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Google Workspaceの料金プランと価格比較のポイント

 2021.11.22  2023.06.22

Google Workspace はGmailやドキュメント作成、チャット、ビデオ会議などのビジネス向けコラボレーション機能が多数利用できるクラウドサービスですが、旧バージョンのG Suiteからプランや料金体系が変わっています。本記事では、エディションやプランごとの特徴の違いなどをご紹介します。導入の際の参考情報としてご覧ください。

Google Workspaceの価格体系で注意すべきポイント

Google Workspaceの主なプランと比較のポイント

Google Workspaceとは、Gmailやドライブ、ドキュメントなどビジネス向けグループウェア・アプリケーションがセットで提供されるクラウドサービスです。ビジネスニーズに応じたプランが用意されており、用途に応じて選択できます。

主なプランとして、中・小規模向けの各種「Business」エディションと大規模向けの「Enterprise」エディションがあり、企業規模によって適したエディションが異なります。利用ユーザー数に上限があり、Businessエディションは最大300名まで利用できますが、300名を超える場合は人数制限がなくなるEnterpriseエディションしか選択できません。

そのほかにも、プランごとにストレージの最大容量やビデオ会議へ参加できる人数、高度な管理機能の有無などが異なるため、必要な機能を検討したうえで選択するようにしましょう。14日間の無料トライアルを利用すれば、実際の使用感を確かめてから導入を進められるためおすすめです。

1Googleワークスペースのプラン比較-1

Google Workspace 支援サービス料金

Google Workspace 支援サービス料金

Google Workspace (旧 G Suite ) の基本サービス、オプション価格一覧やDSKならではのサービスの価格を掲載しています。

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Google Workspace Businessの料金プラン

Businessエディションについて掘り下げると、当エディションは料金と最大利用人数の観点から、主に中小企業に向けられているサービスです。プランの種類としては、「Starter」「Standard」「Business Plus」の3つがあります。3種類のプランは、いずれも以下の基本機能が利用できます。

  • Gmail
  • カレンダー
  • Chatとチャットルーム
  • ドライブストレージ
  • ドキュメント エディタ(ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Keep)
  • Meetによるビデオ会議
  • ディレクトリ管理
  • Googleサイト
  • ToDoリスト
  • フォーム

これに続いて、価格とサービス内容の違いは以下の通りです。なお、価格とストレージ容量は、1人あたりの価格・割り当て容量を指すものです。

Google Workspace Business Starter Business Standard Business Plus
料金(月)
※電算システムでは年間一括前払いとなります。
680円 1360円 2040円
最大利用人数 300人 300人 300人
ストレージ容量 30GB 2TB プール 5TB プール
Google Meetの参加人数 100人   150人 250人

ストレージ容量は、Standard以上のプランではプール制をとっています。プール制では、ストレージ容量として1人あたりの割り当て容量が決まっています。例えば、100人のユーザーがいる会社でBusiness Standardを選択した場合、1人あたりの割り当て容量は2TBですが、組織全体では200TBとなります。

Businessエディションの各プランでは、基本的な機能が利用できる点は共通しますが、一部サービス・機能が利用できるかどうかに違いがあります。各プランの機能の違いのうち、主なものについて以下の表にまとめています。

Google Workspace Business Starter Business Standard Business Plus
Google Cloud Search(ドメイン内検索)
外部アクセス可能な高機能チャットルーム ―  
Google Meet 会議録画・ドライブ内保存機能
共有ドライブおよびドライブの詳細共有設定
ドライブ詳細監査ログ
データロケーションの設定
基本デバイス・エンドポイント管理
高度なデバイス・エンドポイント管理
Android アプリ管理
Google Vault

エディション各プランの料金と機能の違いについて、詳しくは下記の公式ホームページもご参照ください。
Google Workspace_料金

Business Starter

当プランは、ほかと比べて機能がシンプルな点が特徴です。利用が小規模な場合や、多くの機能を必要としない場合、低コストでビジネス向けアプリケーションを利用したい場合などに向いています。

主な特徴

  • ビデオ会議は最大100人参加可能
  • ストレージの割り当ては1ユーザーあたり30GB
  • 共有ドライブなし
  • 一部の高度な機能に制限あり
  • セキュリティ機能は最低限(基本的なエンドポイント管理、2段階認証など)

