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ExcelファイルはGoogleスプレッドシートに変換できる?
手順や方法、注意点を解説

 2025.02.03  株式会社電算システム

表計算ソフトの代表的な製品としては、GoogleスプレッドシートとMicrosoft社のExcelがあげられます。両者は細かい仕様や機能に違いがあるものの、それぞれ高い互換性を備えているのが特徴です。

ビジネスシーンでは、自社でGoogleスプレッドシートを扱っているにもかかわらず、取引先からExcelファイルが送信され、Excelでファイルを開かなければならないケースも少なくありません。しかし、Googleスプレッドシートがあれば、Excelファイルの編集や変換が可能です。

本記事では、ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換する手順や方法、注意点などを解説します。

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ExcelファイルはGoogleスプレッドシートに変換できる?

GoogleスプレッドシートはExcelと互換性があります。そのため、ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換することは可能です。大まかな手順は次の通りです。

  1. GoogleスプレッドシートでExcelファイルを開く
  2. Googleスプレッドシートで開いたExcelファイルをGoogleスプレッドシートのデータとして保存する

Googleスプレッドシートの編集に対応しているのは、旧式の「.XLS」ではなく、最新タイプの「.XLSX」の拡張子のみです。とはいえ、「.XLS」の場合でも、編集時に自動で「.XLSX」の拡張子へと変換してくれるため、特に心配はいりません。

ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換する方法を押さえておくと、Excelファイルを開くためのソフトウェアやアプリケーションを購入せずに済みます。Googleスプレッドシートは基本無料で利用可能です。

ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換する4つの手順

ExcelファイルはGoogleドライブにアップロードすることで、Googleスプレッドシート上での編集が可能です。また、そのままGoogleスプレッドシートへと変換できます。その手順は次の通りです。

  1. GoogleドライブにExcelファイルをアップロードする
  2. GoogleスプレッドシートでExcelファイルを直接開く
  3. GoogleスプレッドシートでExcelファイルを編集する
  4. Googleスプレッドシートの形式に変換する

手順ごとに進め方やポイントを解説します。

1. GoogleドライブにExcelファイルをアップロードする

Googleドライブにアクセスし、画面左上の[新規]をクリックします。

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そのなかから[ファイルをアップロード]を選択します。すると、ローカルストレージが表示されるので、アップロードしたいExcelファイルを選択しましょう。

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アップロードしたExcelファイルは、Googleドライブのマイドライブ内に保存されます。そのファイルをクリックしてGoogleスプレッドシートを開いてください。

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2. GoogleスプレッドシートでExcelファイルを直接開く

ExcelファイルはGoogleスプレッドシートから直接開くことも可能です。新規でGoogleスプレッドシートを立ち上げ、上部メニューの[ファイル > 開く]の順にクリックします。
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ファイル選択画面が表示されるので、[アップロード]のタブに合わせ、ローカルストレージから特定のExcelファイルを選択するか、画面上にドラッグ&ドロップします。

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この方法でアップロードしたExcelファイルも一つ目の手順と同様、Googleドライブに保存されます。いずれの方法でも対応可能なので、効率の良いほうを選びましょう。

3. GoogleスプレッドシートでExcelファイルを編集する

GoogleスプレッドシートでExcelファイルを開くと、画面上部に「.XLSX」または「.XLS」と表示されます。

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そのファイルは、Googleスプレッドシートと同じ操作で編集や共有が可能です。画面上部にある編集ツールも使用できるほか、シートの並べ替えやマクロなどの機能も有効です。

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4. Googleスプレッドシートの形式に変換する

Googleスプレッドシートで開いたExcelファイルは、そのままの拡張子でも保存できますが、Googleスプレッドシートの形式に合わせて保存することも可能です。上部メニューの[ファイル > Googleスプレッドシートとして保存]をクリックします。

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すると、Googleドライブに「.XLSX」形式のファイルとは別に、Googleスプレッドシート形式のファイルが生成されます。

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このファイルをクリックして開くと、画面上部に表示されていた「.XLSX」の表記がなくなっていることがわかります。

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これでExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換する作業はすべて完了です。

GoogleスプレッドシートをExcelファイルに変換する2つの手順

ExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換することもできますが、反対にGoogleスプレッドシートをExcelファイルに変換することも可能です。その手順は次の通りです。

