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話題のマルチクラウドのメリットとは?
ハイブリットクラウドとの違い

 2021.11.15  株式会社電算システム

本記事では「マルチクラウド」の基本知識やメリット・デメリット、似た言葉である「ハイブリッドクラウド」との違いなどについて解説しています。クラウド環境の導入を検討されている方や、マルチクラウドについて知りたい方、環境の導入でお悩みの方などは、ぜひ参考にしてください。

話題のマルチクラウドのメリットとは?ハイブリットクラウドとの違い

マルチクラウドとは何か?

「マルチクラウド」とは、複数のクラウドサービスを組み合わせて環境を構築する運用形態です。複数のクラウドを組み合わせることで、利便性やカスタマイズ性が向上するほか、ユーザーアクセスを分散する使い方も可能となります。また、ベンダーへの依存性が低い形態ゆえ、データ消失のリスク分散にも効果的です。それぞれのクラウドサービスでほしい機能だけを選んで組み合わせることが可能で、柔軟に独自の運用形態を構築できる点が、マルチクラウドの強みといえます。

使用例をいくつか挙げると、「異なるベンダーのパブリッククラウドを利用して、本番環境とリカバリ用の環境を別個に構築する」「業務をフェーズで分けて、作業ごとに最適なクラウドサービスを使う」などがあります。便利な半面、運用コストやセキュリティ面の問題も出てきますが、ベンダー選びや運用設計を工夫することで解消が可能です。

搭載機能や提供されるサービスについては、ベンダーによって差があります。たとえば、仮想サーバー・データベース・オブジェクトストレージなどの機能がありますが、すべてのベンダーでこれらの搭載機能が統一されているわけではありません。A社で提供されている機能がB社にはない、というケースもあり得ます。ですがマルチクラウドなら、こうした機能の違いは問題になりません。複数のベンダーを組み合わせられるため、A・B両社の機能を柔軟に選ぶことが可能だからです。

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マルチクラウドのメリット

続いては、マルチクラウドを採用するメリットをご紹介します。

クラウドの選び方の幅が広く自由

クラウドサービスは、それぞれ採用されているIT技術(AIやブロックチェーンなど)や機能などが異なります。そのため、ビジネス要件と利用するサービスが本当にマッチしているか調べる必要が出てきます。

その点、マルチクラウドならサービスを一つひとつ比較していく作業がいりません。複数のクラウドサービスを組み合わせて環境構築できるため、サービスごとの機能差が問題にならないからです。コストや要件など、シンプルな条件のみで判断すれば事足りるため、いわゆるサービスのいいとこ取りが可能です。この特徴は、マルチクラウドを採用する最大のメリットともいわれており、ビジネスの進展に合わせて柔軟に対応できる形態ならではの強みです。

また、ビジネス要件に適合するクラウドサービスがなかった場合でも、マルチクラウドなら独自で必要な環境を構築していけます。それぞれのクラウドサービスから最適なものを採用し、環境に組み込むことで、パフォーマンスの最大化も図れるでしょう。

クラウド以外の機能選定も柔軟に対応できる

クラウド環境を選ぶ際は、クラウド以外の機能も重要な場合があります。たとえば、「利用したいパッケージ・ソフトウェアがあるのに、一部のクラウドしか採用していない」「SIer側が対応できるクラウド環境と、自社で利用したいクラウド環境に差がある」などです。自社としてはA社のクラウドがよくても、機能などの都合でB社にせざるを得ない、といった悩みが生じることも少なくありません。

マルチクラウドの場合、多様な選定基準に応えられるため、そうした問題にも柔軟に対応できます。ただ、扱うクラウドサービスが増えるほど管理の煩雑さも増すため、適切に管理・運用していけるような体制も同時に考えておくことが大切です。

導入コストの軽減

クラウド環境をビジネス目的で導入する場合、膨大なアクセスや増加するデータ量に対応するための設備投資が必要です。それを実現するには、資金はもちろんのこと、クラウドの運用方法を熟知する人材などのリソースが欠かせません。

マルチクラウドの場合は複数サービスを利用するため、コストがかさみがちな面があります。もしコストを抑えたいなら、オンプレミスと組み合わせる形態のハイブリッドクラウドを採用してみましょう。マルチクラウドと同様、必要なサービスを柔軟に利用しつつ、コストを抑えながらクラウド環境の構築ができます。

ベンダーロックインの回避

「ベンダーロックイン」とは、特定のベンダーが提供する独自サービスや独自技術に依存した環境構築を行ってしまい、システムに柔軟性がない状態のことです。ベンダーへの依存性が高い場合、突然のサービス終了や価格改定による値上げなどが起きたときに、困ったことになりかねません。ベンダーの動向が自社のビジネスに大きく影響してしまうため、事業の安定性に欠けるうえリスクも未知数です。

しかし、マルチクラウドの場合は、そうしたベンダーロックインの回避が可能です。それぞれのサービスから必要なものを選ぶため、ベンダーへの依存性が低く、ビジネスを安定的に継続できます。