ドキュメントなどの基本機能は利用できますが、会議の録画・保存などの高度な機能やセキュリティ対策を利用する場合は、上位プランへの切り替えが必要です。

ストレージは上位プランと仕様が異なっているため、プール制ではありません。そのため、ユーザーごとにアップロードする容量に差がある場合は、ストレージを共有できる上位プランのほうが使いやすい可能性があります。

基本的なエンドポイント管理では、スマートフォン・タブレットなどの仕事用デバイスから業務アカウントにアクセスするための設定ができます(パスワードやインストールアプリの管理なども含む)。

Starterプランの1ユーザーあたりの月額料金は680円となっており、Businessエディションの中では最も安い位置にあります。上位プランへのアップグレードは手軽にできるため、当プランから小さく始めてみるのもおすすめです。

Business Standard

当プランは基本機能に加えて、情報共有や業務効率化に役立つ高度な機能が利用できるため、特に人気があります。1ユーザーのストレージ割り当て容量が増加するため、大容量ファイルを扱う場合にもおすすめです。1ユーザーあたりの月額料金は1,360円です。有料でサポート体制のアップグレードもできます。

主な特徴

  • ビデオ会議は最大150人参加可能
  • ビデオ会議の録画とドライブ保存対応
  • ストレージの割り当てが1ユーザーあたり2TB(プール制)
  • 共有ドライブ対応
  • ゲストアクセス対応など高機能なチャットルーム
  • Cloud Search対応
  • データ移行ツールに対応(Migrateツール)

下位プランの機能に加えて、次の変更点があります。まずストレージがプール制になり、容量を組織全体で共有できます。Starterプランからアップロード制限はユーザー単位ではなく、組織で共有のストレージ容量上限までです。

さらに、Cloud Search対応になり、Googleサービス全体から目的のデータを検索できるようになります。データ保護法制への対応が必要な場合は、当プランでデータリージョンの設定が可能です。

Business Plus

Standardプランの機能を引き継いだうえで、高度な機能も利用できるプランです。大規模に利用する場合や大容量のファイルを扱う場合、高度なセキュリティ体制やデバイス管理が必要な場合に適しています。1ユーザーあたりの月額料金は2,040円です。

主な特徴

  • ビデオ会議は最大500人参加可能
  • ビデオ会議の出欠確認に対応
  • ストレージの割り当てが1ユーザーあたり5TB(プール制)
  • 高度なセキュリティ、管理機能対応
  • Google Vaultに対応

当プランでは、高度なエンドポイント管理機能が追加で利用できます。モバイルデバイスのセキュリティポリシーの設定、詳細管理、iOSアプリの管理などの細かい部分まで制御可能です。社内デバイスの一元管理や安全性の確保をサポートします。

さらに、法的に必要なデータの保全に便利なGoogle Vaultが利用できます。データの保持と電子情報開示に役立つ機能で、メールやチャットの記録といったユーザーデータの監査証跡や、安全な保管や検索に関するアクションを実行できます。法的に必要な記録の保持にも対応可能です。

離職した従業員のアカウントに対しては、ユーザーアーカイブ機能によってステータスを変えることで、データを安全に保持できます。離職ユーザーに割り当てた当サービスライセンスは、別のユーザーに付け替えることが可能です。 

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Google Workspace Enterpriseの料金プラン

Enterpriseエディションでは、最大の利用人数の無制限化、ストレージ容量の拡張対応に加えて、高度なセキュリティ機能やコネクテッドシート、AppSheetなどの機能も利用できます。Businessエディションよりさらに充実しているので、プランを選ぶ際は利用人数以外に機能の比較検討も重要です。料金と主要な機能の比較表は以下の通りです。

Google Workspace Enterprise Essentials Enterprise Standard Enterprise Plus
料金 問い合わせが必要
ストレージ容量 1TB プール 拡張可能 拡張可能
人数制限 無制限 無制限 無制限
Google Meetの人数制限 150人 250人 250人
Cloud Search 社内のみ サードパーティと社内双方
Vault
コネクテッドシート
デバイス・エンドポイント管理 〇高度 〇高度 〇高度
AppSheet
DLP 〇基本 〇基本 〇高度

ここからは、Enterpriseエディションの各プランで使用できる機能の違いについて解説します。

強化されたセキュリティ機能

Enterprise Standard以上のプランでは、データ損失防止(DLP)ポリシー設定を管理者権限で利用できるようになりました。これにより、Gmailの送信やドライブチェックで機密情報が含まれているかどうかを判別し、機密情報の流出を防止できます。

