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Googleサイトとは?作り方や公開範囲の
設定・活用事例など幅広く解説

 2025.10.08  株式会社電算システム

Googleサイトは、Webサイト作成をより簡単にできる優れたツールです。Webサイトの見た目を確認しながら直感的な操作でサイト作成ができるため、専門スキルがなくても利用できます。また一般的な外部向けのWebサイトだけでなく、社内用のWebサイトも作成でき、さまざまなユーザーのニーズに対応可能です。

この記事では、Googleサイトの概要やメリット、ツールを使ったWebサイトの作り方などを解説しています。Googleサイトの活用事例や利用する際の注意点も把握できる内容になっているため、ぜひ最後までご覧ください。

Googleサイトとは?概要を解説

Googleサイトとは、Webサイト作成の効率化に役立つGoogleのツールです。Googleアカウントさえあれば無料で誰でも利用でき、プログラミングやデザインといった専門スキルがなくても、クオリティの高いWebサイトを作成できます。

また、作成作業を効率化できる機能も備わっているため、スピーディーかつコストを抑えたWebサイト構築が可能です。

Googleサイトを利用する5つのメリット

Googleサイトを利用するメリットは、以下の5つです。

  • 専門知識が不要
  • レスポンシブ対応でスマートフォンでも閲覧しやすい
  • Googleサービスと連携できる
  • 複数人で共同編集が可能
  • 完全無料で料金がかからない

メリットを確認して、Googleサイトの優れた点を把握しましょう。

専門知識が不要

Googleサイトは、ユーザーが誰でも直感的に操作できるよう設計されています。ツール内で用意されたテーマやテンプレートを選び、画像やテキストを好きな場所にドラッグ&ドロップするだけで、イメージに合ったWebサイトを作成できます。

HTMLやCSSなどのプログラミングスキルがなくても、Webサイトの実際の見え方を確認しながら作成できるため、初心者でも簡単に作業が可能です。

レスポンシブ対応でスマートフォンでも閲覧しやすい

Googleサイトは、レスポンシブ対応のWebサイトを作成できるため、パソコン・スマートフォン・タブレットなどすべてのデバイスに最適な状態でWebサイトを表示可能です。レスポンシブ対応とは、閲覧するデバイスに応じて自動で最適なデザインに切り替える機能のことです。

レスポンシブ非対応のWebサイトの場合、閲覧するデバイスにかかわらず同じデザインやサイズで表示されるため、デバイスによっては見えにくく操作しづらいという問題が発生します。レスポンシブ対応であれば、パソコンから閲覧する場合はパソコンに最適なデザイン、スマートフォンから閲覧する場合はスマートフォンに最適なデザインで表示され、快適に閲覧できます。

Googleサービスと連携できる

Googleサイトは、GoogleフォトやGoogleドライブ、Googleマップ、Googleフォームといった他のGoogleサービスと連携できます。例えば、Googleドライブを連携すれば、GoogleスライドやGoogleドキュメント、Googleスプレッドシートなどのコンテンツを簡単にWebサイトへ挿入できます。画像や動画、グラフ、資料などのあらゆる情報を活用できるため、自由度の高いWebサイトの作成が可能です。

また、有料のGoogle Workspaceを利用しているユーザーであれば、法人向けの便利な機能や高度なセキュリティ機能も利用でき、より安全で効率的にWebサイトを作成できます。

複数人で共同編集が可能

Googleサイトには、他のユーザーに編集権限を付与できる機能が備わっており、1つのWebサイトを複数人で同時に編集可能です。1人で作業するよりも大幅にWebサイト作成を効率化でき、仮に編集ミスが発生しても、自動保存された変更履歴をもとにミス発生以前の状態へ簡単に復元できます。

また、Googleサイトはマルチデバイス対応のため、外出先や移動中でもスマートフォンやタブレットで編集でき、場所を選ばず高い作業効率を維持できます。

完全無料で料金がかからない

Googleサイトは、優れた機能と利便性を備えながら、誰でも無料で利用可能です。無料サービスによく見られる広告表示もないため、快適にWebサイトを作成・運用できます。

通常、Webサイトの作成・運用にはドメイン取得料や更新料、サーバーレンタル費用などがかかりますが、Googleサイトならこれらのコストが不要です。また、既存の独自ドメインを利用したい場合でも、無料で設定可能です。

Googleサイトの作り方【4ステップ】

Googleサイトでは、以下の4つのステップで簡単にクオリティの高いWebサイトを作成できます。

  1. 新しいサイトを作成する
  2. コンテンツを作成・編集する
  3. テーマを変更する
  4. 公開する

4つのステップを確認して、実際にGoogleサイトでWebサイトを作成してみましょう。

新しいサイトを作成する

  1. 任意のGoogleアカウントにログインする
  2. パソコンで Google サイトを開く
  3. 画面上部の「空白のサイト」をクリック、もしくは「テンプレートギャラリー」をクリックして任意のテンプレートを選択する
  4. 「サイト名を入力」をクリックしてサイト名を入力する