  1. Googleスプレッドシートのファイルを開く
  2. Excelファイルとしてダウンロードする

手順ごとに進め方やポイントを解説します。

1. Googleスプレッドシートのファイルを開く

Googleドライブにアクセスし、任意のGoogleスプレッドシートのファイルを開きます。

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ここで開くファイルは「.XLSX」や「.XLS」ではなく、Googleスプレッドシートで作成したオリジナルのファイル、またはExcelから変換したGoogleスプレッドシートのファイルです。

2. Excelファイルとしてダウンロードする

開いたファイルの上部メニューから[ファイル > ダウンロード > Microsoft Excel(.xlsx)」の順にクリックします。

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すると、保存先のローカルストレージが表示されるので、任意の場所を指定します。これでGoogleスプレッドシートがExcelファイルへと変換されます。変換したExcelファイルは従来と同様、Excelや他社の表計算ソフトでも閲覧や編集が可能です。

ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する際の2つの注意点

ExcelからGoogleスプレッドシートへと変換する際は、いくつか注意すべきポイントがあります。変換作業を行う前にポイントを押さえることが重要です。

もとのレイアウトが崩れることがある

GoogleスプレッドシートとExcelは高い互換性を持っていますが、もとのレイアウトが確実かつ正確に反映されるとは限りません。GoogleスプレッドシートとExcelは細かい仕様や機能に違いがあるためです。例えば、グラフや図形を用いたExcelファイルをGoogleスプレッドシートで開いた際、フォーマットが崩れることも考えられます。

関数が正しく表示されない可能性がある

GoogleスプレッドシートとExcelでは、使用できる関数にも若干の違いがあります。そのため、GoogleスプレッドシートでExcelを開くと、一部の関数がエラーになる可能性があります。

レイアウトの崩れや関数エラーなどが発生すると、Googleスプレッドシート上で修正しなければなりません。修正作業には手間や時間がかかるため、その工数を視野に入れてスケジュールを組むことが重要です。

ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する際のよくある疑問

ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する際のよくある疑問を紹介します。

Googleスプレッドシートで開いたExcelファイルは共有や権限を設定できる?

GoogleスプレッドシートでExcelファイルを開いた場合、標準機能をそのまま利用できます。そのため、共有や権限の設定も可能です。

共有設定を行うには、GoogleスプレッドシートでExcelファイルを開き、画面右上の[共有]をクリックします。

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共有設定画面が現れるので、[ユーザー、グループ、カレンダーの予定を追加]の項目に追加したいGoogleアカウントやメールアドレスを入力します。

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または、[一般的なアクセス」の項目を[リンクを知っている全員]に設定するのも方法の一つです。

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これにより共有リンクを通知されたユーザーは、ファイルの閲覧や編集の権限を得られます。

Googleスプレッドシートで開いたExcelファイルはオーナーを変更できる?

Googleスプレッドシートで開いたExcelファイルでもオーナー変更が可能です。オーナーを変更すると、そのユーザーが共有や権限の設定を行えます。

手順としては、先ほどと同じように共有設定画面を開き、[ユーザー、グループ、カレンダーの予定を追加]の項目から権限を譲渡したいユーザーを招待します。

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招待したユーザーの右側にあるプルダウンをクリックし、[オーナー権限の譲渡]を選択します。

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すると、そのユーザーに通知が届き、承認された段階で権限が移行します。

Excelファイルの閲覧は簡易的な修正はGoogleスプレッドシートでも対応できる

GoogleスプレッドシートとExcelは仕様がよく似ていることから、高い互換性があります。ExcelからGoogleスプレッドシートにファイルを変換できるほか、反対にGoogleスプレッドシートからExcelファイルへと変換することも可能です。相互変換が可能な分、さまざまな場面に柔軟に対応できます。

Excelファイルの閲覧や簡易的な修正などは、Googleスプレッドシート上でも実行できます。この利点を活かせばExcelを契約せずに済むため、ソフトウェアの購入費や手間を抑えられるでしょう。

電算システムでは、環境構築やコンサルティングなど、Googleサービスの導入支援サービスを提供しています。Googleスプレッドシートはもちろん、Google Workspaceのサポートにも対応しています。専門領域に精通した数多くのエンジニアが在籍しているので、スピーディかつ質の高いサポートを行えるのが強みです。「Googleサービスを活用したいが具体的なイメージが湧かない」といったお悩みを抱える方は、ぜひ電算システムへと気軽にお問い合わせください。

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