みなさまこんにちは!
前回「ほんとにノーコードでできるの?営業がAppSheetやってみた」という記事で、
素人ながら簡単なアプリ開発にトライしてみたのですが、
想像以上に爆速で(!)アプリを構築することができました!
スピーディにアプリができるということはわかったけれども、
じゃあ使い勝手はどうなの?ということで、
今回は「AppSheet ではアプリにどんな機能を持たせることができるか?」について書きたいと思います。
AppSheet で作ったアプリにはどんな機能を搭載できるの?
前回は、データをどんどん登録して、それがスプレッドシート上にも登録される、という、いわばGoogle フォーム でも実現できそうな仕組みのアプリを作ったので、
あまりAppSheet のハイテクさが伝わらなかったかと思うのですが、
実は、もっとたくさんの仕掛けをアプリに組み込むことができるのです。
たとえば、
- 写真撮影
- スマホ通知
- 電子サイン
- レポート作成
- ロジック運用
- バーコード・QRコード・NFCタグのスキャン
- 位置の記録
- メール送信
などなど。
※ ご契約のプランによってお使いいただける機能に制限がございます。詳細はAppSheet Pricingをご覧ください。(英語です。)
これらの機能を駆使すれば、
- バーコードスキャンを用いた在庫管理アプリ
- 位置の記録を用いた社用車の追跡アプリ
なんかも作れそうですね!
拾得物管理アプリ作ってみた
AppSheet なら高度なアプリも作れそうだ、ということで、
今回はこんなアプリを作ってみたいと思います。
|
まだまだ初心者ですので、このくらいでご容赦ください・・・。
まずは、どんなアプリができたのか、動画をご覧ください!
それでは作っていきます。
まずはスプレッドシートでデータを用意します。
「分類」についてはプルダウンで選べるように設定しています。
スプレッドシート上でこのように設定しておくと、
このプルダウンがそのままアプリでも使えるようになるのです!
(のちほどご紹介します。)
それでは AppSheet にログインしてみたいと思います。
今回は、すでにあるデータ(スプレッドシート)を利用してアプリ構築するので、
「Start with your own date」を選択します。
アプリの名前を設定します。現時点では、英字でないとダメなようです。(アプリ名はあとから変更できます。)
カテゴリは「Property Management」を選択し、「Choose your date」を押下します。
該当のスプレッドシートを選択します。
すると、
AppSheet 側で新しいアプリを作成してくれます。
↓
画面右側のプレビューを見てみると、
なんと、すでにアプリが9割方できています!
ちなみに、もとのスプレッドシートでプルダウンにした「分類」の箇所ですが、
このように、アプリ上でも勝手にプルダウンが設置できています。
情報を登録してみる
アプリ自体は30分程度で形になってきました。(ちょっと慣れてきました。)
それでは、ユーザー側ではどのような見た目になっているのか、見てみましょう。
今回はスマートフォンからアプリにログインしてみます。
スマートフォンやタブレットでアプリを利用する場合は、
まず、端末側で AppSheet アプリをインストールする必要があります。
なお、AppSheet 開発画面ではインストール用のリンクを取得することができますので、
社内に配布する際などは、このリンクを周知すればOKです。
今回作成した「拾得物管理アプリ」を見てみると、このような見た目になっていました。
作成時のプレビューと相違ありませんね!
写真を撮ってアップロードする
さて、まずは新たに落とし物があった体で、その情報を登録していきたいと思います。
分類や特徴を入力
↓
「画像」のカメラマークをタップ
↓
「Take a Photo」(写真を撮る)や「Choose from Exisiting」(画像を選ぶ)といった選択肢が表示されます。
なお、ここの選択肢の英語表記も、「Localize」から変更できます。
さて、今回は「Take a Photo」(写真を撮る)を選択しました。
すると、カメラ機能が起動して、写真を撮ることができます。
撮影した写真データをアップロードして「Save」すると、無事、データが保存されました。
登録した画像データはGoogleドライブ内に保存されています。
なお、もとのスプレッドシートでは、画像は相対パスで記載されています。
メール自動送信のbotを設置する
今回はもうひとつ、
「拾得物を登録した際に、管理者に通知メールを自動的に送る」
というbotを設置したいと思います。
bot とは、一定のタスクや作業を自動的に行ってくれるプログラムのこと。
AppSheet では、
- レコードが登録されたらメールを送る
- レコードのある箇所が変更されたらレコードを削除する
- 週に一度、レポートをメールで通知する
といった作業を自動化することができます。
AppSheet の作業画面に戻ります。
「Automation」の「Bots」で、「+ New Bot」から新しいbotを作成することができます。
新たなbot を作ろうとすると、すでに「こんなbot がいいんじゃないですか?」とAppSheet 側が提案してくれます!
ここではお言葉に甘えて、「When a new 拾得物一覧 record is created,send an email」を選択します。
実はもうほとんどやることはなくて、
あとはメールの宛先を設定するだけで、メール自動送信のbot が完成するのです!
このbot を設置して、レコードを新たに登録すると、
このようなメールが指定したアドレスに届くようになりました!
このような、比較的単純なbot であれば数分で設置可能でした。
もしルーティーンとなっている業務がある場合には、bot を活用して自動化するのもアリですね。
まとめ
いかがでしたか?
その手軽さから、簡単なアプリしか作れないんじゃないかと思ってしまいがちですが、
実際にAppSheet の開発画面を見てみると、かなり奥が深そうです!
スプレッドシートやExcelで物品管理を行っていたり、
月次でレポート作成する作業があったりする場合には、
もしかするとAppSheet で簡単にアプリ化できるかもしれません。
業務効率化についてお悩みの方は、ぜひAppSheet のご活用をご検討ください。
- カテゴリ:
- Google Workspace
- キーワード:
- AppSheet