Gmailは、検索機能と操作性に優れたGoogleのメールサービスです。無料でGmailアドレスを作成でき、すぐに利用を開始できます。Gmailの利用を検討している方の中には、どのようにGmailアドレスを作成するのかわからないという方がいらっしゃるかもしれません。Gmailアドレスを作成する手順には、以下の2つがあります
- Googleアカウントを作成してGmailアドレスを取得する方法
- 1つのGmailアカウントに対して複数のGmailアドレスを作成する方法
この記事を読めば、Gmailアドレスをスムーズに作成でき、Gmailを効果的に活用する方法も把握できます。Gmailの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Gmailアドレス(Googleアカウント)を作成する方法
Gmailアドレスの作成方法を知る前に「Gmailでメールアドレスを作成する」ということは、どういうことかを理解しておきましょう。Googleアカウントは、それぞれがGmailアドレスによって管理されており、アカウントにログインする際にも、Googleアカウントを作成する際に設定したメールアドレスを使います。
つまり「Gmailでメールアドレスを作成する」ということは「Googleアカウントを作成する」ことと同義です。Googleアカウントを持っている方は、すでにGmailアドレスも持っているため、Gmailにログインしてメールの作成・送信ができます。
Googleアカウントを持っておらず、Gmailを初めて使うという方は、以下で紹介する手順を参考にして、Gmailアドレス(Googleアカウント)を作成しましょう。
Googleアカウント作成ページにアクセスする
Googleアカウント作成ページにアクセスして、画面右上にある「アカウントを作成」をクリックします。
氏名、生年月日、性別を入力する
自分の氏名・生年月日・性別を入力して「次へ」をクリックします。
使いたいGmailアドレスを決める
自分が使いたいGmailアドレスを決定します。Googleが自動生成したメールアドレスが2つ表示されるため、どちらか1つを選ぶか、もしくは使いたいGmailアドレスがある場合は「自分でGmailアドレスを作成」を選び、Gmailアドレスを入力します。
すでに他のユーザーが利用しているGmailアドレスと被る場合は作成できません。記号や数字、ピリオドなどを組み合わせて、オリジナルのGmailアドレスを作成しましょう。Gmailアドレスには、半角アルファベット・記号・数字が使えます。希望のGmailアドレスを選択もしくは入力できたら「次へ」をクリックします。
パスワードを決める
Gmailアドレス(Googleアカウント)のパスワードを設定して「次へ」をクリックします。パスワードには、半角アルファベット・記号・数字が使えます。パスワードの設定は、不正アクセスやアカウントの乗っ取りなどの被害を防ぐ重要なセキュリティ対策の1つです。誕生日や名前などの推測されやすいものの使用は避けて、安全性の高いパスワードを設定しましょう。パスワードを設定する際のポイントは、以下を参考にしてください。
- 推測されやすいパスワードにしない
- 同じパスワードを使い回さない
- 10文字以上のパスワードにする
- 半角アルファベット・記号・数字を混ぜる
- 大文字と小文字のアルファベットを両方使う
- 意味のない文字列にする
ロボットによる操作でないことを証明する
Googleからロボットによる操作でないことを確認されるため、以下の手順で対応しましょう。
- スマートフォンの電話番号を入力して「次へ」をクリックする
- SMSに届いた確認コードを入力する
- 「次へ」をクリックする
再設定用メールアドレスを入力する
Googleアカウントを再設定する際に使用するメールアドレスを設定します。万が一アカウントが停止した場合に役立つため、できれば設定しておきましょう。再設定用メールアドレスは、Gmailアドレスを作成した後でも設定できます。あくまで設定は任意のため、不要な場合は「スキップ」をクリックしてください。
電話番号を入力する
セキュリティ保護のために利用する電話番号を入力して「次へ」をクリックします。この電話番号はアカウントが停止した場合に活用されるため、スキップも可能ですが、できる限り設定しておくことをおすすめします。
電話番号を入力して「次へ」をクリックした後は、電話番号を他のGoogleサービスにも利用するかどうか確認されるため「はい、追加します」もしくは「スキップ」を選択しましょう。
アカウント情報を確認する
電話番号の設定が完了した後は、以下の手順で進みます。
1:表示されたアカウント情報を確認して「次へ」をクリックする「同意する」をクリックすれば、Gmailアドレス(Googleアカウント)の作成が完了です。自動でGmailが開き、ツールを利用できるようになります。
Gmailアドレス(Googleアカウント)の作成には、以下のような注意点があります。
- 一度作成したGmailアドレスは、後から変更できない
- 13歳未満はGmailアドレスを作成できない
Gmailアドレスを作成する際は、設定後の変更ができない点に注意して、慎重に行いましょう。
1つのGmailアカウントに対して複数のGmailアドレスを作成する方法
Gmailでは、1つのアカウントに紐づいたGmailアドレスを複数作成できる「エイリアス」という機能が利用できます。エイリアス機能を活用すれば、クライアントやプロジェクト別にGmailアドレスを使い分けて、メールを整理・確認しやすくできます。多くのクライアントやプロジェクトを抱える場合に、便利な機能です。
エイリアス機能で作成するGmailアドレスには、元となるアカウント名とドメイン(@gmail.com)の間に「+◯◯」を加えたものにするというルールがあります。例えば、元となるアカウントが「ichiro@gmail.com」だった場合、以下のようなGmailアドレスをエイリアス機能で作成可能です。
