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法人向け4大おすすめクラウドストレージを比較|
選び方や無料・有料の違いも解説

 2023.09.19  株式会社電算システム

クラウドストレージの導入を検討している方のなかには、どのサービスが自社に合っているのか判断が難しいと感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。クラウドストレージに注目して、導入を進める企業が増えるなかで、さまざまなクラウドストレージサービスが生まれています。法人向けのクラウドストレージを検討する際は、重要ポイントを踏まえたサービス選びが大切です。

本記事では、法人向けクラウドストレージを選ぶ際の比較ポイントや、法人利用におすすめのクラウドストレージ、無料で使えるクラウドストレージ、無料版と有料版クラウドストレージの違いについて解説します。サービスを選ぶ際に役立つ内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

法人向け4大おすすめクラウドストレージを比較|選び方や無料・有料の違いも解説

法人向けクラウドストレージを選ぶ際の7つの比較ポイント

法人向けのクラウドストレージには、国内から海外まで、多くのサービスが提供されています。導入するサービスを選ぶ際は、いくつかのポイントをもとに比較検討すれば、より自社に合ったサービスを見つけられます。法人向けクラウドストレージを選ぶ際の比較ポイントは、以下の7つです。

  • ストレージ容量
  • 管理機能
  • 操作性
  • 費用
  • セキュリティ
  • データ移行
  • サポート体制

サービスを検討する際は、自社に必要な機能やサポート体制などの要件を整理してから、比較検討を実施しましょう。

ストレージ容量

法人向けクラウドストレージを比較する際は、サービスを導入して自社に必要なストレージ容量を利用できるかどうかが大切です。業務で利用するデータ容量を試算して、導入候補のサービスに十分なストレージ容量があるかどうかを確認しましょう。データ容量を試算する際は、現状必要な容量だけではなく、将来的に必要になりそうな容量も含めて算出します。

また、サービスで1度にダウンロード・アップロードができる最大容量と処理速度の確認も大切です。サービスによっては、膨大な容量があるファイルは取り扱えなかったり、ダウンロードとアップロードに時間がかかったりするものもあります。ストレージ容量と併せて、確認しておきましょう。

管理機能

法人向けクラウドストレージの管理機能は、サービスやプランによって異なります。個人情報などの機密情報を取り扱う企業にとって、サービスの管理機能は重要なポイントです。サービスを比較検討する際は、管理機能の充実度を確認しましょう。社内だけではなく、取引先やほかの関連企業なども含めた、多くのユーザーでサービスを利用する場合は、管理者による適切な利用ルールや制限の策定が必要です。

例えば、ファイルへのアクセス権限を設定する場合、重要ファイルの権限は、社内だけではなく社外の人も含めるかどうか、慎重に検討しましょう。また、モバイル端末によるアクセスを許可するかどうかも重要なポイントです。企業の保有するデータを保護するために、情報漏えいや不正アクセスを防止する対策として、管理機能の確認は欠かせません。

操作性

ユーザーにとって、サービスの操作性も重要な要素です。仮にサービスが操作しにくい場合、導入後の社内での利用率が伸びずに、十分に機能が活かされない可能性があります。サービスの導入を検討する際は、特別な知識や技術がなくても使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

また、取り扱えるファイル形式の確認も大切です。社内だけではなく、取引先とやり取りするファイル形式が保管できるかどうかも、併せて確認します。例えば、ExcelやWordといったMicrosoftが提供するアプリの利用が多い場合、OneDriveやGoogle ドライブが便利です。

費用

サービスやプランによって、必要な費用は異なります。法人向けクラウドストレージの導入に必要な費用は、初期費用と月額料金の大きく2つです。サービスによっては、初期費用がかからないものもあります。月額料金の料金体系には、利用ユーザー数によるものと、ストレージ容量によるものがあり、サービスによって異なります。

利用ユーザー数やストレージ容量に加えて、セキュリティ機能やサポートサービスなどのオプションによって費用は変動するため、費用対効果が高いサービスかどうかを判断して、慎重に検討しましょう。

セキュリティ

法人向けクラウドストレージを比較検討する際は、サービスのセキュリティ機能が充実しているかも大切です。クラウドストレージには、個人情報などの機密情報の漏えい、外部からの不正アクセス、ウィルス感染などのリスクがあります。自社のセキュリティポリシーを満たしているかどうかを確認した上で、データの暗号化や、アクセスログと操作ログの取得ができるサービスを選ぶとよいでしょう。

データ移行

法人向けクラウドストレージを導入する場合は、データ移行が必要です。企業の既存システムによって異なりますが、主にオンプレミスサーバー(※1)やNAS(※2)からのデータ移行が伴います。サービスの導入によって、データ移行が可能かどうかや、移行する際に別途ツールが必要かどうかも確認しておきましょう。既存システムとクラウドストレージを併用する場合は、データ移行の必要はありません。

