GIGAスクール構想の実現や学校教育へのICT導入を推進していきたい！とは考えているものの、「どこから手をつければいいかわからない」、「どのように導入していくのかイメージできない」、「クラウドとは？セキュリティは本当に大丈夫なの？」など、様々な壁があなたのICT導入への第一歩を阻んでいるのではないでしょうか。
2020年7月17日、29日、30日に行われました、Google for Education 主催のテクニカル・フォーラムに登壇してきましたのでその内容、G Suite for Education と Chromebook について紹介したいと思います。
現在の教育現場の状況は？
新型コロナウイルス感染症対策として、3月から多くの学校が休校になりました。先生方にとっては目まぐるしい半年間だったのではと思います。その後、緊急事態宣言が解除され、6月1日をめどに登校を再開した学校も多いかと思いまが、約3か月にわたる休校期間が子どもだちに与えた影響は計り知れないものがあります。
テレビ番組などでは、授業のオンライン化に取り組む学校が、よく取り上げられていた気もしますが、実は実施できていた学校はほんのわずかな学校で、公立学校では約5%でしか実施できていないという状況です。
文部科学省：学校の情報環境整備に関する説明会資料(令和2年5月8日)
まだまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、政府の後押しもあり、多くの学校が G Suite for Education など、オンライン学習ツールの検討を進めているかと思います。
しかし、現場の業務と並行しながらオンライン授業を実現することは簡単なことではありません。多くの先生がこれまで馴染みの無かった、クラウドやドメインなどIT関連の用語の理解も必要になります。また、そもそもどうやって学校にICT環境を作ることができるのか、何から初めたらいいのかわからない、という自治体や学校の方の声も多く聞きます。
電算システムは、Google for Education 主催のテクニカル・フォーラムに登壇し、G Suite for Education の導入にあたり必要な基礎知識の説明や準備方法について詳しく説明しましたので、ぜひ御覧ください。
入門編「ICTの基礎知識から G Suite for Education 申込み方法まで」
クラウドやドメイン等の基礎知識の説明から、G Suite for Education の解説や申し込みまでについて解説してきました。
G Suite for Education の便利さと Chromebook のすごさをご理解いただけましたでしょうか。
改めて要点だけ挙げると
G Suite for Education
- 世界中で使われている教育ツール
- 2 段階認証プロセスやセキュリティ設定を使ってデータを安全に維持
- クラウドにファイルを保存して共有、共同編集できる
Chromebook
- サクサク動く
- バッテリー保ちが良い
- 導入／管理がすごーく楽
がポイントになります。
導入準備編「管理コンソールの仕組みについて」
アカウントを配布した後、実際に G Suite for Education を使い始めるのに必要な、最低限の初期設定について解説してきました。
Google Workspace（旧 G Suite） や Chromebook を利用・導入するにあたって、管理側の組織作りや権限、ポリシーやアプリの設定など、管理コンソールの仕組みについての疑問などを少しでも解消していただけたらなと思います。
改めて要点だけ挙げると
- 管理コンソールで、端末を一括で管理できる
- ポリシー設定で、組織単位・ユーザー単位でのアプリ設定などが可能
- 管理コンソールを扱える管理者は、特権管理者によって、複数名作れる
セキュリティ編「クラウドに対する懸念点とその不安解消について」
データの取り扱いやクラウドに対する懸念点など、セキュリティに関する不安を抱えている教職員の方は多くいるのではないでしょうか。本動画にて、Chromebook がいかに安全かをご理解いただけますと幸いです。
改めて要点だけ挙げると
- Chromebook にはウイルス対策が不要
がポイントになります。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか？是非、本ブログ・動画を通じて授業のオンライン化への第一歩を踏み出していただき、GIGAスクール構想の実現や学校教育へのICT導入をご検討いただければと思います。
電算システムでは、数万アカウント・数万台規模の導入プロジェクトでも、要件定義・構築・導入・キッティングなどに対応できる体制がございますので、是非お気軽にお問い合わせください。
