アプリの会社です。アメリカのリフトチケットは毎日発行枚数に上限があり、シーズン中でも価格が上下する為、ダイナミックプライシングが活用されています。
https://www.liftopia.com/

日本のスキー場のリフトチケットも購入できるようで、ハイシーズンにも関わらず50%OFFもありました。

② Ibotta

レシートをアップロードすることでキャッシュバックをしてもらえるサービスの運営会社です。ユーザーのロイヤリティなどに合わせてキャッシュバックのパーセンテージを変更できます。
https://www.realoclife.com/entry/how-ibotta-works

レシートをアップロードするだけでキャッシュバックなんて、うらやましいですね。

③ ThredUp

女性と子供の古着売買マーケットプレイスの運営会社です。商品の値崩れなどがないように需給調整にダイナミックプライシングを利用しています。
https://www.thredup.com/

商品点数が膨大な古着マーケットプレイスでの価格調整を、もはや人間レベルでコントロールするのは不可能かもしれません。

④ Essence

アメリカの広告代理店の事例です。広告の入札システムの最適化にもダイナミックプライシングが利用されています。
https://essenceglobal.com/

高額な広告費用が最適化されるなら、その投資対効果は図り知れません。

データ分析

AIで変わる価格の新しい考え方

いかがでしょうか。従来は、どうしても人が積み重ねてきた経験や勘で適宜値上げや値下げを行ってきていましたが、これからは積み重ねてきたデータを用いることによってAIが価格設定をすることができるようになっていきます。

先ほど紹介したアメリカの事例は、実は Looker を活用したダイナミックプライシング事例です。電算システムでは、Looker の販売パートナーとして構築支援、導入支援が可能です。データを活用する新しい考え方を企業にもいち早く取り入れてみませんか。

データ・ドリブン時代の歩き方

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