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スマホでのAI活用!
GeminiとNotebookLMで実現する
「手のひら効率化」

 2025.12.12  株式会社電算システム

昨今の生成AIの進化は本当に早いですよね。
「Geminiを導入して活用したい!」という企業様も増え、データ移行や業務活用をご相談いただく機会が一段と増えてきました。

私自身も、Geminiの進化にワクワク(そしてちょっとドキドキ)しながら、Google Workspace、そして Google Workspace with Gemini をより活用いただくため日々取り組んでいます。

さて本題です。
皆さんは スマートフォンで どれくらい Gemini や NotebookLM を使っていますか?
PCだと毎日のように触っている方も、「スマホだとあまり使っていない」という声をよく聞きます。

しかし、それは大きな機会損失かもしれません。モバイル版のAI活用は、単なるPC版の縮小版ではありません。

 

移動時間、待ち時間、現場での確認など、PCを開けない「隙間時間」を「生産時間」に変えてくれる、モバイル版ならではの強力な武器となります。
移動中や外出先でも利用できる、スマホでのAI活用術をご紹介します。

第1章 気になったら即ナレッジベース化!情報収集の即時性

まずご紹介したいのがNotebookLMのモバイル活用です。
「資料の分析」や「レポート作成」のイメージが強いNotebookLMですが、スマホアプリ版では、最強のインプットツールに化けます。

気になったら即「ソース」に追加

Webブラウジング中に見つけた「後でじっくり読みたい」「プロジェクトに使いたい」と思った情報は、その場で共有リンクから直接ノートブックにソースを追加して、自分だけのナレッジベースを作ることができます。

隙間時間で「耳から学ぶ」

NotebookLMには、アップロードした資料の内容についてAIが対話形式で解説してくれる「音声概要」機能があります。

  • バックグラウンド再生が可能
    他のアプリを操作しながらや、スマホをポケットに入れたままラジオ感覚で聞けます。
  • YouTube動画も要約
    気になるYouTube動画のリンクをNotebookLMに入れておけば、動画を見なくても「音声概要」で要点をサクッと把握できます。

会議資料、技術資料、市場レポートなどを入れておけば、移動中に耳だけでインプットできます。
さらに音声概要を複数保存できるようになったため、資料ごとに「自分専用の音声教材」を作ることができます。
以前は音声概要を1つしか作成できませんでしたが、このアップデートにより、複数の音声概要を生成して保存できるようになっています。

フラッシュカードとクイズが実装

資料内容から「フラッシュカード」と「クイズ」を生成することができます。
学習内容や技術知識を短時間の復習で定着させられるため、資格勉強にもおすすめです。
参考書や資料を持ち運ばず、隙間の時間でも学習に役立てることができます。今までの学習のやり方を大きく変えてくれます。

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インフォグラフィックとスライド作成機能も追加!

なんと、インフォグラフィックとスライド作成機能も追加されました。
スマホからでも、資料づくりが驚くほど手軽になります。

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えば…

  • 会議前に、資料の要点をインフォグラフィックで可視化
  • 外出先でも、ドラフトの簡易スライドをサッと生成
  • 技術資料やレポートを、図解ベースで理解しやすく変換

といった用途に活躍します。
移動中やカフェなど「PCを開けない場面」でも資料化の第一歩が踏み出せるのは非常に強力です。

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(このスライド、スマホだけでサッと作れました…!)
NotebookLMは“読む・聞く”だけでなく“つくる”領域まで一気に広がりました…!

プロンプトをカスタマイズしよう!

「音声解説」「フラッシュカード」「テスト」では、鉛筆マークを押すとプロンプトをカスタマイズすることができます。

たとえば…

  • 説明のトーン(カジュアル向け/ビジネス向けにするなど)
  • 難易度(初心者向け/上級者向け)

長さ、構成、視点…など、自分好みに調整できます

特に学習用途では、
「試験対策用に、もう少し踏み込んだ解説にしてほしい」
「クイズは数字問題多めで」
といった細かいカスタマイズが効くので、使い勝手がとてもいいです。

※現時点では、インフォグラフィック生成 および スライド作成機能 はスマートフォンからのプロンプト編集には未対応です。
PC版のみ編集可能なので注意してください。

第2章 Geminiを「優秀な秘書」にする予約アクション

次におすすめしたいのが、Geminiアプリの「予約アクション(ルーチンワークの自動化)です。
「毎朝あれチェックしなきゃ」というタスクを、Geminiにお願いします。

「時間」+「指示」で勝手に動く

Geminiにあらかじめ時間とやることを指示しておくと、その時間になったら自動でタスクを実行して通知してくれます。

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活用例

  • 「毎朝8時に未読メールを整理して」
    朝起きたら、Geminiが重要なメールをピックアップして要約してくれています。会社に行く前にやるべきことを把握できるので、出社後の動き出しがスムーズになります。
  • 「毎週月曜の朝8時に今週の予定を教えて」
    Googleカレンダーと連携して、その週のスケジュールを整理して教えてくれます。

電波が不安定な移動中でも、時間指定なら勝手に処理しておいてくれます
電波が悪くて、「くるくる待機時間」のストレスもありません。見たい時に見たい情報を入手することができます。

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第3章 リアルタイムで相談!「Gemini Live」

まるでSFの世界のようでワクワクする機能が「Gemini Live」です。
これは、スマホのカメラや画面を通じて、Geminiとリアルタイムに音声会話ができる機能です。

カメラで「壁打ち」

イベント会場や現場で、カメラを向けながらこんな相談ができます。

  1. 展示ブースの改善
    「この展示、もっと人を惹きつけるにはどうしたらいい?」とカメラで見せながら相談。
  2. PCトラブル対応
    エラーが出ているPC画面を映して「これ、どうやって解決したらいい?」と聞く。

画面共有で「予行演習」

スマホの画面を共有しながらの相談も強力です。

  • 英語のロールプレイング
    海外出張前、ホテルの予約サイトを表示しながら「受付の人役をやって。部屋を予約する練習がしたい」と英会話の練習相手になってもらえます。
  • プレゼン資料のレビュー
    資料を表示しながら「このグラフの説明、もっと分かりやすくするにはどう話せばいい?」と話し方のコーチングを受けられます。

まとめ

スマートフォンでのAI活用は、単なる「PCの代わり」ではなく、身近なAIパートナーとして活躍してくれます!

  • 移動中に耳でインプットする
  • カメラで見たものを相談する
  • 生活のリズムに合わせて自動化する

といった、モバイルだからこそできる新しい生産性の形があります。
AIをもっと身近に感じて、活用していきましょう。

執筆者紹介

西野若葉
株式会社電算システム 西野若葉
2021年より Google Workspace の導入支援チームに所属。現在は Gemini 特任部隊 ”P-Gen” に所属し、Google Workspace ユーザーに対して Gemini のハンズオンやワークショップ、セミナーでの情報発信を行う。