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VPNサービスを選ぶ5つのポイント!
4つの種類やメリット・デメリットを解説

 2023.03.09  2023.04.14

大多数の企業が業務において、日常的にインターネットを利用していますが、インターネット上には常にリスクが存在しています。通信の安全性を高めるVPNが注目を集めているものの「インターネットを安全に使いたいけれど、どのVPNサービスを選べばよいかわからない」「VPNのメリットやデメリットについて知りたい」という方は多いのではないでしょうか。多くの企業がVPNサービスを提供しており、詳しくない方にとっては選ぶのが難しいという状況があります。そこで本記事では「VPNサービスの概要」「VPNサービスの種類」「メリット・デメリット」「選び方」について解説します。VPNサービスについて、基本から選び方まで理解できる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

VPNサービスを選ぶ5つのポイント!4つの種類やメリット・デメリットを解説

そもそもVPNサービスとは?概要を解説

VPNとは「Virtual Private Network」の略称で、日本語に訳すと「仮想専用線」という意味です。専用線とは利用する企業専用の回線のことで、自社のみが利用するためセキュリティの面で優れています。VPNは本社と支店など企業の拠点間を専用線でつなぐのではなく、複数のユーザーで共有する回線を仮想的に専用回線として利用する技術です。VPN接続を提供することを、VPNサービスと呼びます。

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VPNサービスの4つの種類

VPNサービスには、「広域イーサネット」「IP-VPN(閉域VPN)」「エントリーVPN」「インターネットVPN」の4種類があります。それぞれどのような違いがあるのか、特徴を解説します。

広域イーサネット

広域イーサネットとは、イーサネットの規格を利用して、離れた複数の拠点間におけるLAN同士を結ぶサービスです。ネットワークを構築する場合の自由度が高く、自社に最適なネットワークシステムへと変更することが可能です。ただし、回線の選択肢が少なく、費用は高くなります。

IP-VPN

IP-VPNは、通信事業者が所有する閉域ネットワーク、つまりインターネットではないネットワークを利用します。セキュリティ面や通信品質において専用線に近い環境を利用できるため、企業の利用が多くなっています。一方で、費用は高くなりやすいでしょう。

エントリーVPN

エントリーVPNでは、光ブロードバンド回線と閉域網とを使って、ネットワークを構築します。光ブロードバンド回線は安価で利用できるため、セキュリティを向上させつつコストを抑えることが可能です。ただし、光ブロードバンド回線は帯域保証がなく、通信速度が遅くなるおそれもあります。

インターネットVPN

インターネットVPNはその名のとおり、インターネット回線を利用します。物理的に回線を増設する必要がなく、IP-VPNよりも安価に利用できるため、個人のユーザーが利用することが多くなります。ただし、オープンな回線を利用するため、不正アクセスを受けたり、ネット回線が混雑したときに通信速度が低下したりするリスクがあるでしょう。

VPNサービスを選ぶ5つのポイント

さまざまな企業がVPNサービスを提供しています。選択肢が豊富のなかで、どのように選べばよいのでしょうか。5つの選び方について、解説します。

利用目的

VPNサービスをなぜ利用するのか、目的を明確にしましょう。たとえば「業務におけるセキュリティを強化したい」や「海外から日本のみで利用できるネットサービスを使いたい」、「インターネットを利用する際の足跡を隠したい」などが挙げられます。

通信速度

VPNサービスで行うのがメールの送受信といった文字のやりとりのみであれば、通信速度を求める必要はなく、どのVPNサービスでも問題ありません。写真の送受信を行うのであれば一定の通信速度を求めたいところです。動画の視聴や送受信を行うのであれば、通信速度が速いVPNサービスを選ぶべきでしょう。通信速度を気にするのであれば、大手企業が提供するVPNサービスが安心です。

同時に接続できる台数

VPNサービスは多くの場合、同時に接続できる台数が1~10台と設定されています。企業の規模が大きく、同時に多くのデバイスを使用する可能性がある際は接続台数を確認しましょう。同時に接続できる台数に制限のないプランもあります。

料金

VPNサービスによって、料金に大きな開きがあります。自社の予算と、求めるサービス内容を照らし合わせて、合致するVPNサービスを選びましょう。基本的に、「インターネットVPN」、「エントリーVPN」、「IP-VPN」、「広域イーサネット」の順で高価になります。なお、通信速度や同時に接続できる台数と料金は、比例する傾向にあります。

