クラウドの導入に失敗し、思うような成果を上げられていない企業は少なくありません。そういった企業をサポートして適切なクラウド活用を実現するのがクラウドインテグレーターです。この記事では、クラウドインテグレーターの概要や役割、依頼するメリットについて解説しています。
クラウドを導入するメリット
クラウド導入で得られるメリットは多く存在します。自社でサーバーを管理する必要がないことから、専任の担当者などを確保する必要がありません。IT管理者にかかる負荷を軽減することもできます。
また、サーバーやシステム開発も不要となり、導入費用を抑えることも可能です。ネットワーク機器などを自社で用意することがないため、運用を開始するまでの時間もかかりません。導入後に関しても、使った分だけの従量制課金なので利用状況に応じてランニングコストも抑えられます。
スケーリングに関する柔軟性の高さもクラウド導入のメリットのひとつです。アクセスが増えるときにだけリソースを追加し、それ以外は減らすと言った運用もできます。
クラウドは国内外の堅牢なデータセンターで運用されているため、バックアップ・BCP対策にも最適です。また、データの分散保管も、遠隔地のデータセンターで運用されているクラウドを選択すれば容易に実現可能です。自社サーバーを遠隔地に設置するより、はるかに少ないコストですみます。
クラウドインテグレーターとは
システムの開発から運用に至るまで、トータルにサポートするサービス提供者を「システムインテグレーター」と呼びます。クラウドインテグレーターとは、そのシステムインテグレーターの中でもクラウドに特化しています。
2018年6月、政府は各省庁のシステム構築時にクラウド利用を第一とする「クラウド・バイ・デフォルト原則」を発表しました。企業においてもクラウドの必要性は増しており、クラウドインテグレーターの需要も大きくなっています。
そうした潮流がありつつも、企業におけるクラウド導入は必ずしも簡単ではありません。やり方を間違えれば、期待したようなコスト削減が見込めません。運用負荷を減らすはずが、企業がクラウドを使いこなせずかえって管理が困難になるケースもあります。
クラウドの専門家であるクラウドインテグレーターに依頼すれば、こういったリスクを軽減することも可能です。クラウドをどのように導入してよいか分からず、迷ったり導入に足踏みしたりすることもありません。
クラウドインテグレーターにできること
クラウドインテグレーターには具体的にどのような役割があり、採用することでどのようなメリットを期待できるのでしょうか。以下、個別にみていきましょう。
クラウドインテグレーターの役割
クラウドの導入を成功させ、そのメリットを適切に活かすため、クラウドインテグレーターに求められる役割は少なくありません。以下が、クラウドインテグレーターが担う役割の一例です。
クラウド導入の計画立案
クラウドを導入するためには、まずその目的を明確しなければなりません。何を目的とし、どのような機能が必要なのかを明らかにするところから、クラウド導入の計画立案が始まります。
クラウドの専門家であるクラウドインテグレーターは、ユーザーの要望を詳細にヒアリングしつつ、クラウド導入の計画立案をサポートします。どうすればユーザーのニーズを満たせるのかを考え、クラウドによるシステム設計の提案も行います。
クラウドを活用したシステムの開発
システム設計やスケジュールが決まったら、次はシステム開発に進みます。クラウドを活用したシステムの開発もまた、クラウドインテグレーターに求められる役割のひとつです。ユーザー側で開発を行う必要はありません。
システムの保守と運用
クラウドインテグレーターは、クラウドシステム導入後の保守・運用も行います。クラウドシステムを安定的に利用できるように、クラウドインテグレーターが監視や運用を行うのです。ユーザー側で担当者を用意する必要がありません。
導入後のサポート
クラウドシステムの導入後は、クラウドインテグレーターがサポートを担当します。クラウドの操作やシステム利用の方法をはじめ、障害が発生した際のサポートもクラウドインテグレーターに任せられる役割の範囲です。
クラウドインテグレーターに依頼するメリット
クラウド導入で得られるメリットは多く存在します。自社でサーバーを管理する必要がないことから、専任の担当者などを確保する必要がありません。IT管理者にかかる負荷を軽減することもできます。
