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Google Workspaceの価格体系で注意すべきポイント

 2021.11.22  株式会社電算システム

Google Workspace はメール・ドキュメント作成・チャット・オンライン会議システムなど、コラボレーション機能が多彩な統合クラウドサービスですが、旧バージョンのG Suiteからプランや価格体系が変わっています。
そこで、価格・プランごとのサービスの違いなど、ポイントを紹介しておりますので、導入検討の際にお役立て下さい。

Google Workspaceの価格体系で注意すべきポイント

Google Workspace Businessの価格表

Google Workspaceは、主なエディションにBusiness とEnterpriseの2種類があります。
Business エディションは、主に料金と利用人数制限から、中小企業に向けられたクラウドサービスです。

3種類のプランがありますが、Gmail とカレンダー、Chat とチャットルーム、ドライブ ストレージとドキュメント エディタ(ドキュメント・スプレッドシート・スライド)、Meet によるビデオ会議、ディレクトリ管理、Google サイト、ToDo リストといった基本的な機能に違いはありません。

これに対し、価格と大きなサービス内容の違いは、以下の通りです。なお、価格と、ストレージ容量は、一人あたりの価格・割り当て容量を指すものです。

Google Workspace Business Starter Business Standard Business Plus
料金(月)
※電算システムでは年間一括前払いとなります。
680円 1360円 2040円
最大利用人数 300人 300人 300人
ストレージ容量 30GB 2TB プール 5TB プール
Google Meetの参加人数 100人   150人 250人

ストレージ容量については、Business Standard 以上のプランでは、プール制をとっています。プール制のもとでは、ストレージ容量として1人あたりの割り当て容量が決まっています。

例えば100人のユーザーがいる会社ではBusiness Standardを選択した場合、1人あたりの割り当て容量は2TBですが、組織全体では200TBとなります。料金・ストレージ容量・Meetの最大参加人数のほか、Business エディションの間では、どのサービス・機能が利用できるかについても違いがあります。
Businessエディションの機能の違いのうち、主なものについて表にまとめています。

Google Workspace Business Starter Business Standard Business Plus
Google Cloud Search(ドメイン内検索)
外部アクセス可能な高機能チャットルーム ―  
Google Meet 会議録画・ドライブ内保存機能
共有ドライブおよびドライブの詳細共有設定
ドライブ詳細監査ログ
データロケーションの設定
基本デバイス・エンドポイント管理
高度なデバイス・エンドポイント管理
Android アプリ管理
Google Vault

高機能チャットルーム

外部との通信が可能であり、Gmailと同レベルのスパム対策や、フィッシング対策を十分に施したものです。また、Google Meetで録画したコンテンツのストリーミング再生を行うのも、録画機能が付いたStandardプラン以上では可能です。

データロケーションの設定

大まかなものですが、米国とヨーロッパの設定が選べます。例えば日本でも適用される欧州のGDPR対策や、米国の各州のプライバシー法制等のデータ保護法制に対応するには、リージョンが選べることが必要になる場合があります。

高度なエンドポイント管理

Business Standard プラン以上であれば、基本的なデバイス・エンドポイント管理が可能ですが、高度なデバイス・エンドポイント管理は Business Plus プランで適用されます。基本的なデバイス・エンドポイント管理では、Android デバイス、iPhone、iPadから仕事用アカウントにアクセスするために必要な設定(モバイルデバイスのパスワード要件のカスタマイズ、Androidデバイス向けの管理対象アプリの設定など)が行えます。Business Plus プランであれば、より高度な管理設定ができます。例えば、標準型と強化型に分類したパスワード要件のカスタマイズや、Windowsデバイス管理、デバイスのリモートワイプやモバイルアプリの個別配布などです。

Google Workspace ヘルプ:Google エンドポイント管理機能の比較

Google Vault

Google Workspaceの管理者が使えるデータ保存(保全)・ログ管理ツールで、内部監査・不正調査・eDiscovery などの重要な目的で利用することができます。これもPlusでは使えるものですが、他のプランでは利用できません。
以上から、Starterは最小限のコラボ・コミュニケーション機能がありますが、さらに機能を充実させたいのであれば、Standardプラン以上を選択します。Standard プランと、Plusプランの差は、大きくは情報セキュリティ・内部統制に関する機能の違いですが、この差について重視するならPlusを選択すべきこととなります。

