皆さんは、組織のOKRについてどのように管理しているでしょうか?
Google社やFacebook社、Twitter社などが取り組んでいることでも有名なOKR。「組織に統一感を持たせる」という重要な役割を持つそれらを管理するため、この夏 Asana に新機能『ゴール』が追加されました。
OKRとはその名の通り、「組織、もしくは個人の目標とそこに至るまでの成果を設定・管理・評価すること」です。
組織単位から個人単位までOKRがつながっているということは、「各個人それぞれの持つタスク」が最終的に「会社の目標」につながることを意味します。そうすることで一人ひとりの行動に意味が生まれ、モチベーションが向上し、組織としての一体感を高めることができるのです。
Asana によると、それぞれのタスクが、最終的には組織全体の目標や理念につながるのが理想とされています。それを表しているのが、「透明性のピラミッド (Pyramid of Clarity)」という上の図です。OKRの図に似ているところがあると思いませんか?
今回ご紹介する『ゴール』機能は、これらをより具体化させるためのものとなっております。
Asanaゴール機能
Asana を既に利用されている方は、突然メニューに現れた『ゴール』の文字に驚かれたのではないでしょうか?
『ゴール』はその名の通り、組織全体、もしくはチームの目標を設定するための機能です。
上の図は「407745983.asanatest1.us」というドメイン全体(組織全体)の目標を設定するところです。
諸々設定を完了させると以下のような目標シートができあがります。
まず「今期売上10億円達成!」という目標をつくり、その下位にあたる目標として「営業チーム予算達成」「開発チーム稼働率80%」「マーケチーム集客20%増」の3つをぶら下げました。このページだけでそれぞれの進捗がひと目で確認できますね。
右側にはこの目標に関連するメンバーやプロジェクト、プロジェクトのまとまりであるポートフォリオを設定・表示できます。
「営業チーム予算達成」の更に下位目標も設定してみました。
それぞれの目標と実績が簡単にわかります。
ただ実績を見て「この人が遅れているな」「この人は大丈夫だな」と確認するだけでなく、「その人に今どれだけタスクが振られているか確認する」「進んでいないタスク毎に会話してみる」「必要に応じて、他の人にタスクを再割り当てする」というようなことが、この Asana 内だけで完結するのも魅力の一つとなっています。
まとめ
定期的に、会議などで目標に対する進捗を報告している会社は多いと思います。しかし、それらの報告に時間をかけているにも関わらず、その目標が全体的なものであればあるほど一人ひとりの意識は薄くなっていたりしませんか?
本当に必要なのは目標に対しての進捗報告ではなく、目標のためにそれぞれ何をすべきかと再認識させることなのではないでしょうか?
Asana の『ゴール』を使って常に進捗がわかるようになれば、進捗報告の時間自体を省略することができます。「目標のために何をすべきか」に焦点を絞ることができますね。
個人それぞれの行動がいかに会社への貢献に繋がっているかが明確になれば、組織全体に一体感が生まれます。そしてそれは、よりスピーディーに目標へ進むことにもつながるのです。
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