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ドロップボックス(Dropbox)の容量不足を解決する方法9選
無料版・有料版の機能と容量も解説

 2023.11.06  株式会社電算システム

ドロップボックス(Dropbox)とは、オンライン上でファイルを管理・共有できるクラウドストレージサービスです。社内ネットワークを構築しなくても、組織全体でスムーズにデータを管理できるメリットがあります。

ただし、ドロップボックスは料金プランごとに容量が定められています。そのため、ドロップボックスを利用してみたものの、容量不足に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ドロップボックスで容量を増やす5つの方法を解説します。さらに容量が不足した際の対処法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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ドロップボックス無料版の容量と機能を解説【2GBまで使用可】

ドロップボックスには、「Dropbox Basic」という名称の無料プランが用意されています。無料プランで利用できる容量と機能は次の通りです。

  • ストレージ容量は最大2GB
  • 最大3台までのデバイスでログイン可能
  • デバイスおよび外部ストレージのデータの自動バックアップ(Dropbox Backup)
  • 複数のデバイス間でログインパスワードを同期(Dropbox Passwords)

※2023年9月30日時点

画像や動画を保存する場合、2GBの容量ではストレージが不足するケースも多いでしょう。このような場合は、無料プランを利用しつつ、スタートガイドの手続きや知人紹介などの方法を用いて容量を増設できます。

ドロップボックスの容量を無料で増やす5つの方法

ここでは、無料でドロップボックスの容量を増やす方法を解説します。

容量増加方法 増加容量
スタートガイド完了 250MB
知人紹介 1人につき500MB
招待リンクを通じたアカウント登録 500MB
フィードバック送信 125MB
容量プロモーション 1年間のみ25GB追加

※2023年9月30日時点

ドロップボックス の「スタートガイド」を完了する(250MB獲得)

ドロップボックスでは、アカウント登録後のスタートガイドを完了することで、250MBの容量を獲得できます。スタートガイドでは、Dropboxフォルダへのファイルの保存方法やフォルダの共有方法などを学べるため、手続きを行っておいて損はありません。

スタートガイドを完了させるまでの手順は次の通りです。

  1. ドロップボックスのアカウントを開設する
  2. スタートガイドのページにアクセスする
  3. 画面の案内に沿ってすべての作業を完了させる

知人にドロップボックスを紹介して登録してもらう(1人紹介500MB獲得)

周囲の知人にドロップボックスを紹介し、新規アカウント登録してもらうことで、紹介したユーザー1人あたり500MBの容量を獲得できます。紹介できる人数は最大32名まで、合計16GBの増設が可能です。

ドロップボックスを紹介するには、次のような手順で作業を行いましょう。

  1. ドロップボックスのアカウントにログイン
  2. 画面右上のアカウントボタンをクリック
  3. [設定 > 個人アカウント]のなかにある[友達に紹介する]タブをクリック
  4. 招待リンクをコピー、または招待する人のアドレス宛てにメール送信

招待リンクをクリックしてアカウント登録(500MB獲得)

上記の紹介を通してドロップボックスに登録したユーザーは、無償で500MBの容量を獲得できます。紹介者から受け取った招待リンク、または招待メールに記載されたURLをクリックし、画面の案内に従って登録を進めましょう。

ドロップボックスに対するフィードバックを送信(125MB獲得)

ドロップボックスのサービスに対してフィードバックを送信することで、125MBの容量を獲得できます。フィードバックを送信する際の手順は次の通りです。

  1. ドロップボックスのアカウントを開設する
  2. 容量獲得ページにアクセスする
  3. [Dropboxについて感想を送る]をクリックし、「Dropboxが好きな理由」を記載してコメントを送信

送信するフィードバックは、「使いやすい」といったシンプルなコメントで構いません。ほとんど手間をかけずに容量を増設できるのがメリットです。

容量プロモーション(1年間のみ25GB追加)

ドロップボックスでは、不定期で容量プロモーションを展開していることがあります。プロモーション中に新規でアカウントを開設すると、1年間の期間限定で25GBのデータが増設されます。