ただし、次にご紹介するEnterpriseプランでは、最大の利用人数・サーバ容量に加え、セキュリティその他の機能が充実しているので、人数にかかわらず、機能の比較も検討課題となります。

Google Workspaceの特徴と他コミュニケーションツール比較
Google Workspaceと無償版の違い

Google Workspace Enterpriseの価格表

Enterpriseプランでは、料金・最大の利用人数・サーバ容量に加え、セキュリティ・コネクテッドシートやAppSheetといった機能がBusinessよりさらに充実しているので、人数にかかわらず、機能の比較も検討課題となります。以下が価格体系と、主要な機能の比較表です。

Google Workspace Enterprise Essentials Enterprise Standard Enterprise Plus
料金 問い合わせが必要
ストレージ容量 1TB プール 拡張可能 拡張可能
人数制限 無制限 無制限 無制限
Google Meetの人数制限 150人 250人 250人
Cloud Search 社内のみ サードパーティと社内双方
Vault
コネクテッドシート
デバイス・エンドポイント管理 〇高度 〇高度 〇高度
AppSheet
DLP 〇基本 〇基本 〇高度

Enterprise エディションの機能の違いについて、要点は以下の通りです。

強化されたセキュリティ機能

Enterpriseエディション限定ですが、データ損失防止(DLP)ポリシー設定を管理者の権限で行うことできるようになりました。Gmailの送信メールや、ドライブのチェックで、機密情報が含まれているかどうかを判別し、情報の社外持ち出しを防止できるようにしています。

エンドポイントセキュリティはWorkspaceでG Suiteよりも大幅に機能強化がされています。なかでも、Enterprise Plusで使える詳細デバイス管理とは、Android/iOSなど、デバイスを問わず管理者の承認したデバイスによるアクセスのみ認めるポリシーの実現に役に立つ管理機能です。管理者が管理コンソールから操作し、設定しますが、デバイスの限定が少なく、最も広く、詳細に設定できるのはEnterprise Plusプランです。特にiOSのデバイスを管理したい場合は、Plusにしておくのがよいでしょう。

社内データの分析に便利なコネクテッドシートが利用可能

組織内にある、数億行単位の大量データをスプレッドシートに書き出し、分析・利用することができる機能、コネクテッドシート機能がGoogle Workspaceにより提供されることになりました。ビッグデータ時代のデータ活用に威力を発揮します。

利用するためには、Google BigQuery =Google が提供しているデータウェアハウスの利用が必要となります。また、Google Workspaceのプランはコネクテッドシートに対応していて、Enterprise Standard またはEnterprise Plusのプランとなっているので、これらのプランをサブスクリプションすることも必要となります。

AppSheetでノーコードによるアプリケーション開発が可能

AppSheetは、Google Workspace から利用可能になった、ノーコードアプリケーション開発ツールです。

コーディングなしで、自動化によるデータ収集用アプリ・自動でのGoogleスプレッドシート作成アプリなど、各種アプリの開発を行うことができます。モバイルデバイスで利用できるアプリの開発も可能ですが、Enterprise エディションのサブスクリプションがあると使える機能です。

Google Workspace Frontlineの価格表

Google Workspace Frontline とは、現場の従業員向けのGoogle Workspaceです。

製造工場の組み立て作業員、レストラン・接客・小売り店員、農林水産業、建設業、外回り営業職員、コールセンターの職員など、Googleがオフィス以外の現場ワーカーのために用意しているコラボ・コミュニケーションツールです。

ユーザー機能 GmailやMeetなどのアプリが使用できる
料金(月)
※電算システムでは年間一括前払いとなります。
520 円
利用人数 無制限
ストレージ容量 2GB
管理者向け機能 管理機能を使用できる
詳細エンドポイント管理
ドライブの監査ログ
データ保護に関する分析レポート

Google Workspace Frontline にも、Gmail とカレンダー、Chat とチャットルーム、ドライブ ストレージとドキュメント エディタ(ドキュメント・スプレッドシート・スライド)、Meet によるビデオ会議、Google サイト、ToDo リストといった基本的なコラボレーション・コミュニケーション機能があります。