また、サーバーやシステム開発も不要となり、導入費用を抑えることも可能です。ネットワーク機器などを自社で用意することがないため、運用を開始するまでの時間もかかりません。導入後に関しても、使った分だけの従量制課金なので利用状況に応じてランニングコストも抑えられます。
スケーリングに関する柔軟性の高さもクラウド導入のメリットのひとつです。アクセスが増えるときにだけリソースを追加し、それ以外は減らすと言った運用もできます。
クラウドは国内外の堅牢なデータセンターで運用されているため、バックアップ・BCP対策にも最適です。また、データの分散保管も、遠隔地のデータセンターで運用されているクラウドを選択すれば容易に実現可能です。自社サーバーを遠隔地に設置するより、はるかに少ないコストですみます。
クラウドインテグレーターの選び方
クラウドインテグレーターとして、確固たる実績があるか否かは非常に重要なポイントです。実績のない企業へ依頼しても、思うような効果が挙げられないばかりが、クラウドシステムの導入が頓挫することもあります。
実績の有無をチェックするためには、公式サイトなどでどのようなクラウドシステムの開発を行ってきたかを参照するのもひとつの手です。自社のニーズにあった開発実績があれば、高く評価できます。
実績数の多さもチェックポイントです。クラウドインテグレーターとして、より長期間営業している照明でもあるため、信頼性の裏付けになります。
クラウドシステムに関する専門的なスキルの高さも調べましょう。公式サイトに様々な関連資格の取得者数を掲載している場合が多いです。こういったデータを参考にするのもよいでしょう。
また、クラウド事業者が用意している「パートナー制度」を活用するのも手です。クラウド事業者は信頼性の高いクラウドインテグレーターをパートナーとして公認しています。
その上で、クラウド事業者はパートナーごとにランク付けしていることもあります。よりランクの高いパートナー(クラウドインテグレーター)の方が、より信頼性も高いといえます。
Amazon社が提供するAmazon Web Service(AWS)や、Google Cloud™、Microsoft Azureなど代表的なクラウドサービスではパートナー制度が提供されています。
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クラウドインテグレーターは、ユーザーのクラウド導入から運用までを支援する専門企業です。クラウドは正しく活用しなければ、コスト削減をはじめとして期待した成果を上げることはできません。その点、クラウドインテグレーターを採用すれば、クラウドのメリットを最大限引き出せます。
DSKは、Google Cloudユーザーを支援するクラウドインテグレーターです。Google Cloudの導入・運用支援からシステム開発まで幅広いメニューを用意しています。Google Cloud資格所有者による独自トレーニングの提供も可能です。さらに、AIやビッグデータを活用したデータ分析によって、企業のGoogle Cloud利用を強力に支援できます。
DSKはクラウドインテグレーターとして、花王・王子ネピアなどの大手企業にもサービスを提供しており、実績も豊富です。こういった導入事例は、公式サイトで公開しています。
まとめ
クラウドインテグレーターは、クラウド専門のシステムインテグレーターです。クラウド導入時の計画立案からシステム開発、保守・運用まで行います。クラウドに詳しい担当者が社内にいない場合でも、クラウドインテグレーターを活用すればクラウドの導入が可能です。その上でクラウドインテグレーターは、クラウドのメリットを最大限引き出すための様々な支援を提供します。
クラウドインテグレーターを選ぶ際は、公式サイトなどで実績や専門性をチェックするのがよいでしょう。クラウド事業者が運用しているパートナー制度も参考になります。クラウドインテグレーターとしてGoogle Cloud 導入支援サービスを展開するDSKは、Google 正規販売パートナーです。提供するクラウド支援サービスを利用すれば、安心してクラウド環境を構築できるでしょう。
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