容量プロモーションに申請する方法は次の通りです。

  1. ドロップボックスのアカウントを開設する
  2. ログイン後、スタートメニューに表示されている[Dropbox 25GB]をクリックする
  3. 画面の案内に従い、スタートガイドの7ステップのうち5つを完了させる

プロモーション期間外の場合、[Dropbox 25GB]という項目は表示されません。

ドロップボックスの容量がいっぱいになった時の4つの対処法

ドロップボックスの容量を超えると、ファイルの同期が停止するので注意が必要です。保存済みのファイルが消えることはありませんが、最新情報が更新されず、ファイルの共有や新規アップロードができなくなります。

もし容量いっぱいまでストレージを利用した際は、次のような対処法を活用すると良いでしょう。

  • 容量ボーナスの制度を活用
  • ドロップボックスからファイルやフォルダを削除
  • 上限を超える原因となる共有フォルダの削除
  • アカウントをアップグレード

容量ボーナスの制度を活用

先ほどお伝えしたスタートガイドの手続きや、知人紹介などの方法を活用して容量を増設する方法です。まだ手続きを済ませていない場合は、まず容量ボーナスの制度を活用することをおすすめします。無料で容量を増設できるうえ、手間もほとんどかかりません。

使用できる容量が増え、ストレージに空きが生まれると、同期の一時停止が解除されます。

ドロップボックスからファイルやフォルダを削除

ドロップボックスに保存されているファイルやフォルダを削除することで、ストレージに空き容量が生まれます。一時的にファイルやフォルダを削除する、または完全に消去する二通りの方法があります。

一時的に削除する場合は、任意に削除済みのファイルやフォルダの復元が可能です。手順は次の通りです。

【クラウド上で削除する手順】

  1. ドロップボックスにログイン
  2. 削除するファイルやフォルダにカーソルを合わせ、[...]アイコンをクリック
  3. [削除]をクリック

【デスクトップアプリやモバイルアプリから削除する手順】

  1. アプリを起動
  2. 削除するファイルやフォルダを右クリック(モバイルアプリはタップ)
  3. [削除]を選択

ファイルやフォルダを完全に消去する場合は、二度と復元できないので注意してください。そのため、一時的に削除したファイルが膨大な量に達した際にのみ活用するのがおすすめです。手順は次の通りです。

  1. 上記の手順に沿ってファイルやフォルダを一時的に削除
  2. ログイン後の画面左側にある[削除したファイル]をクリック
  3. 消去したいファイルやフォルダの横のチェックボックスをクリック
  4. [完全に削除]を選択

上限を超える原因となる共有フォルダの削除

ドロップボックスで共有フォルダが設定されていると、デバイス上の共有フォルダに保存したファイルが自動でクラウド上にアップロードされます。そのため、複数のファイルを共有フォルダに保存すると、不要なファイルが混在しやすくなり、ストレージを圧迫する原因となります。

このような問題を防ぐには、定期的に共有フォルダを整理することが大切です。次の手順に沿って、不要な共有フォルダを削除すると良いでしょう。

  1. ドロップボックスにログイン
  2. 削除する共有フォルダにカーソルを合わせ、[...]アイコンをクリック
  3. [削除]をクリック

また、以下のように共有フォルダを完全に消去することも可能です。完全に消去すると復元不可能になるため、重要なファイルが含まれていないか事前に確認しましょう。

  1. ドロップボックスにログイン
  2. 消去する共有フォルダにカーソルを合わせ、[共有]アイコンをクリック
  3. [○○人がアクセスできます]のなかにある、自身の名前のプルダウンをクリック
  4. [自分のアクセス権を削除]を選択

アカウントをアップグレード

上記の方法でも容量が不足する場合、上位プランへのアップグレードを検討しましょう。

有料プランであれば、最低でも2TBの容量が確保されています。また、大規模な組織で利用するケースに合わせて、組織規模に応じて柔軟に容量を調整できるプランもあります。