特にエンドポイントセキュリティは、Workspaceに変わってから旧版のG Suiteよりも大幅に機能強化がなされています。従業員が300名以下の企業であっても、高度なセキュリティ体制が必要なら、Business PlusやEnterprise Standard/Plusプランのいずれかを契約したほうがよいでしょう。

Enterprise Essentials

当プランは、Gmailなどの不要なサービスのコストを削減し、業務効率化に必要なサービスのみに絞って利用できます。利用ユーザー数に制限はありません。大人数で参加できるビデオ会議、コラボレーションツール、Enterprise水準の高度なセキュリティが特徴です。年中無休の24時間サポートもつきます。

基本機能として以下が利用できます。

  • ドライブ(1TBプール)
  • Meet(ビデオ会議)
  • チャット
  • ドキュメント、表計算、スライド作成
  • ToDoリスト
  • カレンダー

プレミアム機能として以下の機能も使えます。

  • 大容量クラウドストレージプール(組織全体で共有)
  • 会議の最大参加人数150人(Essentialsプランの中では最大人数)
  • アカウント管理
  • 高度なセキュリティ(2段階認証、エンドポイント管理、セキュリティアラートなど)

プランを開始するには、まずEssentials Starterに申し込みをしたのち、Enterpriseエディションにアップグレードします。プランを開始すると、組織の全ユーザーに同じサブスクリプションが提供されます。一部のユーザーだけほかのプランに、というやり方はできません。

料金は利用ユーザー数に応じて変動します。支払いプランは2種類あり、毎月支払いをするフレキシブルプランか、1年の利用契約を結んで月割りで料金を支払う年間プラン(月払い)から選べます。

Enterprise Standard

大規模企業向けに提供されているプランで、300名以上のユーザーが想定されています。こちらも利用ユーザー数に制限はありません。

当プランでは、ビデオ会議に最大500人が参加できます。ドメイン内ライブストリーミング(最大1万人)、ノイズキャンセル、ドライブへの会議の録画保存などにも対応しており、快適な情報共有とコミュニケーションをサポートします。ドライブの容量は5TB(プール制・拡張可)の割り当てがあり、Essentialsよりも多く利用できます。

その他の面では、高度なセキュリティと管理機能がサポートされており、情報漏えいやセキュリティリスクに備えられます。

Gmailなどの基本機能に加えて、以下のような高度な機能やプレミアム機能が利用できます。

  • 高度なセキュリティ体制(データ損失防止(DLP)によるGoogleドライブやGmailの保護など)
  • スキャン画像の文字認識から機密データを判別し、データ損失リスクを抑える
  • サードパーティ製アーカイブサービスによる重要なメールの保存・検索
  • BigQueryによるGmailのログ分析
  • カスタムルールによるモバイル管理タスクの自動化
  • ユーザープロビジョニング(ユーザーID管理)の自動化
  • セキュリティセンターの一部保護機能
  • Cloud Search(Googleサービスのみ)

当プランと上位プランには、データ損失防止ポリシー設定を管理者権限で設定する機能があります。外部ゲストとファイルを共有する際の許可コンテンツを指定できるため、個人識別番号などの機密データが意図せず情報漏えいするのを防止可能です。

大規模な組織で、高度なセキュリティ対策やコンプライアンスが必要な場合は当プランがおすすめです。年中無休24時間プレミアムサポートも利用でき、疑問の解消や、運用・技術的な問題の解決などのアドバイスが受けられます。

Enterprise Plus

Enterprise Standardの全機能に加えて、Plusプランの機能が利用できます。5TBのストレージ容量は必要に応じて拡張可能です。高度なセキュリティ体制や、アプリ開発や社内データ検索などの機能が必要な場合におすすめです。

Enterprise Plusでは以下の機能が追加されます。

  • ドメイン内ライブストリーミング(最大10万人)
  • ワークインサイト
  • AppSheet(ノーコードアプリ開発ツール)
  • セキュリティセンターが提供する全保護機能、データリージョン
  • Cloud Search(Googleサービスとサードパーティサービス)
  • 高度なエンドポイント管理

ワークインサイトは、Google Workspaceの使用状況を確認・評価するツールです。管理者が、ダッシュボードから各チームの連携状況やアプリ使用状況などのデータを見て、ツールの効果を評価できます。