特徴的なのは、利用人数が無制限であるところ、そして、詳細なエンドポイント管理でモバイルデバイスの管理を十全にしているところです。外回りでモバイルデバイスを使うことも考慮したプランと考えられます。

料金、また利用人数の制限がないところから、Workspace のプランとしてはお得さがあります。ただし、現場で働く人向けにライセンスを限っていることから、この条件に従った利用をする必要があります。

Google Workspace
Google Workspace 事例

Google WorkspaceとG Suiteの違い・注意点

Google WorkspaceはそれまでのG Suiteがリブランドおよび機能強化により進化したものです。

プランが細分化されたことと、ストレージ容量・最大利用人数・セキュリティに違いがあり、Basic、 Business、 Enterpriseの3プランだったものが、Business、Enterpriseともそれぞれ3プランずつ、計6プランとなっています。以下、要点をまとめました。

ストレージ容量の制限

G SuiteではそれまでBusiness、Enterpriseでは無制限とされていたストレージ容量に制限ができました。

Google Workspace Business Starter Business Standard Business Plus Enterprise Essentials Enterprise Standard Enterprise Plus
ストレージ容量 30GB 2TB
プール
5TB
プール
1TB
プール
拡張可能 拡張可能
G Suite  Basic Business Enterprise   ―   ―   ―
ストレージ容量 30GB 無制限 無制限   ―   ―   ―

Businessエディションでは、それぞれ1名あたり2TB、5TBが上限となり、無制限を選ぶなら、EnterpriseエディションのStandard プラン以上のものを選ぶ必要があります。

ただし、一人あたり2TBもあると使い切ることもあまり考えられず、また、プール制により、会社には容量×人数のストレージプールがあり、何らかの理由で多く使わなければならない人がいる場合、他のメンバーからシェアしてもらうこともできます。

最大利用人数の変更

G Suiteでは人数制限がなかったのが、Google Workspaceでは人数制限が作られました。

G Suite  Basic Business Enterprise   ―   ―   ―

人数制限

無制限

無制限

無制限

  ―

  ―

  ―

Google Workspace Business Starter Business Standard Business Plus Enterprise Essentials Enterprise Standard Enterprise Plus
人数制限 300人 300人 300人 無制限 無制限 無制限

Businessプランの3種は最大300ユーザーに変更されたため、オフィスワーカー301名以上で利用したい場合は、必然的にEnterpriseのエディションを選択することとなります。

ただし、先ほどご紹介した、Google Workspace Frontline エディションの対象に該当するメンバーがいる場合は、Frontline エディションは人数制限がありません。

そこで、Frontline エディションとの組み合わせも業態によっては検討してよいものと考えられます。

セキュリティの強化

Google Workspaceでは、Google Meet、Google Chatのセキュリティが向上しています。
外部との接続も想定したChat/Meetの管理者権限や、フィルタなどに加え、2段階認証の強化により、認証コードなどの2段階認証を取り入れやすくしています。さらに、指紋認証・生体認証など、Google 外のサービスとの組み合わせでの認証も可能です。

エンドポイント管理・暗号化も強化され、デバイスのコントロールが特にEnterprise Plusプランでは幅広く行えます。また、データの流出防止ポリシー(DLP)についても管理者の権限で設定、コントロールできます。

特にiOSデバイスのコントロールを十分に行いたいときは、Enterpriseプランを選ぶ必要がある点には注意が必要です。

  Business Starter Business Standard Business Plus Enterprise Essential Enterprise Standard Enterprise Plus
2段階認証  
エンドポイント管理 〇基本 〇高度 〇高度   大規模ビジネス用・高度 大規模ビジネス用・高度 大規模ビジネス用・高度
S/MIME 暗号化
データ損失防止(DLP) ―   〇基本 〇強化 〇高度

まとめ

Google Workspaceの価格体系は、G Suiteよりもプランが細分化され、それぞれのプランに対応する機能も違うため、どのプランで何が使えるのか把握することが導入の際には必要です。

記事を参考にしつつ、どの機能が必要なのか、利用人数はどうか、など、導入検討に必要な情報を集めて、利用するエディション・プランを決めるようにしましょう。

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