コンテンツを作成・編集する

Webサイトのコンテンツを作成・編集する方法は、以下の通りです。

ページを追加する場合

  1. 画面右側にある「ページ」をクリックする
  2. 画面右下にある「+」マークにカーソルを合わせる
  3. 「新しいページ」をクリックする
  4. ページ名を入力する
  5. 「完了」をクリックする

テキストや画像を追加する場合

【テキストを追加する】

  1. 画面右側にある「挿入」をクリックする
  2. 「テキストボックス」をクリックする
  3. テキストボックスに任意のテキストを入力する

【画像を追加する】

  1. 画面右側にある「挿入」をクリックする
  2. 「画像」をクリックする
  3. 「アップロード」「選択」のいずれかをクリックして、追加したい画像を選択する
  4. 「アップロード」をクリックした場合は「開く」を選択し「選択」をクリックした場合は「挿入」を選択する

Googleサイトでは「.png」「.jpg」「.gif」形式の画像をWebサイトに追加できます。

セクションのレイアウトを追加する場合

  1. 画面右側にある「挿入」をクリックする
  2. 「コンテンツ ブロック」から使用したいレイアウトを選んでページにドラッグする
  3. 任意のテキスト、画像、動画、ドキュメントを追加する

テーマを変更する

Webサイトのテーマを変更する方法は、以下の通りです。

用意されているテーマを追加する場合

  1. 画面右側にある「テーマ」をクリックする
  2. 「作成: GOOGLE」から使用したいテーマを選んでクリックする

使用したいテーマをクリックした際に表示される「色」や「フォント スタイル」を変更すれば、テーマをさらにカスタマイズできます。

カスタムテーマを追加する場合

  1. 画面右側にある「テーマ」をクリックする
  2. 「カスタム」にある「+」をクリックする
  3. テーマの名前を入力する
  4. 「次へ」をクリックする(ロゴやバナー画像も追加可能)
  5. 任意のカラーパレットを選択して「次へ」をクリックする
  6. 「タイトルと見出し」「本文」のフォントを選択する
  7. 「テーマを作成」をクリックする

テーマをインポートする場合

  1. 画面右側にある「テーマ」をクリックする
  2. 「カスタム」にある「テーマをインポート」(アップロードのアイコン)をクリックする
  3. 任意のサイトを選択して「選択」をクリックする
  4. テーマを選択して「テーマをインポート」をクリックする

公開する

  1. 画面右上にあるプレビュー(パソコンとスマートフォンのアイコン)をクリックして、Webサイトの見え方を確認する
  2. 問題がなければ、画面右上にある「公開」をクリックする
  3. Webサイトのウェブアドレスを入力して「公開」をクリックする
  4. 入力したウェブアドレスにアクセスして、Webサイトが正しく公開されているかを確認する

Googleサイトでは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスごとにWebサイトの見え方を確認できます。

Googleサイトで公開範囲を設定する方法

Googleサイトでは、公開範囲を設定して限られた人にのみWebサイトを公開できる機能を利用できます。公開範囲を限定すれば、社内用のWebサイトや試作版Webサイトの作成に活用可能です。Googleサイトで公開範囲を設定する方法は、以下の通りです。

  1. 画面右上にある「他のユーザーと共有」をクリックする
  2. 一般的なアクセスで「下書き」「公開済みサイト」を「制限付き」に変更する
  3. 「ユーザー、グループ、カレンダーの予定を追加」に閲覧を許可するユーザーかグループを入力する
  4. 権限を「編集者」から「公開済みアイテムの閲覧者」に変更し「共有」をクリックする
  5. 画面右上にある「公開」をクリックする
  6. Webサイトのウェブアドレスを入力して「公開」をクリックする

Webサイトの公開を閲覧者に通知したい場合は「閲覧者に通知」にチェックを入れて「公開」をクリックします。

Googleサイトの活用事例3選

Googleサイトは、外部に公開する一般的なWebサイトだけでなく、社内だけで利用する社内ポータルや掲示板も作成できます。Googleサイトの活用事例を確認して、ツールの可能性をより具体的に把握しましょう。

社内ポータル

Googleサイトは、社内ポータルを簡単に作成可能です。社内ポータルとは、社内の人のみがアクセスできる自社専用のサイトです。社内での情報共有やプロジェクト管理などに活用でき、外部の人は利用できません。

社内ポータルでは、ITツールに慣れていない人でも使いやすいデザインやシンプルな操作性が重要です。Googleサイトであれば、その条件を満たした社内ポータルを手軽に作成でき、更新も簡単にできるため、自社への導入に向いています。