- ichiro+work@gmail.com
- ichiro+project@gmail.com
- ichiro+info@gmail.com
エイリアス機能でGmailアドレスを作成する方法は、以下を参考にしてください。
Gmailを開く
任意のGoogleアカウントにログインして、Gmailを開きます。
設定画面を開く
以下の手順でGmailの設定画面を開きます。
- Gmailの画面右上にある設定アイコン(歯車マーク)をクリックする
- 「すべての設定を表示」をクリックする
「アカウントとインポート」タブを開く
設定画面に表示された「アカウントとインポート」タブをクリックします。
メールアドレスを追加する
以下の手順で、メールアドレスを追加します。
1:項目の「名前」にある「他のメールアドレスを追加」をクリックする3:「エイリアスとして扱います」にチェックを入れる
4:「次のステップ」をクリックする
エイリアス機能でGmailアドレスを追加できない時の原因と対処法
Gmailのエイリアス機能を利用する際によくある問題として、Gmailアドレス(Googleアカウント)を追加できないというトラブルがあります。原因や対処法がわからず、途中で作業をあきらめてしまうケースもあるため、事前に以下の対処法を確認して、スムーズにGmailアドレス(Googleアカウント)を追加しましょう。
エイリアスの上限を超えている
特定のアカウントでGmailアドレスを新しく作成できない場合は、エイリアスの上限に達している可能性があります。Gmailのエイリアスの上限は、1ユーザーにつき30個までです。上限いっぱいにエイリアスを作成している場合は、使わないエイリアスを削除しましょう。エイリアスの削除は、以下の手順を参考にしてください。
- 任意のGoogleアカウントにログインして、Gmailを開く
- Gmailの画面右上にある設定アイコン(歯車マーク)をクリックする
- 「すべての設定を表示」をクリックする
- 設定画面に表示された「アカウントとインポート」タブをクリックする
- 項目の「名前」にある削除するエイリアスの右側に表示された「削除」をクリックする
- 「OK」をクリックする
Google Workspaceのアカウントを利用している場合は、管理者がエイリアスの作成を制限している可能性があるため、管理者に新しいエイリアスの作成許可を取りましょう。
登録したいメールアドレスが利用されている
エイリアス機能でGmailアドレスを追加できないときは、登録したいメールアドレスと同じGmailアドレスが組織内ですでに存在している可能性があります。同じメールアドレスを利用している人がいないか確認してGmailアドレスを変更してもらうか、自分が登録予定だったメールアドレスを他のものに変更しましょう。
Gmailアドレスを追加した方が良い3つの状況
Gmailアドレスを追加した方が良い状況は、以下の3つです。
- 仕事とプライベートでメールアドレスを分けたい
- メールアドレスを変更したい
- 用途に応じてメールアドレスを使い分けたい
紹介する状況を参考に、Gmailアドレスの追加を検討してみてください。
仕事とプライベートでメールアドレスを分けたい
仕事とプライベートでメールアドレスを分けたい場合は、Gmailアドレスの追加がおすすめです。Gmailアドレスを追加して仕事用とプライベート用に分ければ、メールが整理されて仕事とプライベートの情報が混ざる心配はありません。
メールの整理は必要な情報へのアクセスを迅速にして、業務効率化にもつながります。Gmailアドレスの追加は簡単にできるため、積極的に活用しましょう。
メールアドレスを変更したい
Gmailアドレスの追加は、メールアドレスを変更したいときにも役立つ方法です。既存のメールアドレスを削除して新しいものに変更する場合、過去のやり取りがすべて消えてしまうリスクがあります。メールデータのバックアップを取る方法もありますが、既存のメールアドレスはできる限り残しておく方が安心です。
メールアドレスをただ変更したいというときには、Gmailアドレスを追加して、新しい連絡先を関係者に伝えましょう。
用途に応じてメールアドレスを使い分けたい
用途別にメールアドレスを分けたい場合にも、Gmailアドレスの追加がおすすめです。Gmailであれば、1つのアカウントにつき複数のメールアドレスを作成できるため、さまざまな用途別にGmailアドレスを追加できます。例えば、以下のような用途でメールアドレスの使い分けが可能です。
- プロジェクトに関わるやり取り
- クライアントからのお問い合わせ
- 取引先とのやり取り
- 社内で利用しているツールやサービスとの連絡
用途別に細かくメールアドレスを使い分けたい場合は、上記を参考に、Gmailアドレスを追加してみるとよいでしょう。
Gmailを使いこなすならお気軽にご相談ください
Gmailは、無料かつ安全に利用できる高機能なメールサービスです。他のメールサービスのアドレスもGmailに送信して一括管理できたり、1つのアカウントで複数のメールアドレスを作成できたりと、便利な機能が多く備わっています。アカウントやGmailアドレスの作成手順もシンプルですぐに実行できるため、まだ使ったことがない方はぜひ試してみるとよいでしょう。
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Gmailは、無料でも多くの機能が使えますが、有料のGoogle Workspaceであれば、アカウントの一括管理や独自ドメインの利用、高度なセキュリティ対策などのさらに優れた機能を利用できます。企業でGmailの活用を検討している方には、セキュリティレベルを強化できるGoogle Workspaceでの利用が特におすすめです。Google Workspaceについてより詳しく知りたいという方は、電算システムまでお気軽にご相談ください。
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