ドロップボックス有料版のストレージ容量

ドロップボックスは無料プランに加え、次のような5種類の有料プランが用意されています。

プラン名 利用料金
(年払いの場合)
ストレージ容量
Dropbox Plus
(個人向け)
月額1,200円/ユーザー 2TB
Dropbox Professional
(個人向け)
月額2,000円/ユーザー 3TB
Dropbox Standard
(ビジネス向け)
月額1,500円/ユーザー 5TB
Dropbox Advanced
(ビジネス向け)
月額2,400円/ユーザー 15TB
Dropbox Enterprise
(ビジネス向け)
企業に合わせてカスタマイズ

※2023年9月30日時点

個人向けのプランは1ユーザーのみ、ビジネス向けのプランは3ユーザーから利用できます。ビジネス向けプランは、ストレージ容量をチーム全体で共有する必要があるため、注意が必要です。

ドロップボックス有料版で使える機能一覧

ドロップボックスの無料プランと有料プランでは、容量だけでなく利用できる機能にも大きな違いがあります。有料プランに搭載されている代表的な機能は次の通りです。

機能 個人向け ビジネス向け
Dropbox Plus Dropbox Professional Dropbox Standard Dropbox Advanced
Dropbox Backup
Dropbox Passwords
ファイルの復元可能期間 30日間 180日間 180日間 1年間
共有リンク管理 -
ファイルロック -
PDF編集
画面録画 120分 無制限 無制限 無制限
管理コンソール - -
データ暗号化
多要素認証
ランサムウェア検知 - - -
セキュリティ通知 - - -

※2023年9月30日時点

ビジネス向けのプランには、チーム全体でファイルを共有するための便利な機能が豊富に搭載されています。そのため、企業でドロップボックスを活用する際は、「Dropbox Standard」や「Dropbox Advanced」のプランが向いているでしょう。

【プラン別】ドロップボックスの使用容量を確認する方法

突然ドロップボックスの容量が不足しないよう、現在の使用容量を確認する方法を把握しておきましょう。料金プランごとに確認方法が異なるため、以下で詳細を解説します。

Dropbox Basic、Plus、Professionalプラン

「Dropbox Basic(無料版)・Plus・Professional」のプランに加入している場合は、こちらの空き容量確認ページにアクセスします。ワンクリックで容量を確認できるため、最も手軽な方法です。

上記に加え、次のような方法でも使用容量を確認できます。

【Dropbox Basicの確認手順】

  1. ドロップボックスにログイン
  2. 画面右上のアカウントボタンをクリック
  3. [アカウントの管理」をクリック

【Dropbox Plus・Professionalの確認手順】

  1. ドロップボックスにログイン
  2. 画面右上のアカウントボタンをクリック
  3. [設定 > プラン]の順にクリック
  4. [Dropbox(個人用)の容量]の項目を確認

Dropbox Standard、Advanced、Enterpriseプラン

「Dropbox Standard・Advanced・Enterprise」のプランに加入している場合でも、簡単に確認する方法があります。こちらの空き容量確認ページにアクセスし、利用容量を確認してください。

または、ドロップボックスにログイン後、次のような手順で確認することも可能です。

  1. ドロップボックスにログイン
  2. 画面右上のアカウントボタンをクリック
  3. [設定 > プラン]の順にクリック
  4. [Dropbox(個人用)の容量]の項目を確認

容量不足でお困りなら他のストレージサービスの検討を

クラウドストレージサービスにはドロップボックスのほかにも、GoogleドライブやOneDrive、Boxといった幅広い種類が存在します。それぞれ価格や機能、容量が大きく異なるため、ドロップボックスのストレージが不足する場合は、別のサービスを検討するのも一案です。

例えばGoogleドライブは、Googleアカウントさえあれば、クラウドストレージ以外に次のような機能を利用できます。

  • メール
  • カレンダー
  • チャット
  • 表計算・文書作成

このような外部機能を単体のアカウントで一元的に管理できるのが特徴です。また、クラウドストレージサービスとしても、豊富なファイル形式に対応していたり、オフラインアクセス機能を搭載していたりと、さまざまな強みがあります。

Googleドライブをビジネス用途で活用したい方は、こちらの資料もご覧ください。

オンプレファイルサーバーからGoogleドライブへの移行はできる

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