Googleカレンダーは、国内外で広く利用されているスケジュール管理ツールです。世界的に有名な企業でも使用されており、ビジネスをしている多くの人に貢献しています。Googleカレンダーには、WEBブラウザ版とアプリ版の2種類の利用方法があります。WEBブラウザ版は、スマホやタブレット、パソコンでも利用可能です。Googleカレンダーをビジネスで効果的に活用するには、パソコンを含めた多くのデバイスに対応しているWEBブラウザ版の使い方から学ぶと良いでしょう。
そこで本記事では、GoogleカレンダーのWEBブラウザ版の使い方や、スマホでWEBブラウザ版カレンダーを表示する方法、WEBブラウザ版とアプリ版の違いなどを解説します。GoogleカレンダーのWEBブラウザ版を使用する際に役立つ情報を網羅しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Googleカレンダーはブラウザで利用できるスケジュール管理ツール
Googleカレンダーは、ビジネスにおける業務効率化を実現するGoogleのスケジュール管理ツールです。Googleアカウントを持っているか、Google Workspaceの有料プランに加入していれば、誰でも利用可能です。Googleカレンダーは、スケジュールの作成や編集、共有、リマインドなど、さまざまな機能を備えており、あらゆる分野のビジネスを支援します。Googleカレンダーの優れた機能の例は、以下の通りです。
- 複数のカレンダーを作成できる
- Google Meet(ビデオ会議)のURLを自動発行できる
- ミーティングに参加した時間を可視化できる
- タスクを管理できる
- 外部ツールやサービスと連携できる
Googleカレンダーには、WEBブラウザ版とアプリ版の2種類の利用方法があります。アプリ版は、iPhoneやAndroidなどのスマホ、iPadをはじめとしたタブレットで利用可能です。一方でWEBブラウザ版は、アプリ版で利用できるデバイスに加えて、パソコンでも使用できます。より多くのデバイスで利用できるため、GoogleカレンダーのWEBブラウザ版の使い方を把握できれば、ビジネスをより効率良く円滑に進められます。
GoogleカレンダーWEBブラウザ版とアプリ版の違い
GoogleカレンダーのWEBブラウザ版は、アプリ版では不可能な操作ができたり、より優れた機能が利用できたりします。具体的には、以下のような違いがあります。
WEBブラウザ版 | アプリ版 | |
利用できるデバイスの種類 | パソコン
スマホ タブレット |
スマホ
タブレット |
予約スケジュール機能 | あり | なし |
上記に加えて、WEBブラウザ版では他の人のカレンダーを確認する際に、新たに新しい人を追加して確認できますが、アプリ版ではできません。利用シーンによって使いやすさは異なりますが、機能面や対応デバイスでは、WEBブラウザ版の方が優れています。
GoogleカレンダーのWEBブラウザ版とアプリ版にはそれぞれ特徴がありますが、どちらもスケジュール管理ツールとしての基本的な機能は揃っています。アプリ版を利用しても、移動の際にスケジュールを確認したり、Google Meetでビデオ会議に参加したりする程度であれば、不便はありません。
WEBブラウザ版Googleカレンダーの使い方5選
GoogleカレンダーのWEBブラウザ版の利用方法は、以下の通りです。
- Google ChromeやFirefoxなどのWEBブラウザを開く
- Google検索画面を開く
- Google検索画面の右上にあるメニューボタンをクリックする
- Googleカレンダーをクリックする
ビジネスでGoogleカレンダーのWEBブラウザ版を活用するには、まずは基本的な使い方を把握する必要があります。スケジュールの作成や編集、削除などの基本的な使い方を身につけて、自分のビジネスに役立てましょう。GoogleカレンダーのWEBブラウザ版の使い方から、以下のような基本的なものを5つ解説します。
- 新しいスケジュールを作成する
- スケジュールを編集する
- スケジュールを削除する
- 定期的なスケジュールを作成する
- 予約スケジュールを作成する
