<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=445779107733115&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">

Chromebook からWindows環境を好きな時だけ利用できる

 2020.02.20  2022.11.25

ここ最近、「社外からでも社内同様の業務をさせたい」というニーズをよく聞きます。働き方の多様化は進み、2020年は東京でオリンピックが開催されることもあり、やらざるを得ない状況になってきました。また、最近では新型コロナウイルスによる肺炎感染もあり、通勤を控えたい要望も出てきているのではないでしょうか。

社外からでも社内同様の業務をする為には、リモートで接続できる環境が必要です。社内・社外・在宅・シェアオフィス等でも社内システムを使わせる仕組みを考える必要があり、そのためのソリューションとして有名なものは仮想デスクトップですね。

仮想デスクトップの技術を使うことによって、個人ごとのPC環境をサーバに移します。すると、ユーザは端末を選ばず、自分のPC環境のあるサーバにアクセスし業務を行えます。社内をフリーアドレスにしていたり、外出の多い営業職の方、在宅勤務をしている方も社内と変わらず業務を行うことができます。

私たちは、そのような新しい働き方を実現する為に「Amazon Workspaces」と「Chromebook」の組み合わせでご提案をすることが多いです。本稿では2つの製品の組み合わせで何が解決できるのかお話致します。

電算システムが考える仮想デスクトップ(VDI)とは?

先に私たちの考えるVDI(virtual desktop infrastructure)についてお話をさせて下さい。
VDIのソリューションはサーバにすべてのデータを集約することで管理コスト、セキュリティリスクのサーバをメンテナンスすることで削減しましょう。というのがこの仕組みを利用する最大のメリットです。

ただ、この仕組み、初期のコストが非常に高いです。運用をしていけば最終的に、損益分岐がプラスになる可能性がありますが、それがわかっていても机上の空論でプロジェクトを進めるにはなかなか勇気と努力が必要です。

やりたいことで金額は大きく前後しますが、IEとOfficeを個人毎の環境で利用したいと考えるとだいたい20万円 x ユーザ数分です(クライアント端末の金額を除く)。今のPC1台あたりよりも高額になる場合が多いです。

私たちとしては、全社展開を推し進めるのではなく、”どうしても”と言うときだけに限定して最小限の利用を考えて頂くことを推奨しています。

株式会社ヤッホーブルーイング 導入事例
株式会社ロッテ様 導入事例

サブスクリプション型VDIのAmazon WorkSpaces

冒頭で「Amazon Workspaces x Chromebook」をご紹介しますとお伝えしましたが、なぜこの組み合わせか疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。

ご存じの方も多くいらっしゃるかと思いますが、弊社は Google のパートナーです。ではなぜAWSかというと、Amazon Workspacesはサブスクリプション型のVDIサービスで、Web特化という特性を持つ Chromebook との相性が抜群に良いからです。

個人での利用ならAWSのサービスからWorkspacesの利用開始すれば環境が提供され、レシーバーのアプリか、Webページに接続すればすぐに利用ができます。組織向けの設定も+αで時間はかかりますが、それでもかなり簡略化できます。

金額はAmazon Workspacesの基本利用料と、利用した分だけ課金発生する従量課金になっているので”どうしても”と言うときだけに限定した利用が可能となり、安価にWindows環境が利用できます。

細かな方式の話をすると基本的にはSBC方式を利用しておりAmazon Workspaces上では端末で利用するWindows OS(クライアントOS)に似せたWindows Server OS(サーバOS)が起動します。見た目はほとんどクライアントOSと一緒なのでユーザが気づくことはありません。

なぜサーバOS?と気になった方は、「シンクライアント環境の種類と違い」のブログを是非ご覧ください。

Amazon Workspaces x Chromebook の利用シーン

Amazon Workspaces概要について、何となくご理解頂けましたでしょうか。Chromebook について気になる方は過去のブログを是非ご覧ください。

それでは、実際に Chromebook 利用者がどのように Amazon Workspaces を利用するのかお話させて頂きます。

例として、営業利用の場合をご説明します。営業が対応するのは以下の業務です。(他にもあるとは思いますが、基本的な業務に絞ってお話します)

  • お客様先訪問対応で資料を見せ、議事録をとる
  • 見積作成や資料作成し、お客様に提示する
  • お客様とメールやデータのやり取りを行う
  • SFAに案件状況を登録、共有

実は、この業務のほとんどが Chromebook & Google Workspace(旧 G Suite) で完結します。資料は Googleスライド 、議事録は Googleドキュメント、メールは Gmail 、SFAはクラウドサービスであればWindows環境は不要ですね。できないことがあるとすれば、見積作成とデータのやり取りだけです。見積作成がシステム化されていてWindowsでなければ開けない、データのやり取りはExcelでないといけないときだけ、Amazon Workspaces を開き、業務をします。おそらくその時間は1時間程度/人かと思います。

その他にも様々な業務内容があると思います、が基本的には上記のとおりです。Amazon WorkSpaces を使えば、Windowsでなければできないことをやるための1時間だけWindows環境の利用ができるようになります。

Chromebook

まとめ

Chromebook で業務を進めていくといずれはWindows やOffice製品が必要となくなるという判断もできると思っています。ただ、いきなり明日から Chromebook だけ、と言うのはあまりにも乱暴で社内教育も間に合わないことも理解しています。

Amazon Workspaces と Chromebook を組み合わせることで、どこでも仕事ができ、今までの業務と大きく変わらない環境が簡単に少数から作ることができるとしたら、試してみる、検証利用する。ということも考えることができるのでは無いかと思います。

端末に縛られない、時間に縛られない、場所に縛られない働き方を実現するために考えてみてはいかがでしょうか。

Amazon Workspacesで始めるデスクトップ仮想化

RELATED POST関連記事


RECENT POST「Chromebook」の最新記事


Chromebook

VDIは導入すべき?基礎知識やメリットや注意点を解説

Chromebook

【Chromebook】第9回 多様な働き方を実現する クライアント仮想化とは?

Chromebook

【社内事例】Amazon Workspaces&Chromebookを新入社員向けに配布

Chromebook

Amazon WorkSpacesとは? 特徴とおすすめ導入支援サービスの紹介

Chromebook からWindows環境を好きな時だけ利用できる