データ分析に役立つツール5選

 2019.11.05  ラクまるブログ編集部

データ分析」と聞くと、「なんだか取っ付きにくい」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。実際にデータ分析を行うためのプロセスは複雑ですし、統計学などに関する深い知識と、スキル、それと経験が必要になります。データサイエンティストと呼ばれる人達は、そんなデータ分析のスペシャリストであり、1社に1人データサイエンティストがいるだけで、その会社の経営活動に大きな変化をもたらしてくれるでしょう。

しかし、すベての企業がデータサイエンティストを有しているわけではありませんし、新しく雇用するのも、コンサルタントを依頼するのも高額な費用がかかります。そのため、データ分析に取り組みたくても取り組めないという企業は珍しくありません。

この問題を解決する方法は2つあります。1つは「データサイエンティストを育成する」という方法です。既に在籍している社員から選出し、データサイエンティストとすべく社員教育を実施します。ただし、社員教育を実施するためにデータサイエンティストの講義を依頼するのが基本なので、結局はコンサルタントを依頼するのと変わらない費用が発生するでしょう。もっとも、社員がデータサイエンティストとして成長すれば、それ以降コンサルタント費用等が発生することはありません。

そしてもう1つの方法が「データ分析を簡素化するツールを導入する」という方法です。データ分析の重要性が高まる中、それに着目するソフトウェア制作会社・サービス制作会社も多く、現在では様々なデータ分析ツールが市場に揃っています。その中で、データサイエンティストでなくても扱えるようなツールを利用すれば、データ分析をより身近なものにして、ビジネスに活かすことができるでしょう。

前置きが長くなりましたが、本稿ではそんな「データ分析に役立つツール」についてご紹介します。

BI(Business Intelligence)とは何か?

ちょっとでもデータ分析に興味を持っているビジネスパーソンなら、「BI(Business Intelligence:ビジネス・インテリジェンス)」という言葉を聞いたことがあるでしょう。数年前に「ビッグデータ」という言葉が大流行したことをきかっけに、BIの知名度も一気に高まりました。

BIとは、本来はデータサイエンティストが持つ知識・スキル・経験をもとにして行うデータ分析を、少しの知識とスキルだけで行えてしまうというデータ分析ツールです。特徴はBIによって様々ですが、一般的には取り込んだデータを自動的に分析して、さらに自動的にレポートを作成して情報が視覚的に見やすい状態にしてくれます。

また、必要な情報をいつでもリアタイムに確認できるようにカスタマイズ可能な「ダッシュボード」を作成したりと、企業のデータ分析への取り組みを促進させてくれるものです。

BIのメリット一覧

  • 売上レポートや月次報告、売上予測などを自動的に作成する
  • 売上目標に対する営業担当者ごとの売上成績を可視化する
  • 見込み客リストから受注に繋がりそうな見込み客を統計的に抽出する
  • 顧客からの問い合わせに対する抜けや漏れを減らす
  • ホームページのデザインを変更した際にそれがビジネスにどう影響を与えるかを調査する
  • 顧客のWeb上の行動としてCVR(コンバージョン率)が上がる行動パターンを探る
  • 広告効果を分析して商品ごとにより効果的な広告配信パターンを探る
  • 経営層が欲しい情報を欲しいタイミングで取得して経営意思決定を迅速にする

この他にも、BIを活用することでのメリットはたくさんあります。ただし、BIを上手く活用するためにはデータ分析に関する最低限の知識とスキルが必要です。それが無くても活用できるというわけではないため、その点に注意しましょう。

データ分析に役立つツール5選

DOMO(ドーモ)

DOMOは指標の閾(しきい)値を設定しておくことで、アラートを受け取ることができるユニークな機能を搭載したBIです。アラート管理で複数のKPI(Key Performance Indicator)を追跡し、プロジェクト・マネジメントまで行えるBIです。ビジネスの状況は1秒ごとに変化していきますが、こうした機能があると何度もデータをチェックする必要がなく、効率性がアップします。

