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Google for Education で使える仮想現実(VR)と拡張現実(AR)機能とは?

 2020.08.17  2021.12.23

教室にいながら世界遺産をめぐり、紛争地域の現状を知り、台風や竜巻などの自然現象を教室に出現させるーー。こうした体験から学びを得る教育スタイルというのは、もはや未来の話ではありません。

今回ご紹介するのは、Google が提供する教育機関向け総合ソリューション「 Google for Education 」で使える「VR(Virtual Reality/仮想現実)」と「AR(Augmented Reality/拡張現実)」についてです。VRとAR、2つのデジタルテクノロジーがもたらす教育現場へのインパクトを知りましょう。

 Google for Education とは?

 Google for Education は Google が教育機関向けに提供している総合ソリューションです。

教育機関向けに作成された無料の Google アプリセットとしてコミュニケーションと情報の統合を実現する「 G Suite for Education 」。安価かつインタラクティブなコラボレーションを実現するデバイス「 Chromebook 」。複数ユーザーでの共同作業と全く新しい体験を提供する「 Jamboard 」など、様々なサービス・ツールを無料または企業向け価格よりもお得に導入できます。

はじめてのオンライン授業 Google Meet でつながろう vol.1
Google Workspace for Education のご紹介

 Google for Education のVRとAR

VR(仮想現実)はヘッドマウントディスプレイ(HMD)を通じて仮想空間に入り込んだような擬似体験ができ、AR(拡張現実)ではスマートフォンやタブレットの画面を通じて現実世界に様々な映像やデータを投影できる技術です。 Google for Education でも Expeditions アプリや 3rd パーティーアプリを利用することで教育現場においてのVR/ARを活用することができます。

では、教育現場においてVRとARはどのように活用されるのでしょうか?

簡単には行けない場所へ数秒でジャンプ

Google の VR アプリ「Expeditions」とHMDさえ手元にあれば、教室にいながらマチュピチュを上空から眺めることも、南極大陸を横断することも簡単にできてしまいます。これまでは写真や映像と言った平面でしてか見ることのできなかった光景が、360°自分の目線に合わせて広がることで、生徒は果たして何を感じ取ることができるでしょうか?恐らく、従来の教育スタイルでは想像もできない新たな感情が生まれるでしょう。

教室内で自然現象を起こし原理を理解する

地球で生きてく以上、自然現象との共存は絶対ですし、原理を理解することが生徒各人の成長や学びの機会を作ります。しかし、台風が直撃している時に野外授業をすることはできませんし、竜巻のど真ん中に立って授業をすることもできません。しかし Google の VR アプリ「 Expeditions 」ならできます。あるいはARを使って教室内に自然現象を起こしたり、古代の生き物を蘇らせることも可能です。

魅了的な風景を楽しみながら文学に触れる

生徒が様々な文学に触れる中で表現豊かな感性を磨くためには、その世界観に没頭することが重要です。 Google の VR アプリ「 Expeditions 」なら文学作品の登場する風景へ実際に足を運び、魅力的な風景に心踊らせながら文学に触れることが可能となります。

独自探索ツアーを作成して創造性を磨く

 Google for Education にて提供されている「ツアークリエイター」アプリを使用すると、生徒が臨場感あふれる探索ツアーを独自に作成することができます。自分で撮影した写真や動画を使用し、自身のストーリーを演出することも可能です。

これらはあくまで一例です。 Google for Education のVR及びARは、アイディア次第でどんな授業も展開できるでしょう。

< Google for Education のVR及びARの評価>

“探索ツアーを実施した後の生徒の感想は、これまでで最高の体験だったというのがほとんどです。スタッフも同感でした。実際にはできないことができたり、行けない場所を見たりできるのは実に感動的です。”

Michelle Guzman, ダートマス中学校

Google for Education
Google for Education

Google for Education のVRとARに必要なモノ

 Google for Education でのVRとARを使った革新的な授業を展開するには、必要なモノがいくつかあります。まずはディスプレイとなるスマートフォンです。必ずしも高価なデバイスが必要なわけではありません。また、 Chrome OS に対応したデバイスでも利用できます。

さらにVRを使用する場合は「 Cardboard ビューア 」も欠かせないでしょう。これはVRによる没入体験を実現するためのHMDであり、いずれも安価で提供されています。多種多様な Cardboard が提供されているので、教育現場ごとに最適なものを選んだください。
 Cardboard の入手先は「こちら

VR及びARで必ず必要になるのが「 Expeditions アプリ 」です。もちろんこちらは無料でインストールできます。 Google では世界有数の博物館や大学、研究所や出版社と提携し、1,000以上のVR・ARコンテンツを制作しています。以下にその一部をご紹介します。

ナショナルジオグラフィック

冒険家Mike Libecki氏と一緒に地球の最南端まで旅することができます。南極の氷の地形を探索したり、シャチやペンギンなどの野生生物を観察したりしてみましょう。

アメリカ自然史博物館

アメリカ自然史博物館の見学ツアーに生徒たちを連れて行くことができます。何世紀にも渡って哺乳類が進化してきた様子を見せたり、深海生物を観察したり、巨大なティラノサウルス レックスの骨格を下から見上げたりしてみましょう。

グッゲンハイム美術館

ニューヨークのグッゲンハイム美術館に生徒たちを連れて行きましょう。フランク ロイド ライトが設計した建物を正面から眺めたり、中に入って人気の展示ホールを訪れたりすることができます。

 Google for Education でVRとARを使用するにあたり必要なモノは、従来のICT教育に比べると圧倒的に少なく、低コストであることがお分かりいただけましたでしょうか。また、コンテンツも充実していることから、導入後すぐにあらゆる体験を提供できます。

COVID-19感染拡大の影響により教育機関における修学旅行等のイベントも相次いで中止になっている中、生徒にこれまでにない体験をしてもらうにはどうすれば良いのか?その答えの一つが Google for Education でのVRとAR体験です。この機会に、教育現場への導入をぜひご検討ください。

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