セキュリティセンターは管理コンソールの設定に追加される機能で、セキュリティデータの分析レポートの閲覧が可能です。データリージョン機能では、ユーザーのデータを保存するデータセンターを指定できます。

高度なエンドポイントセキュリティ機能のひとつである詳細デバイス管理は、管理者が承認したデバイスのみアクセスを許可する機能です。Android/iOSに対応し、セキュリティや特定の操作をする許可に関する詳細な設定ができます。

ノーコードアプリ開発ツールのAppSheetは、専門知識がない人でもデータ収集やスプレッドシートの自動作成など、業務効率化に役立つ機能を備えたアプリの開発ができます。モバイル向けのアプリ開発にも対応可能です。

Frontlineの料金プラン

Google Workspace Frontlineとは、現場の従業員向けのエディションです。製造工場の組み立て作業員、レストラン・接客・小売店員、農林水産業、建設業、外回り営業職員、コールセンターの職員など、Googleがオフィス以外の現場ワーカーのために用意しているコラボ・コミュニケーションツールです。

Google Workspace Frontlineにも、Gmailとカレンダー、Chatとチャットルーム、ドライブストレージと各エディタ(ドキュメント・スプレッドシート・スライド)、Meet(ビデオ会議)、Googleサイト、ToDoリストといった基本的なコラボレーション・コミュニケーション機能があります。

特徴的なのは、利用人数が無制限である点と、詳細なエンドポイント管理でモバイルデバイス管理も可能な点です。外回りでモバイルデバイスを使うことも想定されています。

ストレージは1人あたり2GBの割り当てがあり、利用人数の制限はありません。ストレージ容量に制限がある分、低コストで利用できるのがメリットです。ただし、現場で働く人向けにライセンスを限っていることから、この条件に従った利用をする必要があります。

Google Workspace
Google Workspace 事例

Google WorkspaceとG Suiteの違い・注意点

Google Workspaceは、それまでのG Suiteがリブランドおよび機能強化により進化したものです。

プランが細分化されたことと、ストレージ容量・最大利用人数・セキュリティに違いがあり、Basic/Business/Enterpriseの3プランだったものが、Business/Enterpriseともそれぞれ3プランずつ、計6プランとなっています。以下、要点をまとめました。

ストレージ容量の制限

Google Workspaceでは、G Suiteで提供されていた容量無制限のストレージが廃止され、ストレージ容量に制限が設けられました。

Businessエディションでは、それぞれのプランで1人あたりの割り当てが30GB/2TB/5TBと違いがあります。容量を必要に応じて追加したい場合は、EnterpriseエディションのStandardプラン以上に限り拡張できます。

各エディションのStandardプラン以上とEssentialsの場合、ストレージのプール制(容量×利用人数)が採用されています。そのため、1人あたり2TBの容量を使い切るようなケースがある場合、ほかのユーザーが余らせている容量を別のユーザーが有効活用できます。

最大利用人数の変更

G Suiteにはなかった人数制限が、Google Workspaceで追加されています。

Businessプランの3種は最大300ユーザーに変更されたため、オフィスワーカー301名以上で利用したい場合は、必然的にEnterpriseエディションを選択することとなります。

ただし、先ほどご紹介したGoogle Workspace Frontlineエディションの対象に該当するメンバーがいる場合は、人数制限がありません。そのため、Frontlineエディションとの組み合わせも業態によっては検討の価値があります。

セキュリティの強化

Google Workspaceでは、Google Meet、Google Chatのセキュリティが向上しています。外部との接続も想定したChat/Meetの管理者権限や、フィルタなどに加え、2段階認証の強化により認証コードなどのセキュリティも利用しやすくなっています。指紋認証・生体認証など、Google以外のサービスと組み合わせた認証にも対応できます。

エンドポイント管理・暗号化も強化され、デバイスのコントロールはEnterprise Standardプラン以上に限り幅広く行えます。また、データの流出防止ポリシー(DLP)についても、管理者権限で設定・コントロールできます。高度なエンドポイント管理を行いたい場合は、上位のBusiness Plusか、EnterpriseのStandardプラン以上の選択が必要です。

まとめ

Google Workspaceでは、旧来のG Suiteよりもプランが細分化されており、それぞれ利用できる機能と価格が異なります。自社に適したプランを選ぶには、必要な機能や達成したい目的などを明確にしたうえで検討することが大切です。もし、導入で困ったことがある場合は、DSKにお気軽にご相談ください。

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