※1. オンプレミスサーバー:自社に設置して運用・管理するサーバー
※2. NAS:ネットワークを介してファイルの共有ができるデバイス

サポート体制

サポート体制は、サービスを比較検討する際の大切なポイントです。サービスやプランによって異なりますが、法人向けクラウドストレージでは、メール、電話、問い合わせフォームなどから、サービスの使い方や機能に関するサポートが受けられます。自社にITに関する十分な知識を持った人材がいない場合は、サポート体制が充実しているサービスを選ぶとよいでしょう。

法人向けクラウドストレージの購入には、メーカーから直接購入する場合と、代理店で購入する場合の2つがあります。メーカー経由で購入するよりも、代理店経由で購入した方が、充実したサポートを受けられる場合があるため、代理店を含めて複数社から購入先を検討しましょう。

法人利用におすすめのクラウドストレージ4選

法人利用におすすめのクラウドストレージは、以下の4つです。

  • Box
  • OneDrive for Business
  • Dropbox Business
  • Google ドライブ

それぞれの特徴や料金、機能について確認して、代表的な法人向けクラウドストレージを把握しておきましょう。

Box

Boxは、世界のあらゆる国に拠点を持つBox社が開発したクラウドストレージサービスです。世界で95,000社以上、日本で7,300社以上の企業が導入した実績があります。「個人またはチーム」と「Business プラン」の大きく2種類にプランが分けられており、Business プランであれば、利用できるユーザー数とストレージ容量に制限がなく、追加料金も不要です。

プラン別に、管理権限の委託、データ損失防止、電子透かし埋め込みなどの機能がついているため、自社に必要な機能が備わったプランを選べます。それぞれのプランの利用料金は、以下の通りです。

公式ページ:Boxサービスサイト

プラン名 Business Business Plus Enterprise Enterprise Plus
データ容量・月額料金 無制限:1,881円 無制限:3,135円 無制限:4,620円 無制限:問い合わせ
初期費用 無料
利用可能人数 3~無制限

OneDrive for Business

OneDriveは、WordやExcelといったOffice製品を提供しているMicrosoftが開発したクラウドストレージサービスです。法人利用の場合は「OneDrive for Business」もしくは「Microsoft 365 for Business」のどちらかを選べます。「Microsoft 365 for Business」の場合は、ユーザーの利用可能人数の上限が、300人です。

OneDriveは、Microsoftが提供している製品との連携に優れているため、Office製品を業務で広く活用している企業におすすめです。また、国内でデータ保管をしているため、国内にデータセンターがあるサービスの利用に限定している企業であれば、OneDriveが向いています。それぞれのプランの利用料金は、以下の通りです。

公式ページ:OneDriveサービスサイト

プラン名 OneDrive for Business(Plan1) OneDrive for Business(Plan2) Microsoft 365 Business Basic Microsoft 365 Business Standard
データ容量・月額料金 1TB:540円

(1ユーザーあたり)
無制限:1,090円

(1ユーザーあたり)
1TB:650円

(1ユーザーあたり)
1TB:1,360円

(1ユーザーあたり)
初期費用 無料
利用可能人数 無制限 300ユーザー

Dropbox Business

Dropboxは、2007年に創業したドロップボックス社が開発したクラウドストレージサービスです。世界中にある大小さまざまな規模の企業が導入しており、業種も多岐にわたります。Dropboxは、利用者に合わせてストレージ容量の追加が可能です。サービスのサポートは、英語対応のみになっているため、利用言語として問題ないかを社内で確認する必要があります。それぞれのプランの利用料金は、以下の通りです。

公式ページ:Dropbox サービスサイト

プラン名 Standard Standard + DocSend Advanced Enterprise
データ容量・月額料金 5TB:1,500円

(1ユーザーあたり)
5TB:5,600円

(1ユーザーあたり)
無制限:2,400円

(1ユーザーあたり)
問い合わせ
初期費用 無料
利用可能人数 3人~無制限

Google ドライブ

Google ドライブは、Googleが開発した法人向けクラウドストレージサービスです。検索性やセキュリティ面に優れており、安全にデータを保護しながら、業務効率化を進められます。Google ドライブは、Google Workspaceというグループウェア(※1)に含まれるサービスの1つです。Google Workspaceに契約すれば、Google ドライブを利用できます。

Google Workspaceには、WordやExcel、PowerPointのデータを編集できるサービスが含まれており、Office製品を導入していなくても、いつでも編集が可能です。Google ドライブには、個人向けサービスも用意されており、無料で15GBのストレージ容量を利用できます。それぞれのプランの利用料金は、以下の通りです。

※1. グループウェア:企業における業務やコミュニケーションを活発にする際に役立つツール

公式ページ:Google Workspace サービスサイト

プラン名 Business Starter Business Standard Business Plus Enterprise
データ容量・月額料金 30GB:680円
(1ユーザーあたり)
2TB:1,360円
(1ユーザーあたり)
5TB:2,040円
(1ユーザーあたり)
問い合わせ
初期費用 無料
利用可能人数 300人 無制限

無料で使えるクラウドストレージ5選

無料で使えるおすすめのクラウドストレージは、以下の5つです。

  • Google ドライブ
  • Dropbox
  • OneDrive
  • Box
  • MEGA

無料で使えるクラウドストレージは、短期間の利用で最低限の機能があれば問題ない場合や、コストを抑えて導入したい場合におすすめです。紹介するサービスの特徴を把握して、導入する際の参考にしましょう。