新しいスケジュールを作成する
GoogleカレンダーのWEBブラウザ版で新しいスケジュールを作成する手順は、以下の通りです。
- Googleカレンダーを開く
- Googleカレンダーの画面左上にある作成をクリックする
(もしくはスケジュールを作成したい日付・時間の場所をクリックする) - スケジュールのタイトルをはじめとする各種設定をする
- 「保存」をクリックする
Googleカレンダーでは、スケジュール作成の際に以下のようなことができます。
- 「ゲストを追加」をクリックして、メールアドレスでスケジュールへの参加者を招待できる
- 「場所を追加」からスケジュールの開催場所を設定すれば、作成したスケジュールから簡単にGoogle Mapのナビを起動できる
- 「Google Meetのビデオ会議を追加」をクリックすれば、ビデオ会議のURLが発行され、作成したスケジュールから参加できるようになる
スケジュールを編集する
GoogleカレンダーのWEBブラウザ版でスケジュールを編集する手順は、以下の通りです。
- Googleカレンダーを開く
- 編集したいスケジュールをクリックする
- 表示された画面の右上にあるペンマークをクリックする
- スケジュールの設定を編集する
- 画面右上にある「保存」をクリックする
スケジュールの編集画面で表示される各種設定項目は、以下の通りです。
- タイトル
- 日付
- Google Meetのビデオ会議URLの発行有無
- 場所の追加
- 通知の追加
- ゲストの追加
- 説明欄の追加
スケジュールの作成者は、基本的にすべての設定を変更できます。作成者以外のスケジュール参加者が設定を変更する場合は、編集画面右側にある「ゲストの権限」の項目の内「予定を変更する」にチェックを入れましょう。
スケジュールを削除する
GoogleカレンダーのWEBブラウザ版でスケジュールを削除する手順は、以下の通りです。
- Googleカレンダーを開く
- 削除したいスケジュールをクリックする
- 表示された画面の右上にあるゴミ箱マークをクリックする
定期的なスケジュールを作成する
Googleカレンダーでは、定期的に行われるスケジュールの繰り返し設定ができます。繰り返し設定をしたスケジュールは、毎月や毎週などの指定された頻度で自動的にスケジュールが作成されます。GoogleカレンダーのWEBブラウザ版でスケジュールの繰り返し設定をする手順は、以下の通りです。
- Googleカレンダーを開く
- Googleカレンダーの画面左上にある作成をクリックする
(もしくはスケジュールを作成したい日付・時間の場所をクリックする) - スケジュールの日付の部分をクリックする
- 「繰り返さない」をクリックする
- スケジュールを繰り返す頻度を設定する
- スケジュールのほかの各項目を設定する
- 「保存」をクリックする
スケジュールを繰り返す頻度は「繰り返さない」をクリックした後に表示されるプルダウンの中から「カスタム」をクリックすれば、繰り返す間隔や曜日、終了日、回数などの条件で細かく設定できます。
予約スケジュールを作成する
Googleカレンダーには、日程調整に便利な「予約スケジュール」という機能があります。予約スケジュールでは、自分の空きスケジュールを設定して、他の人がスケジュール予約できる機能です。パートナーや家族、チーム、クライアントなどとの日程調整を効率化できます。GoogleカレンダーのWEBブラウザ版で予約スケジュールを作成する手順は、以下の通りです。
- Googleカレンダーを開く
- Googleカレンダーの画面左上にある作成をクリックする
- 「予約スケジュール」をクリックする
- 予約スケジュールのタイトルをはじめとする各種設定をする
- 「次へ」をクリックする
- 予約スケジュールの場所や説明などの項目を設定する
- 「保存」をクリックする
「作成」から「予約スケジュール」をクリックします
「予約の長さ」「通常時の空き時間」などの予約スケジュールの各種設定をします 「次へ」をクリックした後に表示される残りの設定を行います作成した予約スケジュールをクリックした後に「共有」をクリックすれば、予約スケジュールを他の人に共有できます
