<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=445779107733115&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">

オンプレミスサーバーのメリット・デメリット6選!
クラウド環境と徹底比較

 2023.08.03  2023.08.15

業務システムの内製化を検討している方のなかには、オンプレミスサーバーという用語を耳にした方も多いのではないでしょうか。オンプレミスサーバーは、セキュリティ面、カスタマイズ性、通信品質に優れており、多くの企業が注目しています。

そこで本記事では、オンプレミスサーバーの概要、メリット、デメリット、クラウドサーバーと比較した際の特徴を解説します。オンプレミスサーバーについて把握できる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。

オンプレミスサーバーのメリット・デメリット6選!クラウド環境と徹底比較

オンプレミスサーバーとは?利用シーンも解説

オンプレミスサーバーの概要について、以下2点を解説します。

  • オンプレミスサーバーとは
  • オンプレミスサーバーの利用シーン

社会でどのように利用されているかどうかを確認して、具体的な利用シーンをイメージしましょう。

オンプレミスサーバーとは

オンプレミスは、ソフトウェア、サーバー、情報システムなどを自社に設置して利用する運用形態です。オンプレミスサーバーは、オンプレミスによって利用されているサーバーを指します。ソフトウェアやハードウェアが社内にあるため、インターネットを利用しなくても、自社の保有データへアクセス可能です。

現代では、オンプレミスサーバーだけではなく、クラウドサーバーを利用する企業も増えています。クラウドサーバーは、自社ではなく、インターネット上に構築されたサーバーです。コスト削減やサーバーへのアクセスのしやすさなどを理由に、クラウドサーバーを利用する企業は増えましたが、近年では、カスタマイズ性やセキュリティ面に優れているオンプレミスサーバーに移行する企業が増えました。

オンプレミスサーバーの利用シーン

オンプレミスサーバーの主な利用シーンは、以下の3つです。

  • 自社独自のシステムを利用している
  • 一定期間の利用料金の変動が少ない
  • 顧客の個人情報をはじめとした膨大な機密情報を取り扱っている

自社独自のシステムを利用している企業は、システムとの連携を考えて、オンプレミスサーバーを利用する場合が多くあります。また、社内にシステムの保守・管理ができるスペースや人材が十分にある企業も、オンプレミスサーバーを利用しています。

失敗しないGoogleWorkspace導入活用〜支援サービスを紹介〜
社内に乱立しているクラウドサービスを見直しませんか?

オンプレミスサーバーを使う3つのメリット

オンプレミスサーバーを企業が使うメリットは、以下の3つです。

  • カスタマイズ性が高い
  • 高セキュリティ
  • 通信品質が高い

メリットを把握して、自社に適しているか判断する際の参考にしましょう。

カスタマイズ性が高い

オンプレミスサーバーを使うメリットの1つは、高いカスタマイズ性です。自社でシステムの設計と構築をするため、すでに利用している他のシステムと連携できます。クラウドサーバーは、連携できるシステムが決まっており、基本的に自社独自のシステムとは連携できません。

オンプレミスサーバーを使えば、既存システムと連携できるように構築可能なため、あらゆる条件でも柔軟に対応できます。新しいシステムを後から導入する際も、サーバーを再構築すれば、連携が可能です。

高セキュリティ

オンプレミスサーバーは、セキュリティ面が優れているサーバーです。クラウドサーバーとは異なり、インターネットにアクセスしなくても、自社が保有するデータを利用できます。閉鎖網(外部からアクセスできないネットワーク)にシステムや機密情報を保管できるため、安全なセキュリティ環境でデータの利用が可能です。

近年では、サイバー攻撃の巧妙化と複雑化が進み、セキュリティリスクは年々高まっています。オンプレミスサーバーであれば、外部アクセスを遮断できるため、不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減できます。

通信品質が高い

オンプレミスサーバーを使えば、高い通信品質でデータの閲覧・編集・管理が可能です。クラウドサーバーは、インターネット上に設置されたサーバーを使うため、通信量が増えた場合に、さまざまな処理が遅延・停止する可能性があります。

オンプレミスサーバーは、社内ネットワークになっており、通信量の少なさから、混雑による処理の遅延や停止を心配する必要がありません。また、インターネットとは独立したネットワークである点から、外部で問題が起きても、影響を受けません。常に安定した通信品質で、さまざまな処理を高速で行えます。

オンプレミスサーバーを使う3つのデメリット

オンプレミスサーバーを使うデメリットは、以下の3つです。

  • コストがかかる
  • システムを拡張しづらい
  • 障害・災害に弱い

デメリットを確認して、オンプレミスサーバーを使う際の注意点として把握しておきましょう。

コストがかかる

オンプレミスサーバーを使う場合は、高いコストがかかります。オンプレミスサーバーを使う場合に必要なコストの例は、以下の通りです。

導入コスト

  • ネットワーク機器の購入
  • ソフトウェアの購入
  • ライセンスの購入
  • データセンターの建設

運用コスト

  • 人件費
  • 電気代
  • メンテナンス費用

導入と運用段階のそれぞれに、さまざまなコストがかかります。特に導入コストは、クラウドサーバーに比べて高くなるため、十分な予算の準備が必要です。オンプレミスサーバーのなかには、運用コストが抑えられるものもあります。クラウドサーバーのように月もしくは年単位での利用料金もかかりません。