Webサイト

Googleサイトを利用すれば、KeynoteやPowerPointのような操作感で誰でも手軽にWebサイトを作成可能です。通常の外部向け公開用サイトだけでなく、公開前の試作版サイトや、Webデザイナーへのイメージ共有用サイトなど、あらゆる用途で利用できます。Googleサイトには多くのテンプレートや設定項目が用意されているため、さまざまなユーザーのニーズに対応可能です。

掲示板

Googleサイトでは、業務連絡や情報共有が可能な社内掲示板を作成できます。業務に必要な情報の検索や共有だけでなく、掲示板への知識の蓄積や、管理者以外の従業員による投稿も可能です。Googleサイトを活用すれば、スマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、外出先でもスムーズに利用できます。

また、Googleサイトは、マニュアルの作成にも活用できます。他のGoogleツールと連携すれば、ドキュメントやグラフ、表などを挿入すれば、視覚的にわかりやすいマニュアルを作成できます。

ただ、運用する際はセキュリティ面に注意が必要です。例えば、公共交通機関での閲覧時に、第三者に画面を見られて情報漏洩する危険性があります。導入前には、事前に情報セキュリティについて学べる社内向けの研修や勉強会を開き、従業員のセキュリティ意識を高める方法が効果的です。

Googleサイトを利用するときの4つの注意点

Googleサイトは、優れた機能を持ったツールですが、利用時に注意すべき点もあります。Googleサイトを利用するときの注意点は、以下の4つです。

  • 機能に制限がある
  • 独自性の高いデザインにするのは難しい
  • ページ別に閲覧制限をかけられない
  • 利用規約が存在する

注意点を確認して、Googleサイトを利用するときの参考にしましょう。

機能に制限がある

Googleサイトには、以下のような機能上の制限があります。

制限のある機能 制限の内容
サイトの構造 構築可能なサイト構造は最大5階層まで
ドメイン名 ドメイン名は必ず「https://sites.google.com/」から始まる
対応しているWebブラウザ 【閲覧】
Google Chrome
Firefox
Microsoft Edge
Safari
【編集】
Google Chrome
Firefox:最新バージョン
1サイトあたりの保存容量 100MB(個人のGoogleアカウントの場合)
※Google Workspaceの場合は無制限

以前はサイト訪問者が利用できるコメント機能がありましたが、2020年に廃止されました。サイト訪問者とサイト管理者でコミュニケーションを取るには、メールフォームの設置が有効です。

独自性の高いデザインにするのは難しい

Googleサイトは、テンプレートの数が少ないため、独自性の高いデザインのWebサイト作成には向いていません。色やフォントの変更も可能ですが、プログラミングによって構築したWebサイトと比較した場合、表現の自由度は大きく劣ります。

ページ別に閲覧制限をかけられない

Googleサイトは、サイト単位でのみ閲覧制限が可能です。ページ単位での閲覧制限はできないため、公開したいページと閲覧制限したいページは1つのWebサイトにまとめられません。閲覧制限したいコンテンツがある場合は、新たにサイトを作成する必要があります。

利用規約が存在する

Googleサイトには利用規約があり、違反した場合はアカウントが停止されたり、Webサイトに制限がかかったりします。意図せず利用規約に違反してしまう場合も考えられるため、事前に利用規約を十分確認する必要があります。

Googleサイトで社内ポータルやWebサイトを作成しよう

Googleサイトとは、Webサイト作成の効率化を実現するGoogleのツールです。プログラミングやデザインの専門スキルがなくても、簡単にWebサイトを作成できます。Googleサイトを活用すれば、専門スキルを持った人材を採用したり、外部に発注したりする必要がなく、社内の人材のみで効率良くWebサイトを作成可能です。Googleサイトには他にも、以下のような優れた点があります。

  • Googleアカウントさえあれば誰でも無料で利用できる
  • 他のGoogleツールと連携して作業を効率化できる
  • レスポンシブ対応のWebサイトを作成できる

Googleサイトをビジネス目的で利用したい場合は、Google Workspaceの導入がおすすめです。Google Workspaceは、GoogleサイトをはじめとしたGoogleツールをまとめて利用できる優れたグループウェアです。Google Workspaceの導入によって、組織でのWebサイト運用に便利な機能を利用できるだけでなく、高度なセキュリティ機能で安全に自社サイトを運用できます。ビジネス目的でGoogleサイトの利用を検討している方は、Google Workspaceの導入を検討すると良いでしょう。

電算システムは、豊富な実績をもとにGoogle Workspaceの導入サポートを行っています。Google Workspaceの導入に興味のある方は、お気軽に以下のページからお問い合わせください。