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世界で8,000万人が使っている Google for Education とは?

 2020.02.18  2023.03.28

現在、数多くの教育現場でICT教育に向けた様々な準備が進められています。1学年毎の端末購入や1クラスでの検証導入、インターネット環境の整備など。今回は教育関係者の皆様に大変注目されている Google の教育機関向けソリューションである Google for Education についてご紹介したいと思います。

Google for Education とは「生徒と先生が学習とコミュニュケーションを図るための基盤」です。ただ、誰もが慣れ親しんでいる基盤を使うという点が他のシステムとは大きく異なります。

メールを使った連絡網、カレンダーで校内行事の共有、ドライブでの課題や提出物のやり取りや共有に留まらず、Classroom を使えば授業やテストを電子化できます。そして、端末も Chromebook があります。学校のICT化推進のために必要な基盤を Google for Education によって手に入れることができます。

Google for Education を構成するものは大きく以下2つに分類されます。

(1)G Suite for Education:
   Classroom、メール、カレンダー、ドライブ等のコミュニケーション基盤

(2)Chromebook & Chrome Education:
   先生や生徒が授業で使用する端末とその管理

Google for Education を導入することでもたらされる以下の3つの変化についてお話します。

①教育の変化、②生徒の変化、③コスト削減

Google for Education がもたらす「教育の変化」

例えば、私たちは現代においてLINEやSNS、ビデオ電話やメールを駆使してコミュニケーションを取っています。数年前は電話やメールが中心で、よく電話する相手の電話番号は覚えていたものです。コミュニケーションに限らず、様々なモノやコトがもの凄いスピードで変化を続けています。それは教育の世界においても例外ではありません。生徒や保護者は、新しいモノを使いこなし、新しいコトを経験しています。結果、学校に期待することも変化してきています。そんな中、先生が教育現場で利用するモノや考え方を変えなかったら何が起こるのでしょうか?大きなズレが生じ、生徒や保護者とのコミュニケーションなどに支障が出てしまうのではないでしょうか。

これからの教職者は、常に先端の情報を取得し、今の時代にあった内容を柔軟に取り入れることが求められてきます。最初は抵抗が大きいことは企業においても学校においても同様です。しかし、結果的に得をすることは数々の学校が証明をしてきています。Google for Education は、教育現場で起きる変化に取り残されることなく、最新の授業を行え、業務の効率化を図ることができます。

Google for Education には、Classroom という学校に最適なサービスがあります。(Classroom についてはまた別の記事で詳しく書きますので、本稿では割愛させて頂きます。)

Classroom を利用すれば配布物などをわざわざ印刷する必要がありません。一斉に保護者や生徒に配布が出来ます。ペーパーレス化が進み、紛失も防げます。

小テストを行うときも Classroom を利用して生徒に配布ができます。また、テストの集計は Google フォーム を利用することで自動採点が可能となります。生徒がテストを提出した瞬間に採点作業まで完了です。驚きですね。

調べ学習もWebから情報を探し、Google スライドを使ってグループみんなでファイルを同時に編集し、画面に映し出すだけで発表が出来ます。

はじめてのオンライン授業 Google Meet でつながろう vol.1
Google Workspace for Education のご紹介

Google for Education がもたらす「生徒の変化」

先程、コミュニケーションについて触れましたが、Google for Education を使えば生徒とのコミュニケーションの取り方も変わります。

もちろん面と向かっての会話は大切ですし、無くしてはいけません。しかし、何十人、何百人といる生徒一人ひとりと面と向かって会話しようと思っても時間に限りはありますし、先生の働く時間もどんどん伸びてしまいます。Google for Education を使えば、必要なときに素早くフォローをしたり、コミュニケーションを取ることができるようになります。最近の生徒は、LINEやSNS でのコミュニケーションに慣れていますので、デジタルなコミュニケーションへの垣根は低いはずです。コミュニケーションの場が一つ増えることは、結果的に生徒一人ひとりと密に接することに繋がります。

Google for Education がもたらす「コスト削減」

ここまで「変化」というキーワードでお話をしてきましたが、やはり新しいシステムやサービスを導入することになるとコストの問題が出てきます。

しかし、Google for Education はコスト削減に大きく貢献することができます。一番のコスト削減は利用するすべてのサービスが無償であることです。Gmail 、カレンダー 、ドライブ 、Classroom 等、これらのサービスの費用がかかりません。更にこのサービスは Google が常に最新の状態にしてくれ、全ての利用者様が同じ環境を利用することができます。

学校はこれらのサービスにアクセスできるように設備を投資すればいいだけなので、「インターネットにつながる環境」を用意さえすればよい。というシンプルな要件で導入を進められることもコスト削減につながる重要な要素です。

Google for Education
Google for Education

最後に

「ICT教育」と口で言うのは非常に簡単ですが、実際に導入や運用をする先生は大変です。文科省からの新学習指導要領が提示され、小学校は2021年度から、中学校では2022年度からの全面実施ということで全く時間のない中、今まで経験したことのない領域に対して、強い武器と防具を持たずに「やるぞー!」と闇雲に進んで行くにはかなりの気力と体力が必要だと思います。

しかし、これらの新しいテクノロジーという武器をうまく使って活用出来るようになれば、今までの業務が大きく良い方向へ変わっていくことは間違いありません。「もっとやりたかったことがあるが時間が足りずに出来なかった」このようなことから開放される大きな変革となるはずです。ピンチではなく、チャンスと捉え、時代の変化に負けない逞しい教育を実現しましょう。

Zoom と Google Meetの機能比較表

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