マルチクラウドのデメリット

このようにメリットの多いマルチクラウドですが、いくつか注意点もあります。以下では、マルチクラウドの採用における諸注意と対処法を解説します。

クラウド間の移行の難しさ

よくある例として、現在運用中のパブリッククラウド環境から別のパブリッククラウドに移行してシステムを稼働させたいケースがあります。この場合、何事もなくすぐに移行できるかというと、あまりそうはなりません。というのも、パブリッククラウドごとに特性や基盤が異なるからです。

この問題に対処するには、導入の初期段階から移行するときのことも考えて、どのクラウドもサポートしているような汎用性の高い基盤にシステム構築をするとよいでしょう。

運用の統一難易度が高い

マルチクラウドは複数のサービスを利用するため、数が多いほど管理が煩雑になります。アカウント管理で例を挙げると、ID・パスワードでログインする方式の場合、利用するサービスの数だけIDなどを覚えておく必要があり、管理するのが大変です。かといって、すべて共通のID・パスワードに設定してしまうと、今度はセキュリティ面に問題が生じます。

またクラウドサービスには、それぞれ独自の管理コンソールが用意されています。当然ながら利用方法や開発手順などサービスごとに異なるため、マルチクラウドを採用する場合、これらを毎回覚える手間があります。

このように、利用するクラウドサービスが多いほど運用が複雑になり、コストや運用負荷が増加するデメリットがあるのです。解決するには、複数のクラウドを一元化できる管理ツールの導入を検討するとよいでしょう。

セキュリティのリスクが高い

複数のクラウド環境を同時に利用するため、セキュリティの脆弱性が高まります。まず、複数の場所にデータを保管する体制となるため、データ流出のリスクが上がります。また、インターネット経由でサービスを利用する以上、通信傍受などの被害の可能性は否定できません。利用サービスが増えるほど、ID・パスワードの流出や不正アクセスなどの脅威が増え、セキュリティリスクが高くなります。

マルチクラウドは、リスク分散という点では優れていますが、利便性と引き換えにどうしてもセキュリティ面が弱くなってしまうところがあります。そのため、利便性を保ちつつセキュリティ強化も図っていくには、従来とは異なるセキュリティの設計を行う必要があるでしょう。

Google Cloud 事例
Google Cloud

ハイブリッドクラウドとの違い

マルチクラウドとハイブリッドクラウドは、ベンダーを複数利用する点では共通しています。しかし後者は、あくまでオンプレミスのプライベートクラウドとパブリッククラウドを混ぜる形態をいいます。コスト抑制とデータ管理の安全性を両立し、リスク分散もできる形態です。

一方、マルチクラウドは一般的に、複数ベンダーのパブリッククラウドサービスを同時に利用することを指します。例外として、パブリック・プライベートの環境を混ぜてマルチクラウド環境を構築するケースもあります。業務に合わせて同時利用したり、障害発生時にリカバリが早くできたりするなど、リスク分散や柔軟な対応を得意とする形態です。

まとめると、オンプレミスをメインにしてパブリッククラウドと併用するハイブリッドクラウドの方が、データ管理の安全性は高いです。マルチクラウドは、リスク分散と要件に合わせた柔軟な対応が得意ですが、データ管理のリスクや運用が煩雑になりやすい面があります。

Google Cloud ™基盤構築支援サービスの紹介

Google提供のクラウドサービス「Google Cloud(旧:GCP)」では、Googleが社内で利用しているインフラや技術を使用できます。世界的大手IT企業であるGoogleと同じインフラ環境が手に入るということです。

株式会社電算システム(DSK)では、この Google Cloud の基盤構築支援サービスを提供しています。クラウド環境の導入・運用支援はもちろん、Google Cloud 上で利用できるサービスを組み合わせた、新しいソリューションの提供・構築支援も行います。たとえば、社内のあらゆるデータを Google Cloud に集約し貯蔵するデータレイク基盤構築や、Google 社提供の言語解析エンジンを使用したチャットボット構築支援、データ解析サービスなどの提供が可能です。

クラウド環境の導入に必要なものは、そう多くありません。初期投資が不要で、支払う費用は使ったリソース分だけです。リソースの増減は柔軟に変更でき、キャパシティ予測を事前に行う必要もありません。オンプレミスと異なり、クラウド環境ならサーバー保守などの作業が必要なくなり、本当に着手すべき業務に集中できるようになります。新しいITリソースも簡単に利用できるため、検証作業が簡易化し、自社に最適な技術やサービスの選択がしやすくなります。

導入・運用・構築作業に際しては、Google Cloud の認定技術者が対応します。クラウド環境の導入で悩んでいる場合は、ぜひお気軽に問い合わせください。

まとめ

マルチクラウドとは、複数のクラウドサービスを組み合わせて運用する形態のことです。利用する複数サービスの機能の中で、必要なものだけをピックアップしながら独自のクラウド環境を構築できます。ビジネスの要件に合わせて機能を足し引きするなど、柔軟な対応が可能なのが特徴です。

似た言葉にハイブリッドクラウドもありますが、こちらはオンプレミスとパブリッククラウドを組み合わせる形態をいいます。どちらの運用形態にも一長一短があるため、自社に適したほうを選ぶとよいでしょう。

株式会社電算システム(DSK)では、クラウドサービスのひとつである Google Cloud の基盤構築支援サービスを提供しています。クラウド環境の導入でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

https://www.dsk-cloud.com/solution/gcp/service

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