「リンクをコピー」をクリックして希望する相手にメールやチャットでリンクを送れば、予約ページを簡単に共有できます
予約ページでは、予約スケジュールに設定された空きスケジュールから予約が可能です。
誰かと日程調整をする時に、こちらのURLを送るだけで簡単に調整ができます。
GoogleカレンダーをWEBサイトに埋め込む2ステップ
Googleカレンダーを活用すれば、お店や企業の営業日をWEBサイトでわかりやすくお知らせできます。簡単な操作でWEBサイトにGoogleカレンダーで作成したカレンダーを表示できるため、イベントや営業日を顧客に知らせたい場合に便利です。GoogleカレンダーをWEBサイトに埋め込む手順を、以下の2ステップに分けて解説します。
- 新しいカレンダーを作成する
- WEBサイトに埋め込むコードを取得する
1.新しいカレンダーを作成する
GoogleカレンダーをWEBサイトに埋め込むには、まず最初に以下の手順で新しいカレンダーを作成します。
- Googleカレンダーを開く
- Googleカレンダーの画面左側のメニューから「他のカレンダー」の横にある「+」をクリックする
- 「新しいカレンダーを作成」をクリックする
- 「名前」と「説明」を入力して「カレンダーを作成」をクリックする
2.WEBサイトに埋め込むコードを取得する
次に、以下の手順でGoogleカレンダーから埋め込みコードを取得します。
- Googleカレンダーの画面左側「マイカレンダー」に表示された新規作成のカレンダー横にあるメニューボタンをクリックする
- 「設定と共有」をクリックする
- 「予定のアクセス権限」という項目にある「一般公開して誰でも利用できるようにする」にチェックを入れる
- 「一般公開して誰でも利用できるようにする」の右側にある「予定の表示」を「予定の表示(すべての予定の詳細)」にする
- 「カレンダーの統合」という項目にある「埋め込みコード」に表示されたHTMLコードをコピーして、任意のWEBサイトに貼り付ける
スマホでWEBブラウザ版カレンダーを表示する方法
スマホでWEBブラウザ版のGoogleカレンダーを表示させる手順は、以下の通りです。
- Safariアプリを開く
- https://workspace.google.com/products/calendar/?hl=jaにアクセスをする
- Googleアカウントにログインして、Googleカレンダーにアクセスする
スマホでWEBブラウザ版のGoogleカレンダーを表示させる場合は、SafariアプリからGoogleカレンダーにアクセスします。他の検索エンジンからアクセスした場合、アプリ版のGoogleカレンダーに誘導されて、WEBブラウザ版が開けません。
また、スマホでWEBブラウザ版のGoogleカレンダーを利用する場合、画面が小さく操作がしにくいため、アプリ版の使用をおすすめします。
GoogleWorkspaceのGoogleカレンダーであればより便利な機能の利用が可能に
GoogleカレンダーのWEBブラウザ版はアプリをインストールする必要がなく、デバイスにも左右されないため、さまざまなシーンで簡単に利用できます。日程調整に便利な予約スケジュール機能も使用でき、スケジュール管理の効率化におすすめです。
Googleカレンダーは、Google Workspaceの有料プランの利用によって、さらに利便性を向上できます。勤務時間や勤務場所、会議の参加有無の返信で居場所まで伝えられる機能があり、より円滑なスケジュール管理が可能です。また、Google Workspaceの有料プランでは、Googleカレンダーだけでなく、資料作成やビデオ会議、メール、チャットなどのビジネスに役立つ多くのアプリケーションを利用できます。スケジュール管理に限らず、業務全体の効率化に役立つため、企業の成長を大きく後押しするでしょう。
Google Workspaceに興味のある方は、以下のページから無料でダウンロードできるGoogle Workspaceの特徴についてまとめた資料をぜひご覧ください。
- カテゴリ:
- Google Workspace
- キーワード:
- googleカレンダー ブラウザ