2月24日に弊社主催で「 Google Meet で豊かなオンライン授業を」というオンラインセミナーを開催しました。授業で Google Meet を活用する方法について、さまざまな角度からご紹介しました。今回はその内容を取り上げたいと思います。なお、セミナーが好評だったこともあり、3月30日にも同様のテーマでセミナーを実施しますので、ぜひ、ご参加いただければと存じます。
ハンズオンで知る Google Meet のすべて
セミナーでは、まず、弊社E&Eソリューション部の片山聡美が「ハンズオンで知る Google Meet のすべて」と題して話題提供しました。
最初に、Google Meet でよく使う機能として、「ビジュアルエフェクト」「レイアウトの変更」「ホワイトボード(Jamboard)」「挙手」を取り上げました。
「ホワイトボード(Jamboard)」では付箋機能を使ってアイデア出しなどの場面で使えることや、「挙手」では参加者として手を挙げるだけではなく、教師は挙手された手を下げて次の人が話せるようにできることを紹介しました。
続いて、何気なく使っている「主催者用ボタン」でどのようなことができるかを実演。セミナー参加者のマイクをオフにしたり、参加者がチャットでメッセージを送ることができないようにしました。
また、主催者に掛かる負担を減らし、スムーズに運営・進行できるようにするために、会議の主催者を追加する方法を紹介。すでに実行中のGoogle Meet であればメンバーの表示から変更できることを伝えました。また、Google カレンダーで作成した予定の場合には、もし会議の主催者が急な事情で出席できなくなったとしても、事前に変更をできることも付け加えました。
■主催者を追加・変更する
後半では、有償版で使える機能として、「ノイズキャンセリング」「録画」「アンケート」「Q&A」「ブレイクアウトセッション」「出席レポート機能」を取り上げました。
「ノイズキャンセリング」ではオンにした状態とオフにした状態を実際に参加者に比較して提示することで、確実に効果を発揮する機能であることを強調して伝えました。
「アンケート」や「Q&A」も実際に投稿をデモ実演し、授業を教師と生徒の双方向で行っていくイメージの共有を図りました。
オンライン授業で役立つ Google Meet 活用ヒント集
続いてプレゼンテーションしたE&Eソリューション部の小林令奈は、「オンライン授業で役立つ Google Meet 活用ヒント集」として、5つのテーマで活用のヒントを紹介しました。
このうち「Google Meet ✕ こえもじ」では、弊社が開発した Google Meet の拡張機能で日本語字幕を追加できる「こえもじ」について、基本的な使い方や活用のメリットを共有し、実際の活用の様子を伝えました。
「こえもじ」の字幕の送信機能では、話している言葉が次々に画面上に字幕として表示されるほか、チャットにも字幕内容が送信されるので、生徒が授業内容を理解するのを手助けしてくれます。また、流れるチャット機能では、新着チャットコメントを画面上に右から左へのテキストスクロールで表示するため、教師がチャット欄を閉じていてもコメントを見逃すことなく即座に生徒のメッセージに対応することができます。
いずれの機能も聴覚障害がある学校やオンライン慣れできない生徒を抱える学級などで重宝して使っていただいており、参加者は実際にチャット欄にテキスト入力を行って、流れるチャット機能の効果を実感しました。
さて、Google Meet の活用ノウハウを共有するセミナーですが、今回ご好評をいただきましたので、下記の要領にて今月末にも開催させていただきます。ぜひ、奮ってご参加いただければと存じます。
■Google Meet で豊かなオンライン授業を・リターンズ
日時:3月30日(水)17:00-18:00
場所:オンライン
申し込み・詳細はこちら
■Google Meet の拡張機能「こえもじ」
まとめ
今回は、先日実施したオンラインイベントについてご紹介しました。
Google Meet は便利なビデオ会議ツールですが、「主催者用ボタン」を上手に使いこなすことでもっと便利に授業や会議を進行できます。ぜひ、今回ご紹介した方法を取り入れていただければと存じます。
電算システムでは、 Google for Education のソリューションを中心に学校現場におけるDXを支援しています。学校現場における豊富な導入実績を誇る弊社ならではのご提案も可能です。Google Meet はもちろん、Chromebook や Google Workspace for Education などの導入や活用についてお困りごとなどございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
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