システムを拡張しづらい

オンプレミスサーバーは、通信性能、ストレージ容量、CPU(※1)などの機能を拡張できますが、実行するには、まとまった時間とコストが必要です。また、万が一の不具合やトラブルに備えて、同スペックのスペアを準備・運用する場合は、より多くの時間とコストを要します。機能の拡張をする際は、十分な時間と予算を確保して、計画的な実行が大切です。

※1.CPU:外部機器からの指示を処理したり、メモリを制御したりする装置

障害・災害に弱い

オンプレミスサーバーは、機器やネットワークをはじめとした障害や、セキュリティ上の問題が発生した際に、自社で対応しなければなりません。自社の人材で解決できない場合も多いため、いつでも相談できる専門家のサポートも必要です。

また、地震や津波などの災害が発生した際には、サーバー機器が破損して、使用不可になる恐れがあります。社内データを失うリスクも考慮して、別の拠点にバックアップを準備する災害対策が大切です。

Google Workspace 事例
Google Workspace

クラウドとオンプレミスのサーバー比較5選

オンプレミスサーバーとクラウドサーバーを、以下の5つの点で比較します。

  • カスタマイズ性
  • コスト
  • 拡張性
  • セキュリティ
  • 障害・災害対策

それぞれの特徴を把握して、自社に向いているサーバーを検討する際の参考にしてください。

カスタマイズ性

オンプレミスサーバーは、ソフトウェアやハードウェアなどのシステム構成に制約がないため、自由度の高いカスタマイズが可能です。クラウドサーバーでは、決まったシステム構成によって提供されているサービスを利用します。サービスやプランによってカスタマイズは可能ですが、オンプレミスサーバーに比べて、多くの制約があります。

コスト

オンプレミスサーバーを導入する場合は、ソフトウェアやハードウェアなどのさまざまな機器を購入しなければなりません。機器の購入費用をはじめとした高額な初期費用に加えて、サーバーの保守・管理に伴う人件費や、機器の電気代もかかります。

クラウドサーバーには、ソフトウェアやハードウェアの購入が必要ありません。初期費用を抑えて、少ない予算でも導入可能です。クラウドサーバーを利用する場合は、月または年単位のサービス利用料金がかかります。

拡張性

オンプレミスサーバーは、通信性能やストレージ容量などの拡張をする場合、ハードウェアの買い替えに追加費用が必要です。まとまった費用がかかるため、気軽に拡張できない特徴があります。また、新しい技術を利用したサーバーを導入するには、ハードウェアの準備、設置、不具合の検証をしなければなりません。

クラウドサーバーは、機器の買い替えが必要なく、簡単に拡張できます。急なアクセス集中が起きても、素早く拡張して、問題解決が可能です。また、アクセス数の集中が解消された後は、適切なスペックまで性能を絞れるため、無駄なコストがかかりません。

クラウドサーバーの機能は、サービス事業者が管理します。新しい技術をサーバーに取り入れる作業も、サービス事業者がすべて行うため、利用者側の手間と時間を削減できます。一方で、利用したい新しい技術があっても、サービス事業者がサーバーに実装するまでは、利用できません。

セキュリティ

オンプレミスサーバーは、カスタマイズによって独自のセキュリティ対策を構築できます。自社に合ったセキュリティ対策を実施できますが、セキュリティレベルの高さは、社内の技術や知識に左右されます。サーバーのセキュリティに関する専門家のサポートが重要です。

クラウドサーバーは、サービスやプランによってセキュリティ対策があらかじめ決まっているため、社内に専門家がいない場合でも、簡単な設定でさまざまなセキュリティ対策を実施できます。セキュリティレベルは、サービス内容に依存するため、導入するサービスとプランを慎重に検討しなければなりません。

障害・災害対策

オンプレミスサーバーは、機器やネットワークなどで障害が起きた際に、社内の人材で状況把握からシステムの復旧まで行います。自社ですべての対応をしなければならないため、多くの手間と時間が必要です。災害が起きた際は、機器の破損によってデータが紛失する可能性もあります。

クラウドサーバーは、システム障害の状況把握や復旧作業をサービス事業者が行います。自社で対応する必要がなく、手間がかかりません。また、クラウドサーバーは、サービス事業者が安全な環境で管理しているため、災害によってデータを紛失する可能性が低くなります。

オンプレミスサーバーは自社の要件を確認してから導入しよう

オンプレミスサーバーは、自社に機器やネットワークを準備して、システム構築・運用をする情報システムです。カスタマイズ性、セキュリティ面、通信品質の3つに優れており、自社に最適なシステムを構築できます。オンプレミスサーバーを導入する際は、コスト面や拡張性、障害・災害が発生した場合の対応に、注意が必要です。

株式会社電算システムは、オンプレミスサーバーからクラウドサーバーへ移行する際のメリットと注意点についてまとめた資料を無料で提供しています。クラウドサーバーへの移行を検討している方は、まずは以下のページから資料をダウンロードしてみてください。

オンプレミスサーバーからクラウド移行のメリットと注意点

RELATED POST関連記事


RECENT POST「Google Workspace」の最新記事


Google Workspace

オンプレミスとクラウドの違いを7つの項目で徹底比較!おすすめなケース各3選も紹介

Google Workspace

【完全版】オンプレミスとクラウドそれぞれのメリット・デメリットや違いを詳しく解説

Google Workspace

 【事例あり】オンプレミスからクラウドへ移行する際のメリット・デメリットについて解説

Google Workspace

クラウドサービスを導入する6つのメリット!導入時のポイントや選び方を解説

オンプレミスサーバーのメリット・デメリット6選!クラウド環境と徹底比較