GCP (Google Cloud Platform) コンソールでできること

 2019.08.26  電算システムブログ編集部

Googleが提供するクラウドコンピューティングサービスGCP (Google Cloud Platform)は、非常にスケーラブルかつセキュリティに優れ、あらゆる開発ニーズに対応したサービスを提供しています。GCPを利用することで、企業は迅速かつ確実に、開発プロジェクトやシステムに必要なリソースを確保でき、常に適正コストを維持することができるでしょう。

このGCPを操作するための管理インターフェースがGCPコンソールです。本稿では、GCPコンソールでは何ができるのかについて解説します。

GCPコンソールとは?

GCPではさまざまなクラウドコンピューティングサービスが提供されており、ベータ版で提供されているものも含めるその数なんと122サービスです。「注目のプロダクト」だけ見ても以下の通りです。

  • AI と機械学習
  • API 管理
  • Cloud Services Platform
  • コンピューティング
  • データ分析
  • データベース
  • デベロッパー ツール
  • モノのインターネット(IoT)
  • 管理ツール
  • メディア
  • 移行
  • ネットワーキング
  • セキュリティ
  • ストレージ

これらのカテゴリにある細かいサービス群をすべて一元的に管理するための管理インターフェースがGCPコンソールです。GCPには「プロジェクト」と呼ばれる概念があり、GCE(Google Computing Engine)やGAE(Google App Engine)などで利用するリソースは、GoogleカレンダーやGoogleマップなどで利用するGoogle APIはすべてプロジェクトと紐づけられ、プロジェクト単位での課金やユーザー管理を行うことができます。GCPコンソールからはこのプロジェクトを統合的に可視化、管理することができるというわけです。

一見して管理インターフェースが複雑のように思えますが、プロジェクトごとに課金状況可視化やユーザー管理が個別に行えるため、複数のクライアント向けにプロジェクトを推進するような開発者にとっては、管理負担が大幅に軽減されます。

GCPコンソールの機能

GCPを利用するためにはまずGoogleアカウントの取得が必要になります。Googleアカウントをすでに所持している場合は「GCPコンソールページ」にアクセスするだけで、瞬時にGCPの管理が行えるようになっています。GCPコンソールの画面左側にはいろいろな機能が設置されているのですが、ここではその機能について解説します。

IAMと管理

IAMは「Identity Access Management」の略であり、プロジェクトにアクセスできるユーザーの定義と、ロール設定を行うことが可能です。AWS(Amazon Web Service)を使用したことがある方は、AWS IAMとほとんど同じものだと考えてよいでしょう。ロールは標準で用意されているもののみが利用可能であり、カスタマイズはできません。大体の目的に必要十分なロールが事前に定義されています。

Google Cloud Shell

Google Cloud ShellではGoogle Cloud SDKやGoogle App Engine SDKなどがビルトインとして用意されたLinux環境を使用することができます。このGoogle Cloud Shellには画面上部の起動アイコンをクリックすることでアクセス可能であり、5GBのストレージが使用できるLinuxマシンとなっています。PythonやJavaなど、GAEでサポートされているランタイムも入っているので、Google Cloud Shellだけでコードを走らせることも可能です。

請求

GCPコンソールから直近の請求書明細を確認することができます。プロジェクトごとに細かく課金詳細が確認できるため、予算を組み直し、予定外の費用を削減することも可能です。

アクティビティストリーム

クラウドアプリケーションにて行われているすべての活動を1ヵ所で把握することができ、同僚がプロジェクトに追加した内容を確認したり、問題を突き止めたり、アクセス履歴を確認したりもできます。

Market Place

数回のクリックだけで各種インフラ、OS、データベース、ブログ、CMS、デベロッパーツール、ごくシンプルに起動できるその他のソリューションなど、各種ソリューションの検索/連動/管理を実行することができます。

診断

本番環境の問題を素早く突き止めることができ、ログビューアではすべてのインスタンスから集めたログを素早く検索したり、絞り込んだりすることができます。Strackdriver Traceは詳細なレイテンシレポートを作成するため、アプリケーションの処理速度を高速にし、使用するリソースを削減するのに役立ちます。さらにStrackdriver Debuggerを使用することで、任意のソースや行番号でスタックトレースやローカル変数を表示できます。

言語のローカライズ

日本語、英語、ポルトガル語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、韓国語、中国語(繁体字)でGCPコンソールを使用できます。

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GCPコンソールは無料で利用できる!?

GCPコンソールはそもそもGCPに付属している管理インターフェースなので、GCPコンソールを利用するにあたってコストを支払う必要はありません。ただし、GCPを利用するための費用はもちろん必要です。そこで朗報なのが、Googleでは現在、これからGCPを使ってみたいと考えているユーザーに対して、無料トライアルを提供しています。

その内容が12ヵ月間、300ドルの無料クレジットであらゆるGCPプロダクトを試用できるというものです。しかも、無料トライアルが終わってもAlways Freeプロダクトによって、トライル期間終了後も無料で使用できるサービスがあります。それが以下のサービスです。

GAE(Google App Engine)

スケーラブルなウェブアプリケーションと、モバイルバックエンドを構築するためのプラットフォーム

Google Cloud Firestore

スケーラビリティの高いNoSQLデータベース

GCE(Google Computing Engine)

スケーラブルかつ高いパフォーマンスを提供する仮想マシン

Google Cloud Storage

高性能かつ高信頼性のストレージを手頃な価格体系で、あらゆるストレージ要件に対応できる

Google Cloud Pub/Sub

リアルタイムで信頼性の高いメッセージングとデータストレイーミングを実現するmグローバルサービス

Google Cloud Function

コードによるクラウドコンピューティングサービスの作成と接続が可能な、サーバーレス環境

Google Kubernetes Engine

Googleが管理するKubernetesクラスタを使用し、ワンクリックでコンテナオーケストレーションを実現

Google Strackdriver

Google Cloud PlatformとAWSで実行されるアプリケーションをモニタリング、ロギング、診断

Google BigQuery

ペタバイト規模のフルマネージドアナリティクスデータウェアハウス

条件付きではありますが、無料トライアル終了後もこうしたサービスを継続して利用することができます。この機会にぜひ、GCP利用を検討し、そのメリットを体感しましょう。

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