さらに、DOMOでは接続できるアプリが1,000種類以上あるため、多彩な機能を使ってデータ分析を行うことができます。DOMO Appsでは部門別に最適なアプリが用意されているため、組織全体でBIを扱うことが可能です。

・「参考サイト

Power BI(パワー・ビーアイ)

Power BIはMicrosoftが提供しているBIであり、多数のツールを連携可能なのが特徴として挙げられます。必要に応じてツールを連携することでPower BIの機能を拡張でき、環境ごとに最適なBIにカスタマイズできます。

さらに、どのデバイスからでもリアルタイムなデータを確認することができ、ワンクリックで欲しいデータを取得することが可能です。Microsoft社製品ということもあり、直感的な操作でビジネスパーソンにとって馴染みやすいのも特徴の1つでしょう。

・「参考サイト

Qlik Sense Cloud(クリック・センス・クラウド)

Qlik Sense Cloudは無料版と有料版を提供しており、無料版でも十分な機能が扱えることで有名です。手元にあるデータをクラウドにアップロードするだけで棒グラフや地図などを含む、独自のビジュアライゼーションを行い、それを他のユーザーと共有したり、作成したグラフや画像をPDFで出力したりと、さまざまな使い道があります。

無料でも定期的にアップデートがされているため、使いやすさを常に追求しているBIでもあります。

・「参考サイト

Tableau(タブロー)

Tableauは複雑なコードを使用しなくても、ドラッグ&ドロップで操作できるBIであり、データ分析初心者でも直感的に扱えるメリットがあります。フィルタ・アクション・パラメータ・時系列再生・エリアマッピングといった機能でデータを視覚的に見やすくする機能も備わっています。

数あるBIの中でも比較的低コストで導入できるBIなので、その気軽さから人気を集めています。

・「参考サイト

Looker(ルッカー)

Lookerは、第3世代の BI とも呼ばれており、BI としての機能をもちつつ、様々な既存の社内システムに組み込んだり、APIなどで連携することが可能なデータプラットフォームです。従来のBIのように社内の意思決定のための可視化やダッシュボード利用だけでなく、社外へのレポーティング機能の提供など、データを使ってビジネスをサポートできるサービスです。

また、データベース/データマート を持たず、外部のデータベースや DWH (DataWareHouse)と接続するという点も大きな特徴です。これにより、今までボトルネックになってきたデータ分析のプロセスを省略化し、リアルタイムに分析業務を行うことができます。さらに、独自のモデリング言語( LookML )により、データ定義の統一を行い、一般的な BI で起きているデータガバナンスの問題を解決することができます。

・「参考サイト

Google Data Studioを使ってみよう!

Google Data Studio (新 Google Data Portal)はGoogleが提供するBIであり、手元にあるデータをもとにした分かりやすいグラフを作成してくれるツールです。数値の羅列だけでは見えてこないデータとデータの関連性を把握したり、データの分布なども把握できたりします。

<Google Data Studioで出来ること>

データの連携、接続

アナリティクス、サーチコンソール、アドワーズ、YouTubeなどGoogleサービスを基本とするデータと連携・接続し、美しいグラフを作成できます。MySQLなど独自データとの連携・接続も可能であり、Excelで作成したデータアップロードも可能です。

データの変換

連携・接続したデータを任意のデータタイプや集計方法に変換することができます。たとえばただの数値からパーセンテージや平均、通貨などを指定できます。

グラフ化

連携・接続したデータを棒グラフ、円グラフ、表やヒートマップなど様々なグラフとそいて視覚化することが可能です。

複数人で共有

作成したレポートは様々な人と共有可能であり、社内だけで共有したり、特定の人とのみ共有したりすることも可能です。

Google Data Studio (新 Google Data Portal)はGoogleアカウントを取得すれば無料で使えるBIですので、ぜひこの機会に使用してみてください!

Lookerで実現する全社データ・ドリブン化

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