サポート体制

日本に拠点を置いているものと、海外に拠点を置いているものがあります。海外のVPNサービスだと、問い合わせの際に日本語で対応してもらえなかったり、時間帯によっては対応してもらえなかったりすることもあります。サポート体制を重視したい場合は、日本語に対応していたり、日本に拠点を置いていたり、24時間365日サポートしていたりするVPNサービスを選びましょう。

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VPNサービスの3つのメリット

VPNを利用することによるメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。おもな3つのメリットについて解説します。

通信を暗号化でき、安全性が高まる

VPNは、セキュリティへの意識が高い構造のネットワークとなっています。近年は働き方が多様になり、リモートワークが増加しています。VPNであれば自宅からや出張先など離れた場所から、社内にいるときと同じく安全にシステムや社内のサーバーにアクセス可能です。

低コストで複数の拠点と通信できる

専用線では本社と支社の通信しかできませんが、VPNであれば拠点間でも安全な通信が可能です。また、専用線であれば構築する費用や維持費がかかりますが、VPNは仮想ネットワークであるため運用コストを抑えられます。

フリーWi-Fiの安全性を向上できる

コンビニやホテルなどに設置されているフリーWi-Fiは、誰しもが利用できる便利なものです。その一方で、通信内容を第三者に見られるリスクがあり、仕事に利用するには適していません。VPNを利用することで、フリーWi-Fiからであってもセキュリティを強化して外部の侵入を防ぎ、安全にインターネットを利用できるでしょう。

VPNサービスの3つのデメリット

インターネットを利用する際の安全性を高めてくれるVPNですが、デメリットも存在します。3つのデメリットについて、解説します。

情報漏えいのリスクが0ではない

VPNはサービスによって、セキュリティの質に違いがあります。安全性の低いサービスを利用してしまうと、マルウェアの侵入やサイバー攻撃などによって、情報漏えいのリスクが全くないとはいえません。通常の回線と比べて安全性が向上しているものの、専用線ではなくインターネットを暗号化しているためです。また、VPNの初期設定を間違えてしまうと、DNSやIPの漏えいにつながる可能性があります。

通信速度が低下する可能性がある

VPNはインターネットを利用しており、昼食の時間帯や夜など混雑しやすい時間帯は通信速度が下がってしまうことがあります。中でも、災害が発生した場合は通信が行えないことも考えられます。回線の速度が大幅に低下すると、業務の進行が滞ることにもつながるでしょう。

コストが高くなる場合がある

VPNサービスは機能がさまざまで、多くの機能があり高額になっているものもあります。自社に必要な機能であればよいですが、利用しない機能ばかりであれば余計な費用となります。自社に必要な機能を検討して、サービスを選びましょう。

VPNサービスを利用すべき人3選

誰しもが、VPNサービスを利用する必要があるわけではありません。どのような方が利用すべきなのか、解説します。

リモートワークで働いている方

会社の外に、業務で使用するデータを持ち出すのはリスクがあります。機密データは持ち出さないよう決められている企業もありますが、データが手元にないと業務の進行に影響を及ぼすこともあるでしょう。そのため、リモートワークで働いている人はVPNを利用すべきです。自宅からでも安全に、社内のサーバーにあるデータを利用できます。

海外に駐在している方

国によっては、インターネットを利用するうえで規制があります。IPアドレスの発信先によってWebサービスが制限されることがあり、業務においてもプライベートにおいても不便です。インターネットの接続先を日本国内VPNサービスを利用すれば、海外からの通信でも日本からインターネットを使用している状態にできます。

フリーWi-Fiを利用することのある方

外出や出張など社外でインターネットを利用することが多い方は、VPNサービスの利用は欠かせません。コンビニやカフェなどでフリーWi-Fiを利用して業務を進めようとすると、マルウェアに感染してしまい、不正アクセスや情報が流出するリスクがあるためです。業務の際はフリーWi-Fiには接続しないことが大切ですが、利用する可能性を考慮しておきましょう。

まとめ

VPNサービスとは、仮想的な専用回線を形成して通信するサービスです。セキュリティを強化でき、マルウェアへの感染や個人情報の流出を警戒する企業の導入が増えています。4つの種類があり、プランの種類も豊富なため、自社に必要な機能を明確にして導入しましょう。

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