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Google Cloud(GCP)の無料版から有料版へアップグレードする方法

 2022.09.20  株式会社電算システム

無料版のGoogle Cloud(GCP)から有料版へアップグレードする方法について紹介しています。サービスの概要と無料トライアルでできることについても一緒に解説しています。同サービスを無料利用している方、有料版への移行を検討している方はぜひ参考にしてください。

Google Cloud(GCP)とは?

Google Cloud社が提供するクラウドサービス群の総称です。現在は「Google Cloud(GCP)」という総称に変化しています。サービスを利用することで、Googleと同じITインフラを利用して自社のオンプレミス環境をクラウドに移行することが可能です。

利用できる機能として高性能な仮想マシンやアプリの開発プラットフォームの提供があります。ほかにもオブジェクトストレージやSQLデータベース、ビッグデータ解析などのサービスを利用でき、少ない初期投資でインフラを整えることが可能です。サービスの活用例として、AIによる需要予測や画像分類、効率的なデータ運用、データ解析の低コスト化といった使い方ができます。

料金は従量課金制で使った分だけ料金を支払うことになります。一度もGoogle Cloudの無料トライアルを使ったことがないなど条件を満たしている場合は、90日間無料お試しが可能です。登録すると300ドル相当のクレジットが付与されるほか、無料枠プロダクトも使えます。無料期間が過ぎるかもらったクレジットを使い切った時点で終了です。使い続けるには有料版へ移行する必要があります。

無料枠プロダクトとは、対象サービスを使用量上限まで無料で利用できるという仕組みのことです。無料トライアルとは別にある仕組みのため、90日の無料期間が終わったあとでも無料枠は活用できます。有料アカウント移行後でも無料枠の範囲で使う分には料金が発生しません。上手に利用することで Google Cloud を低コストで利用可能です。

無料トライアル版で出来ること

Google Cloud には無料枠プロダクトが用意されており、定められた範囲内での利用に限り無料で使い続けられます。続きで無料枠プロダクトの一部を少し紹介するので、利用時の参考にしてください。

Compute Engine は高性能な仮想マシンを提供するサービスです。E2-Microインスタンスを一つ利用できます。ひと月あたり30GBのストレージ、ひと月あたり5GBスナップショット、ひと月あたり1GBの外向きのデータ転送に対応しています。

App Engine は、フルマネージドタイプのアプリ開発向けサーバレスプラットフォームです。小規模からグローバル規模までアプリをスケールできます。フルマネージドで提供されるため、インフラ部分を管理する負担が減るでしょう。使用するインスタンスの種類と利用時間に応じて料金が発生します。無料枠の対象はスタンダード環境のみです。

BigQuery™ は、サーバーレスなクラウドデータウェアハウスです。ペタバイト規模のデータを高速に解析できます。ビジネスのニーズに合わせて柔軟にスケール可能です。無料枠として1月あたり1TBのクエリと10GBのストレージを利用できます。

Google Cloud Storage は、高速アクセスと安価な低速アクセスの両方に対応するオブジェクトストレージです。可用性と耐障害性に優れます。ワークロードに合わせたストレージクラスを選べるためコストを必要な分だけに抑えやすいです。無料枠対象のリージョンはus-east1など決まっています。使用量はそれぞれのリージョンを合わせたものです。

Cloud Functions は、サーバーレスの環境でイベント駆動型のコードを実行できるサービスです。サーバーをわざわざ用意しなくてもイベントがトリガーになっている関数の処理を実行できます。関数の呼び出し回数や関数処理に使用したリソース容量、利用時間で料金が決まります。

ほかにも機械学習やログ管理など様々なサービスを無料枠で利用できます。無料トライアル版で利用できる無料枠のサービスは全部で24種(2022年現在)です。

データ・ドリブン時代の歩き方
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有料アカウントにアップグレードする方法

無料トライアルの開始後はいつでも有料版に移行できます。やり方はまず左メニューから「お支払い」をクリックします。そして、表示されている概要画面の左下に表示されている「アップグレード」というボタンを押してください。ポップアップが出てくるため、続けてアップグレードを選択すると有料アカウントになります。無料トライアルで付与された300ドルが余っている場合は、有料版に移行したあとでもそのまま持ち越して利用できます。

DSKが提供するGoogle Cloud関連のサービス

電算システム(DSK)ではGoogle Cloud に関連する様々な支援サービスを提供しています。主なサービスとして、Google Cloud の運用支援、資格所有者による学習トレーニングの提供が可能です。

DSK の Google Cloud サービスとして「スターターパック」を提供しています。パックの内容である三つのサービスを紹介すると、まず一つ目がアドバイザリーサービスを提供しており、サポートが必要なお客様に向けてお問い合わせ・個別相談などに対応します。二つ目が設定代行サービスで、アカウント設定と環境構築を代行します。三つ目はセキュリティ診断サービスです。セキュリティに不安を感じる方向けに安全性の調査を行い、潜在的な脆弱性を早期発見します。

Google Cloud 運用支援サービスとして、「リセールサービス」によるGoogle Cloud の請求書払いやシステム、サービス障害に関係する損害賠償金などを補償する「ITリスク保険」の提供もあります。

Google Cloud を基盤にしたシステム開発のサポートが必要なお客様には、個別開発のサポートが可能です。 機械学習の活用や Google Workspace と連携させたシステム開発などを、保守運用を含めてワンストップで提供できます。チャットボット開発にも対応可能です。ニーズに応じた技術コンサルティングの提供もでき、検討・管理・設計と開発・運用の各フェーズに合わせた技術や知識を提供できます。

今ではビジネスに欠かせないデータ活用やデータ分析の課題がある場合でもDSKで対応可能です。データインテグレーターとしてデータ収集から加工、分析という一連のプロセスの支援、分析基盤の構築からシステム化までの一貫したサービスを提供できます。データ活用やデータサイエンスに基づいたソリューション支援によりビジネス上の課題解決をサポートします。

課題設定から悩んでいる場合でも、データエンジニアと一緒にデータ活用に向けたワークショップを行うことで課題や活用の取っ掛かりを得られます。データ分析のアドバイスがほしいときは、コンサルティングサービスの利用でデータサイエンティストの知見に基づいたヒントを得ることが可能です。AI関連のサービスも提供でき、チャットボットや機械学習を取り入れたビジネス展開を支援できます。

Google Cloudの導入や開発でお悩みの方、データの分析や活用に課題があってお困りの方はDSKへお気軽にお問い合わせください。

Google Cloud
Google Cloud 事例

まとめ

Google Cloud は90日間の無料トライアルに登録可能で、300ドルのクレジット付与があります。無料枠のサービスも一緒に使用でき、無料の範囲で運用している分には課金されません。Compute Engine や App Engine など、人気のサービスを利用できます。無料から有料アカウントへの移行は無料期間中・終了後のどちらの状態でも可能です。

DSKでは Google Cloud のシステム開発やサポート、運用支援サービスに加えてデータ分析サービスの提供を行っています。導入や運用、課題解決でお困りの方はぜひご相談ください。

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