米国で最も人気の職業をご存じでしょうか?そうです、本稿のテーマである「データサイエンティスト」で、今1番人気の職業として注目を集めています。基本年収の中央値は約1,100万円と高額であり、やりがいのある満足度の高い職業とも言われています。
参照:「BUSINESS INSIDER JAPAN『今、アメリカでもっとも人気のある職業ベスト25』」
データサイエンティストとして自立するには、所属する組織のビジネスそのものやITアーキテクチャに対する深い理解が欠かせず、その他にも統計解析や機械学習など幅広い知識が要求されます。さらに、近年ではデータ分析や活用が経営の重要な柱となってきているため、エンジニア寄りのデータサイエンティストに対する需要も高まっており、ビッグデータ解析やAIといったアルゴリズム構築をはじめ、システム開発やプログラミングに精通している人材が求められています。
本稿でご紹介するのは、そんなデータサイエンティストとして活躍するにあたり役立つ資格とその役割についてです。データサイエンティストを目指すにあたり国家資格などは存在しないので、本来資格は必要ないものですが、データ分析に欠かせないスキルや知識を体系的に学ぶ機会になるので、気になる方はぜひ参考にしてください。
情報処理技術者試験 / IPA
情報処理技術者資格 |
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資格区分 |
国家資格 |
試験日程 |
春期(4月第3日曜日) 秋期(10月第3日曜日) |
受験料 |
5,700円(税込み) |
試験の難易度 |
基本情報技術者試験23~30% 上位資格15%前後 |
受験資格 |
なし |
公式サイト |
「こちら」 |
運営団体 |
IPA(情報処理推進機構) |
日本のITエンジニアの登竜門とも言われているのが情報技術者試験です。レベルに応じて1~4の試験に分かれ、自身のレベルに合った資格を受験できます。その中でも基礎となる情報技術者検定試験は、プロジェクトマネジメントやデータベースに関する知識まで、基本知識を体系的に学べる資格となっています。
データベーススペシャリスト試験 / IPA
データベーススペシャリスト試験 |
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資格区分 |
国家資格 |
試験日程 |
例年4月第3日曜日 |
受験料 |
5,700円(税込み) |
試験の難易度 (合格率) |
14.4%(平成31年度実績) |
受験資格 |
なし |
公式サイト |
「こちら」 |
運営団体 |
IPA(情報処理推進機構) |
経済産業省が認定する国家資格であり、IPAが実施する資格の中でもデータベースの設計や管理を中心とした内容で出題されます。システム開発における上流工程に位置するスキルが重視されるので、データサイエンティストに求められるスキルや知識を体系的に取得できます。さらに、ビジネスに活用できるデータベース管理やインフラ系のエンジニアを目指す上でも欠かせない資格です。
OSS-DB技術者認定試験 / LPI-JAPAN
OSS-DB技術者認定試験 |
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資格区分 |
民間資格 |
試験日程 |
CBTにより随時開催 |
受験料 |
15,000円 |
試験の難易度 |
非公開 |
受験資格 |
Silverはなし GoldはSilverの資格保持者のみ |
公式サイト |
「こちら」 |
運営団体 |
LPI-JAPAN(日本Linux技術者認定機関) |
オープンソースソフトウェア(OSS)であるPostgreSQLを基準として出題し、データサイエンティストに欠かせないデータベースの設計/開発/運用といった基本的な技術についての認定を受けられます。難易度はそれほど高くなく、これを足掛かりにしてIPAのデータベーススペシャリスト試験に挑む方が多いでしょう。
統計検定(準1級)/ 統計質保証推進協会
統計検定(準1級) |
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資格区分 |
公的資格 |
試験日程 |
6月下旬 11月下旬 2級/3級のみCBTで随時開催 |
受験料 |
1級6,000円(1科目目) 2級5,000円 3級4,000円 4級3,000円 統計調査士5,000円 専門統計調査士10,000円 |
試験の難易度 (合格率) |
1級19.7% 2級41.8% 3級64.6% 4級55.5% 統計調査士55.4% 専門統計調査士26.9% (平成30年度実績) |
受験資格 |
なし |
公式サイト |
「こちら」 |
運営団体 |
統計質保証推進協会 |
統計学に関する知識や活用力を評価するための資格であり、データサイエンティストにとって欠かせない分析力に繋がる統計知識が得られます。レベルによって段階的に分からており、1級の合格率は低いため難易度の高い試験としても知られています。
G検定、E検定 / JDLA
G検定、E検定 |
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資格区分 |
公的資格 |
試験日程 |
G検定、E検定ともに不定期のためホームページを確認 |
受験料 |
G検定 一般12,000円(税抜き) 学生5,000円(税抜き) E検定 一般30,000円(税抜き) 学生20,000円(税抜き) JDLA正規会員/賛助会員25,000円(税抜き) |
試験の難易度 |
G検定72.8%(平成31年3月実績) E検定63.31%(平成31年2月実績) |
受験資格 |
G検定なし E検定JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること |
公式サイト |
「こちら」 |
運営団体 |
JDLA(日本ディープラーニング協会) |
AI技術に関する試験であり、事業を活用する人材(ジェネラリスト)向けのG検定と、エンジニア向けのE検定があります。現代のデータサイエンティストに欠かせない機械学習やディープラーニングの知識/技能を試すことが可能です。E検定を受験するにはJDLAが指定する認定プログラムを受講する必要があります。
Python3エンジニア認定基礎試験 / Pythonエンジニア育成推進協会
Python3エンジニア認定基礎試験 |
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資格区分 |
民間資格 |
試験日程 |
CBTで随時開催 |
受験料 |
一般10,000円(税抜き) 学生5,000円(税抜き) |
試験の難易度 (合格率) |
78% |
受験資格 |
なし |
公式サイト |
「こちら」 |
運営団体 |
Pythonエンジニア育成推進協会 |
Pythonは幅広い分野で使われているプログラミング言語であり、データサイエンティストとして学んでおきたい言語の1つです。初学者向けの資格なのでさほど難しくはありませんが、Pythonを学ぶ入り口として受験するのに損はありません。教材は市販されています。
Professional Data Engineer / Google Cloud 認定資格
Python3エンジニア認定基礎試験 |
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資格区分 |
民間資格 |
試験日程 |
Google Cloud 認定資格で随時開催 |
受験料 |
$200(税抜き) |
受験資格 |
なし |
公式サイト |
「こちら」 |
運営団体 |
Google., Inc (グーグル合同会社) |
Google が提供するCloudエンジニア向け認定資格であり、データ処理システムの設計, データ処理システムの構築と運用化,機械学習モデルの運用化,ソリューションの品質の確保など4つの観点で評価される。試験ガイドや模擬試験も用意されているため、事前準備を実施の上、本試験にチャレンジすることが可能です。
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いかがでしょうか?データサイエンティストにかかわる資格は多数存在するので、それぞれの試験を受けることでデータサイエンティストに必要なスキルや知識を体系的に学ぶことができます。資格を取ればデータサイエンティストになれるわけではありませんが、いずれも取得しておいて損はないですし、就職に有利になる可能性があるので検討しましょう。
多くの企業ではデータの有効利用で自社のビジネスに活用したいと考えているのではないでしょうか。一方で、全ての企業が自前でデータサイエンティストを内製化することは非常に難しいのも現状です。
そこで、電算システムでは、データ・ドリブン経営を目指す企業の皆様をご支援するために、以下の通りデータ分析関連のサービスを提供しています。
- データインテグレーター
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詳しくは、データ分析サービスのご紹介ページをご確認ください。
https://www.dsk-cloud.com/solution/data-analysis