Google ドライブ

Google ドライブは、Googleアカウントを持っていれば、即日導入が可能です。アカウントを持っていない場合でも、短時間で簡単に作成できます。無料で使えるストレージ容量は15GBあり、テキストデータのみであれば、十分に業務で活用できるでしょう。また、マルチデバイス対応により、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのさまざまなデバイスからサービスへのアクセスが可能です。

Dropbox

Dropboxでは、アカウントへログインしなくても、以下のような操作ができます。

  • 共有されたファイルを閲覧できる
  • 共有されたファイルをダウンロードできる

無料で使えるストレージ容量は、2GBです。また、削除されたデータを復元できる機能があり、無料のプランで復元可能な期間は30日間です。

OneDrive

OneDriveは、Microsoftのアカウントを持っていれば、即日利用できます。無料プランでは、5GBのストレージ容量が使用できるため、お試しで導入して、テスト運用したい場合に便利です。

Box

Boxは、個人アカウントを作成して、簡単に使用を開始できます。複数人での利用はできませんが、10GBのストレージ容量を無料で使用可能です。また、多言語に対応しており、英語はもちろん日本語でも利用できます。

MEGA

MEGAでは、無料プランで20GBのストレージ容量を使用できます。コストを抑えながら、多くのファイルを保管したい企業におすすめです。シンプルな操作画面で扱いやすい点も、サービスの魅力です。

無料版と有料版クラウドストレージの3つの違い

無料版と有料版クラウドストレージの違いは、以下の3つです。

  • 保存可能なデータ容量
  • 専任スタッフによりサポート対応
  • アカウント、ログ管理などの管理者機能

違いを確認して、利用するサービスを検討する際の参考にしてください。

保存可能なデータ容量

無料版と有料版のクラウドストレージの違いは、保存可能なデータ容量です。個人向けのプランは、利用可能なストレージ容量が限定的で、多くのデータを保管する場合には向いていません。
法人向けのプランは、企業が扱う膨大なデータを保管する前提で設計されているため、個人向けプランと比較して、大容量のストレージが利用できます。サービスのなかには、ストレージ容量が無制限のものもあり、空き容量を気にしながら利用する必要がありません。

利用料金を比較した場合に、法人向けプランの方が高く見えますが、セキュリティやサポート体制、操作性などのほかの機能が充実しているため、高い費用対効果が期待できるでしょう。サービスを選ぶ際は、コスト面だけではなく、機能性や利便性などの総合的な視点で判断すれば、より自社に合ったサービスを選びやすくなります。

専任スタッフによりサポート対応

法人向けプランの利用料金には、サービスのサポートに必要な費用が含まれています。無料の個人向けプランでは、最低限のサポートしか利用できませんが、有料の法人向けプランであれば、メールや電話などのさまざまな方法で導入前後のサポートを利用可能です。サービスによっては、専用のチャットボットやミーティングによるサポートを提供している場合もあります。

ITやクラウドストレージに関する専門知識がない企業であっても、強固なセキュリティを構築したい場合や、サービスを十分に活用して業務効率を上げたい場合には、法人向けプランの利用がおすすめです。

アカウント、ログ管理などの管理者機能

企業のデータ管理には、個人利用と比較して、より強固なセキュリティが必要です。企業のデータ管理に役立つ機能の例には、以下のようなものがあります。

  • アカウント管理機能:管理者にアカウントの管理権限を付与できる。ファイルの閲覧、編集、削除、アップロードなどの制限が可能
  • 端末認証:自宅のスマートフォンやタブレット、パソコンなどからのアクセスを制限できる機能
  • ログ管理:システムへのアクセスや操作などのオンラインログを、監査証跡として残したり、監査レポートとして出力したりできる機能

万が一、社内で情報漏れの事実が発覚した場合は、原因究明や被害の拡大防止などの緊急対応が必要です。

法人向けクラウドストレージは企業の課題解決が可能かで選ぼう

近年、企業におけるデータ管理の重要性は増しています。個人情報などの機密情報が外部に漏れれば、企業の信頼を大きく損ない、信頼回復までに長い年月を要します。場合によっては、損害賠償請求を受ける可能性もあるため、データを安全に保護できるセキュリティ対策が必要です。

法人向けクラウドストレージのなかでも、セキュリティの高さは異なります。サービスを選ぶ際は、よりセキュリティ機能が充実したものを選ぶとよいでしょう。Google ドライブ(Google Workspace)では、以下のようなセキュリティ機能を利用可能です。

  • 2段階認証
  • 共有範囲の制限
  • クライアントサイド暗号化
  • ダウンロードする際のマルウェア検知
  • セッションコントール

電算システムでは、オンプレミスファイルサーバーからGoogle ドライブへの移行に関して解説している資料を無償で提供しています。クラウドストレージへの移行を検討している方は、以下のリンクから資料をダウンロードしてみてください。

オンプレファイルサーバーからGoogleドライブへの移行はできる

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